退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

読書

柴門ふみのコミック「あすなろ白書」を読んでみた

柴門ふみのコミック「あすなろ白書」(文庫版・全4巻)を読んでみた。1992年から1993年にかけて雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載され、1993年にテレビドラマ化されてフジテレビ系の「月9」枠で放送されている。女子大生・なるみを中心にした男女5人に…

【読書感想】木村盛世『新型コロナ、本当のところどれだけ問題なのか』(飛鳥新社、2021年)

新型コロナを扱った本を何冊が読もうと思い、この本を手に取ってみた。専門的知見に裏打ちされた論考を興味深く読んだ。政府発表やマスコミの煽りだけでは得られない情報があった。新型コロナ、本当のところどれだけ問題なのか作者:木村 盛世飛鳥新社Amazon…

【読書感想】安積明子『眞子内親王の危険な選択』(ビジネス社、2021年)

いま話題の眞子内親王の結婚問題を論じた本。筆者は、表紙に「皇統を揺るがす一大事」とあるように皇室を大切に考える立場である。眞子内親王の危険な選択作者:安積 明子ビジネス社Amazon小室圭氏が米国から帰国したニュースを聞きながら本書を読んだ。筆者…

【読書感想】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書、2020年)

スウェーデンの精神科医によるベストセラー。「スマホ脳」というタイトルはインパクトがある。コピーライターはお手柄。スマホ脳 (新潮新書)作者:アンデシュ・ハンセン新潮社Amazon現代の生活では手放せなくなったスマホ。そのスマホにより引き起こされる、…

よしながふみのコミック「大奥」を読了する

よしながふみによる、少女漫画「大奥」(全19巻)を読み終えた。隔月刊誌「MELODY」での連載期間は2004年から2021年に及ぶ。ジャンル分けするのが難しい作品である。時代劇でもあり、歴史改編SF、またジェンダー作品とも言えるかもしれない。2010年に実写映…

【読書感想】野原広子『離婚してもいいですか? 翔子の場合』(KADOKAWA、2018年)

夫が大嫌いなのに家族のために自我を抑えて笑顔で暮らす主婦を描いたコミックエッセイ。離婚してもいいですか? 翔子の場合 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)作者:野原 広子KADOKAWAAmazon画のタッチは好みで読みやすいが、内容はひたすら暗い。もっ…

コミック『美味しんぼ』で、ついに山岡と栗田が結婚するエピソードまでたどり着いた

ABEMAでアニメ『美味しんぼ』をエンドレスで配信している。私も面白く見ていたが、何周かしてさすがに飽きた。そこでこれまで断片的にしか読んでいなかった原作コミックを通読することにした。昨年秋から読み始めて、ようやく山岡士郎と栗田ゆう子が結婚する…

【読書感想】澤田晃宏『東京を捨てる-コロナ移住のリアル』(中央新書ラクレ、2021年)

コロナ禍で地方移住への関心が高まっていることを背景に、コロナ移住者や移住支援機関、地方自治体などを取材した本。地方移住に関する実用的な情報も提供していて、ガイドブックとしても読める。東京を捨てる-コロナ移住のリアル (中公新書ラクレ 726)作者:…

「ミュージック・マガジン」誌の特集「追悼・筒美京平」を読んでみた

お盆休みの間、積ん読になっていた雑誌「ミュージック・マガジン」(2020年12月号)を読んだ。昨年10月に亡くなった作/編曲家=筒美京平の追悼特集。日本一のヒットメーカーであり、音楽誌で取り上げられるのも当然だろう。ミュージック・マガジン 2020年 12…

篠原健太のコミック『彼方のアストラ』を読んでみた

篠原健太によるコミック『彼方のアストラ』(全5巻)を読んでみた。アニメ化作品を見て、原作漫画を読んでみたくなり紙の本を手に取ってみた。本作は2016年から2017年にかけてウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』で連載されていたSF冒険マンガ。最終…

【読書感想】近田春夫『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』(リトル・モア、2021年)

