退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画感想】『SCOOP! 』 / 脱がない二階堂ふみにフンガイ!

目黒シネマで映画『SCOOP! 』(2016年、監督:大根仁)を鑑賞。原田眞人が監督・脚本を手掛けたテレビ映画『盗写 1/250秒』(1985年)が原作だが、設定はスマホやデジカメが普及している現代。主演は福山雅治。SCOOP! 通常版Blu-ray発売日: 2017/03/29メディア: …

100均で買った三脚をスマホスタンドにしてみた

先日nasneを導入して以来、iPhoneでテレビを見る機会が増えました。というか、ほとんどテレビの電源を入れなくなりました。いままでiPhone用のスタンドがなかったので適当に立てかけて使っていましたがどうも使い勝手が悪い。そこでスタンドを買おうかなと考…

【映画感想】『沈黙-サイレンス‐』(2016) / マーティン・スコセッシ監督 x 遠藤周作

少し前に近所のシネコンで映画『沈黙-サイレンス‐』(2016年、監督:マーティン・スコセッシ)を見てきた。遠藤周作の原作が好きなので、事前に篠田正浩版をチェックしてから満を持して鑑賞する。1966年に発表された遠藤周作の小説『沈黙』は、17世紀中頃、キ…

谷山浩子と栗コーダーカルテット の「ひろコーダー☆栗コーダー」を聞いてみた

谷山浩子と栗コーダーカルテットのコラボレーションにより、谷山浩子の楽曲をセルフカバーしたアルバム。ひろコーダー☆栗コーダーアーティスト:谷山浩子と栗コーダーカルテット,谷山浩子,栗コーダーカルテット発売日: 2016/09/14メディア: CD谷山浩子が ROLL…

【訃報】鈴木清順さん死去

映画監督の鈴木清順さんの訃報が届きました。93歳でした。www.huffingtonpost.jp鈴木清順監督と言えば、『ツィゴイネルワイゼン』(1980年)、『陽炎座』(1981年)、『夢二』(1991年)の三部作で知られていますが、私は日活時代の作品が印象に残っています。日活…

ついに豊洲市場問題で百条委員会が設置される

2月22日、迷走を続ける豊洲市場問題の真相を解明するため、都議会で百条委員会の設置が議決されました。夏に都議会議員選挙を控え、今回の百条委員会設置に表立って反対する会派はなく全会一致でした。http://jp.reuters.com/article/idJP2017022201001281jp…

【映画感想】『ロブスター』(2015) / 究極の少子化対策はこれだ!

新文芸坐で映画『ロブスター』(2015年、監督:ヨルゴス・ランティモス)を鑑賞。ギリシャ人監督だが本作は英語作品。ユニークな設定のSF映画。ロブスター スペシャル・プライス [Blu-ray]発売日: 2018/03/02メディア: Blu-ray舞台は、パートナーを持ち家庭を…

【映画感想】『マジカル・ガール』(2014) / 長山洋子のデビュー曲が耳に残るスペイン映画

新文芸坐でスペイン映画『マジカル・ガール』(2014年、監督:カルロス・ベルムト)を鑑賞。劇中で日本の架空の「魔法少女シリーズ」の主題歌として、長山洋子のデビュー曲「春はSA・RA・SA・RA」が使われていて強い印象を残す。マジカル・ガール [Blu-ray]発…

コミック「さよならソルシエ」を読んでみた

穂積によるコミック「さよならソルシエ」(全2巻)を読了。昨年末、東京都美術館の「ゴッホとゴーギャン展」でゴッホの作品をまとめて見る機会がありました。そのときに知人に薦められたコミックです。ちなみにソルシエ〈Sorcier)というのは魔術師という意味…

NHK BSプレミアムの「カウントダウンLIVE アニソン ベスト100 !」を見た

2月18日、NHK BSプレミアムで放送された「カウントダウンLIVE アニソン ベスト100 !」を見ました。視聴者からの投票結果をもとに、日本のアニメ100年の歴史を彩ってきた「アニソン」100曲をライブでカウントダウンしながら発表する生番組。司会は中川翔子、…

【映画感想】『インターミッション』(2013) / 銀座シネパトスを偲ぶ映画

DVDで映画『インターミッション』(2013年、監督:樋口尚文)を鑑賞。2013年3月に閉館した老舗映画館「銀座シネパトス」を舞台にした群像劇。秋吉久美子、染谷将太主演。インターミッション [DVD]発売日: 2013/02/23メディア: DVD映画館の閉館に合わせて撮られ…

【読書感想】『大和和紀画業50周年記念画集~彩~ 』(講談社、2016年)

大判で豪華な装丁の大和和紀の画集です。少し前に「はいからさんが通る」を読み直したので、表紙の絵に惹かれて手に取りました。お値段はやや張りますが満足度の高い画集です。大和和紀画業50周年記念画集~彩~作者:大和 和紀発売日: 2016/03/29メディア: 単…

【映画感想】『あゝ決戦航空隊』(1974) / 神風特攻隊の創始者・大西瀧治郎の生涯を描いた「実録・太平洋戦争」

DVDで映画『あゝ決戦航空隊』(1974年、監督:山下耕作 ) を鑑賞。神風特攻隊の創始者である大西瀧治郎中将を通して大戦末期を描く。予告編に「実録・太平洋戦争」というキャッチコピーがあったが、東映の実録路線のノリでつくられた戦争映画である。主演は鶴…

ニコ生でテレビ時代劇「座頭市物語」配信中!

