退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

時代劇

【映画感想】『座頭市牢破り』(1967) / シリーズ第16作・勝プロ第1回作品。意気込みは伝わるが説教くさい

新文芸坐の《生誕110年 巨匠・山本薩夫 反骨のヒットメーカー》で映画『座頭市牢破り』(1967年)を鑑賞。勝新太郎主演「座頭市シリーズ」の第16作。座頭市牢破り <東宝DVD名作セレクション>出版社/メーカー: 東宝発売日: 2017/12/13メディア: DVD山本薩夫監督…

【映画感想】『続宮本武蔵 一乗寺の決斗』(1955) / 三船敏郎主演「宮本武蔵」三部作の第2作

新文芸坐の《追悼・八千草薫 ~その可憐、薫風の如く~》という企画で、映画『続宮本武蔵 一乗寺の決斗』(1955年、監督:稲垣浩)を鑑賞。三船敏郎主演「宮本武蔵」三部作の第2作。原作は吉川英治。吉岡一門との戦いを描く。もちろん八千草さんはお通役。續 …

【映画感想】『宮本武蔵』(1954) / 三船敏郎主演「宮本武蔵」三部作の第1作

新文芸坐の《追悼・八千草薫 ~その可憐、薫風の如く~》という企画で、映画『宮本武蔵』(1954年、監督:稲垣浩)を鑑賞。三船敏郎主演「宮本武蔵」三部作の第1作。原作は吉川英治の歴史小説。若き日の武蔵が関ヶ原の戦いから、剣の道を志して修行に出るまで…

唐沢寿明主演の時代劇テレビドラマ「明智光秀〜神に愛されなかった男〜」が面白かった

今年の大河ドラマ「麒麟がくる」は逆臣とされている明智光秀を主人公にしている。その影響により、これまであまり振り返られることがなかった武将・明智光秀に注目が集まっている。本作は、2007年にフジテレビ系列で放送された時代劇テレビドラマだが、再放…

【映画感想】『修羅』(1971) / 松本俊夫監督が描いた裏・忠臣蔵。大傑作

早稲田松竹の《早稲田松竹クラシックスvol.159 寺山修司×松本俊夫》で映画『修羅』(1971年、脚本・監督:松本俊夫)を鑑賞。鶴屋南北の歌舞伎狂言「盟三五大切(かみかけて さんご たいせつ)」を原作にして、忠臣蔵の裏を描く。白黒映画。修羅 HDニューマス…

大型時代劇スペシャル「忠臣蔵・女たち・愛」が濃かった

年末年始の録画番組を消化中。1987年の年末に放送された時代劇スペシャル「忠臣蔵・女たち・愛」を見てみた。原作は橋田壽賀子、プロデューサーは石井ふく子。討ち入り3日前から吉良邸討ち入りまでをを描く前編「雪の章」と、討ち入りから翌年2月4日の四十七…

【映画感想】『眠狂四郎勝負』(1964) / 市川雷蔵版「眠狂四郎」シリーズ第2作。シリーズ屈指の名作

市川版「眠狂四郎」シリーズ第2作『眠狂四郎勝負』(1964年、監督:三隅研次)を鑑賞。イマイチ焦点の定まらなかった第1作だったが、それを見事に挽回したシリーズ第2作。市川雷蔵の魅力を引き出しつつ、時代劇のエンターテイメント性を盛り込んだシリーズ屈指…

大河ドラマ「麒麟がくる」 沢尻エリカの代役に川口春奈

女優・沢尻エリカが逮捕されたことを受けて、2020年放送予定の大河ドラマ「麒麟がくる」の代役が誰になるのか世間の注目を集めていた。時代劇好きで大河ドラマのファンである私もあれこれ想像していたが、はやくも代役に川口春奈の起用が発表された。www3.nh…

土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」を見ました

DVDで土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」(全8話)を鑑賞。NHK総合で2017年に放送された時代劇ドラマ。原作は髙田郁による時代小説。脚本は藤本有紀。主演は黒木華。みをつくし料理帖 DVD-BOX出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2017/11/15メディア:…