近田春夫さんは高校時代に私に影響を与えたひとり。この本は、その近田さんの幼少期から現在までの半生を語りおろしている自伝。読者にフランクに語りかけるスタイルは構成者の功績だろうがとても読みやすい。調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝作者:近田 春…

【読書感想】パーカー『ひとりの時間が僕を救う』(KADOKAWA、2020年)

YouTubeで人気の博している、ぼっち系大学生パーカーさんの初エッセイ本。ひとりの時間が僕を救う作者:パーカーKADOKAWAAmazon飾らない文章がなかなか読ませるが、「哲学」というほどの深い内容はない。YouTube動画で断片的に知っているパーカーさんの生い立…

【読書感想】天真みちる『こう見えて元タカラジェンヌです』(左右社、2021年)

めっちゃ売れているというので手に取ってみた。表紙のインパクトがすごい! カメラマンのセンスもすごい!こう見えて元タカラジェンヌです作者:天真みちる左右社Amazonタイトルどおり、宝塚歌劇団花組で活躍した天真みちる(てんまみちる)さんが自身の宝塚時…

西村大臣、酒類提供について「金融機関から働きかけて」と発言(恐怖政治の萌芽)

西村康稔経済再生担当相は9日の閣議後記者会見で、酒類の提供停止に応じない飲食店に対し、取引金融機関から順守を働き掛けてもらう方針を示した。この会見で「店舗の情報を関係省庁、金融機関とも共有し、金融機関からも応じてもらえるように働き掛けを行…

【読書感想】堀江貴文『死なないように稼ぐ。: 生き残るビジネスと人材 』(ポプラ新書、2021年)

コロナ禍のもとでのホリエモンの本。タイトルが熱い。死なないように稼ぐ。: 生き残るビジネスと人材 (ポプラ新書 ほ 1-5)作者:堀江 貴文ポプラ社Amazon前半は堀江氏が経営に携わっているパン屋や焼き肉屋の話題を中心に、持ち前のマーケティング手法や経営…

【読書感想】野原広子『妻が口をきいてくれません』(集英社、2020年)

WebサイトでPVを集めたコミックエッセイの書籍化。サラリーマンの夫と専業主婦の妻、そして子ども2人の四人家族。大喧嘩したわけでもないが、ある日から妻が口を聞いてくれなくなる。家事や育児はフツーになしているが、夫との会話は最小限度にとどまり、妻…

【読書感想】高松平藏『ドイツの学校には なぜ 「部活」 がないのか』(晃洋書房、2020年)

タイトルに惹かれて手に取ってみた。日本では、部活における指導者の体罰や部活内のいじめなど、さまざまな問題が生じている。加えて部活の指導を行う先生たちの労働環境も悪化し、学校が「ブラック職場」とされる事態となっている。ドイツの学校には なぜ …

石ノ森章太郎のコミック「仮面ライダー」を読む

現在、TOKYO MXで特撮ドラマ「仮面ライダー」が再放送されている。すでに「ゲルショッカー」が登場する話数まで進んでいるので、残りわずかである。このテレビ放送に触発されたこともあるが、ふと思うところがあって石ノ森章太郎のコミック「仮面ライダー」…

【読書感想】宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』(新潮新書、2019年)

センセーショナルなタイトルと帯に惹かれて読んでみた。著者は医療少年院に勤務経験がある児童精神科医。いまは大学教員という安楽椅子にどっかと座っている。ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)作者:宮口 幸治発売日: 2019/07/12メディア: 新書読者の…

【読書感想】加藤一二三『だから私は、神を信じる』(日本キリスト教団出版局、2020年)

「ひふみん」の愛称で広く親しまれる伝説の棋士・加藤一二三がキリスト教の魅力を伝える本。だから私は、神を信じる作者:加藤一二三発売日: 2020/09/25メディア: 単行本筆者の輝かしい将棋人生の支えたのは信仰だったいう。「キリスト教の信仰によって、私の…