現在、ニコ生の時代劇専門チャンネルでテレビ時代劇「座頭市物語」が、週末4話ずつ配信されています。これは勝新太郎主演により日本映画の黄金期に一世風靡した「座頭市」の初のテレビ作品です。以下のようにテレビシリーズは全100話作られました。 タイトル…

【読書感想】 テリー下沢『昭和アニメソングベスト100』(北辰堂出版、2016年)

昭和アニメへの愛が感じられる一冊。昭和38年の「鉄腕アトム」から昭和63年の「それいけ!アンパンマン」まで100曲が紹介されている。 昭和アニメソングベスト100作者:テリー下沢発売日: 2016/03/29メディア: 新書最初、 何らかのデータに基いて選曲されたの…

【読書感想】小山龍介『片づけHACKS!』(東洋経済新報社、2016年)

これまで何冊も読んだ「HACKS」シリーズの新刊。手に取るとあいかわらず89個のHACKSが載っていて懐かしく感じたので読んでみた。筆者が能に傾倒していたのを知ってびっくりしたが……。これは別の話。片づけHACKS!―がんばらないで成果が上がる「場を整え…

EvernoteのWebインタフェースがダウンして困った件

先日、EvernoteのWebインタフェースの遭遇して困りました。私が気がついたのは、日本時間の2月9日の夜でした。いつものようにWebインタフェースでメモを入力したが、いっこうに同期しない。何かおかしいと思い保存していたノートを参照しようとしたがロード…

nasne(ナスネ)を1か月使ってみて

使っていたBDレコーダーが壊れたので、先月nasneを導入しました。 その後、約1か月ほど使ってみたので簡単にレビューします。 環境 よかった点 iOSアプリのUX/UIが優れている 可変速で再生できる ニコニコ実況との連携 もうひとつだった点 シングルチューナ…

【映画感想】『ラストエンペラー』(1987) / 清朝最後の皇帝・溥儀の生涯描いた超大作

新文芸坐の《クラシック映画特集》で映画『ラストエンペラー』(1987年、監督:ベルナルド・ベルトルッチ)をひさしぶりに鑑賞。清朝最後の皇帝・溥儀の波乱に満ちた生涯を壮大なスケールで描く歴史超大作。ジョン・ローン主演。ラストエンペラー コレクター…

【読書感想】小山竜央『スマホの5分で人生は変わる』(KADOKAWA、2016年)

スマホのために「無気力な人間」が増えていると警鐘を鳴らし、スマホに使われるのではなくスマホを使いこなすために役立つ考え方を紹介する。ただのアプリの紹介にとどまらず、いわゆる成功法則を示しているのがミソ。スマホの5分で人生は変わる作者: 小山竜…

テレビドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」

DVDでテレビドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」(2015年)を鑑賞。有川浩のベストセラー小説の映像化作品。実は映画版かと思って借りてきたがこれが大まちがい。「あーあ、やっちまった」と思いながら見始めたが、これがなかなかの拾い物。図書館戦争 BOOK…

Spotifyで「ナイトクラブの奥村チヨ」を聞いて感激した件

去年、日本でSpotifyのサービスが開始されたときに一度試したことがあります。そのときは日本のアーティストのコンテンツが少なくて、まだまだこれからかなと思った覚えがあります。今回、あれから少しは増えたかなと思い再度チェックしました。まだまだ十分…

マリー・アントワネット展 @森アーツセンターギャラリー

六本木ヒルズで開催中のマリー・アントワネット展に行ってきました。フランス王妃・マリー・アントワネット(1755-1793)の激動の生涯を辿る展示会です。年末に出かけようと前にチケットを入手したがようやく見ることができました。会期は昨年10月からなので、…

「ラジオクラウド」を試してみた

ラジオ番組をオンデマンドで配信する「ラジオクラウド」というサービスが始まった。利用は無料。広告収入による収益を考えているとのこと。www.lifehacker.jpすでにラジオ番組を配信しているサービス「radiko」とのちがいは、サイマルで配信ではなくオンデマ…

【映画感想】『ハドソン川の奇跡』(2016) / 旅客機の不時着水事故をクリント・イーストウッドが映画化

新文芸坐で映画『ハドソン川の奇跡』(2016年)を鑑賞。2009年に実際に起こったUSエアウェイズ1549便不時着水事故の奇跡的な生還劇を、巨匠・クリント・イーストウッド監督が映画化。ハドソン川の奇跡 ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付)…

BS11で『機動戦士Ζガンダム』始まりました

先週日曜日よりBS11でアニメ『機動戦士Ζガンダム HDリマスター』(全50話)が始まりました。ファーストガンダムから6年後の1985年に放送された「ガンダムシリーズ」第2弾です。さっそく第1話を見ました。実になつかしい。機動戦士Zガンダム メモリアルボック…

【読書感想】ますっく『波瀾爆笑!?我が人生 II』(宝塚クリエイティブアーツ、2016年)

雑誌『宝塚GRAPH』で好評連載中の人気マンガの単行本化第二弾。タカラジェンヌたちの誕生から、幼少期や学生時代の思い出、そして宝塚音楽学校入学までの道のりをマンガで紹介します。私は毎月GRAPHを手にするとまずこのマンガをチェックします。波瀾爆笑!?…

【映画感想】『海と毒薬』(1986) / 遠藤文学不滅の傑作の映画化

早稲田松竹で映画『海と毒薬』(1986年、監督:熊井啓)を鑑賞。マーティン・スコセッシ監督『沈黙-サイレンス‐』の公開記念の企画上映。遠藤周作の同名小説の映画化。白黒映画。当日は遠藤周作作品の二本立て上映だった。海と毒薬 デラックス版 [DVD]発売日: …