ムック『宇宙刑事ダイナミックガイドブック』(編・杉作J太郎)を読んでみた

80年代の東映特撮テレビシリーズ「宇宙刑事ギャバン」「宇宙刑事シャリバン」「宇宙刑事シャイダー」は、メタリックボディのヒーロー像、独特な世界観で強烈な印象を残し、いまなお絶大な人気を博している。偶然、宇宙刑事のムックを見つけて手にしてみた。…

【読書感想】酒井大輔『ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか 』(日経BP、2020年)

よく言えば「ワークマン」のサクセスストーリーと言えるが、語弊をおそれずに言えば「提灯記事」を延々と読まされている気分になる本。いいことしか書いていないので物足りない。物事には光と影があるはず。ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで…

【読書感想】さーたり、中山哲夫『感染症とワクチンについて専門家の父に聞いてみた』(KADOKAWA、2020年)

外科医で漫画家、3児の母であるさーたりが、ウイルス学の専門家である父に取材して描いたコミックエッセイ感染症とワクチンについて専門家の父に聞いてみた作者:さーたり,中山 哲夫発売日: 2020/11/13メディア: 単行本ちょうど感染症やウイルス、ワクチン、…

本編を読了したのでコミック「Dr.コトー診療所 特別編 島の子供達」も読んでみた

先日、山田貴敏によるコミック「Dr.コトー診療所」(既刊25巻)を読み終わった。ちびちび時間をかけて読んでいたせいか、また何より未完だっったこともあり、ちょっとした喪失感があった。そうしたなか「特別編」を見つけたので読んでみた。「島の子供達」と…

【読書感想】マキタスポーツ、スージー鈴木『ザ・カセットテープ・ミュージックの本』( リットーミュージック、2020年)

毎週日曜日夜にBS12で放送されている音楽番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」の書籍化第2弾。いつもレコーダーに録画すると、音楽番組ではなくバラエティに勝手に分類される。芸人のマキタスポーツと、音楽評論家のスージー鈴木がが80年代歌謡曲を熱く…

コミック「Dr.コトー診療所」を読了! 完結してないけどね…

山田貴敏によるコミック「Dr.コトー診療所」(既刊25巻)を読み終わった。2000年に「週刊ヤングサンデー」で連載開始し、その後「ビッグコミックオリジナル」に移籍して連載を続けるが、2010年に掲載が途絶えている。現在、長期休載中である。2003年には吉岡…

【読書感想】東浩紀『ゲンロン戦記』(中公新書ラクレ、2020年)

東浩紀さんが2010年に立ち上げた「ゲンロン」の10年間にわたる奮戦記。「ゲンロン」の歩みを語りおろしで綴った本で、断片的にしか知らなかったことが整理できた。ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ, 709)作者:東 浩紀発売日: 2020/12/08メ…

なんと『別冊映画秘宝 東宝特撮女優大全集』が復刊されていた件

年末、NHKの東宝特撮女優特集とうマニアックな番組を見た。そこであらためて『別冊映画秘宝 東宝特撮女優大全集』というムックを読み直してみた。これがなかなか面白い。今はなき洋泉社による2011年に発売されたムックである。表紙は水野久美さん。別冊映画…

【読書感想】ヤマザキマリ『たちどまって考える』(中公新書ラクレ、2020年)

以前読んだ、『国境のない生き方: 私をつくった本と旅』という本がとても良かったので、再びヤマザキマリの本を手に取る。パンデミックのため動きを止めた世界。国境を自由に越えて世界中を駆けていた筆者も閉じこもりを余儀なくされる。そのなかで自分や社…

安野モヨコのコミック『ハッピー・マニア』を読み終りました

安野モヨコによるコミック『ハッピー・マニア』(文庫版全6巻)を読了。この作品は1995年から2001年にかけて『FEEL YOUNG』に連載されていた(らしい)。ハッピー・マニア 1 (祥伝社コミック文庫)作者:安野 モヨコ発売日: 2001/05/25メディア: 文庫ハッピー…