【映画感想】『居眠り磐音』(2019) / 幕の内弁当のような時代劇映画

新文芸坐で映画『居眠り磐音』(2019年、監督:本木克英)を鑑賞する。佐伯泰英による時代小説シリーズの映画化。主演は松坂桃李。併映は『武蔵 -むさし-』で時代劇二本立てだったが、併映作が目当てだったので、こちらはほとんど予習なしで見た。居眠り磐音 …

【映画感想】『薄桜記』(1959) / 大映映画の底力を見せつける市川雷蔵主演の時代劇

先日、山本耕史主演のBS時代劇「薄桜記」(2012年)を見て、そう言えば市川雷蔵主演の大映映画があったはずだと見直してみた。監督は 森一生、脚本は伊藤大輔という強力な布陣で、赤穂討ち入りを背景に、赤穂浪士・堀部安兵衛(勝新太郎)と旗本・丹下典膳(市…

【映画感想】『座頭市地獄旅』(1965) / 座頭市 vs 浪人を描くシリーズ第12作

新文芸坐の《座頭市 令和に甦る盲目の侠客》で映画『座頭市地獄旅』(1965年)を鑑賞。勝新太郎の代表作、座頭市シリーズの第12作。監督は当日併映の第1作と同じ三隅研次。座頭市地獄旅 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2017/03/24メディア:…

【映画感想】『座頭市物語』(1962) / 勝新太郎生涯の当たり役・座頭市の記念すべき第1作

新文芸坐の《座頭市 令和に甦る盲目の侠客》で映画『座頭市物語』(1962年、監督:三隅研次)を鑑賞。白黒映画。主演は勝新太郎。座頭市物語 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2017/03/24メディア: DVDこの商品を含むブログを見る以後26本も…

BS時代劇「薄桜記」を見終わりました

再放送されていたBS時代劇「薄桜記」(全11話)を見た。初回放送は2012年。原作は五味康祐の同名時代小説、脚本はジェームス三木。主演は山本耕史。NHK VIDEO 薄桜記 ブルーレイBOX [Blu-ray]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2013/01/09メディア: Bl…

【映画感想】『竜馬を斬った男』(1987) / 萩原健一の役への思い入れが伝わる傑作

先月、萩原健一の追悼番組としてBSで放送された映画『竜馬を斬った男』(1987年、監督:山下耕作)を録画で鑑賞する。早乙女貢の短編小説の映画化作品。竜馬を斬った男 (集英社文庫)作者:早乙女 貢発売日: 2009/09/18メディア: 文庫坂本龍馬を斬ったの人物が誰…

BS時代劇「新選組血風録」(2011年)がよかった

撮りためた録画番組を消化するなか、先日再放送されていたBS時代劇「新選組血風録」(全12回)を鑑賞。原作は司馬遼太郎の短編小説集。主演は永井大。これが意外よかった。新選組血風録 DVD-BOX1【DVD】出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 201…

【映画感想】『仕掛人梅安』(1981) / 萬屋錦之介の梅安

新文芸坐の《洒落たタッチと円熟の演出【追悼】職人監督(プロフェッショナル)降旗康男》という企画で映画『仕掛人梅安』(1981年)を鑑賞。原作は池波正太郎による時代小説『仕掛人・藤枝梅安仕掛人・藤枝梅安』で、主演は萬屋錦之介。東映映画。仕掛人梅安…

【映画感想】『眠狂四郎 多情剣 』(1963) / 市川雷蔵版眠狂四郎シリーズ第7作

映画『眠狂四郎多情剣 』(1966年、監督:井上昭)を鑑賞。大映映画による市川雷蔵主演の眠狂四郎シリース第7作。原作は柴田錬三郎。眠狂四郎 多情剣 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2017/03/24メディア: DVDこの商品を含むブログを見る将…

【映画感想】『眠狂四郎殺法帖』(1963) / 市川雷蔵版眠狂四郎シリーズ第1作

DVDで映画『眠狂四郎殺法帖』(1963年、監督:田中徳三)を鑑賞。大映映画による市川雷蔵主演の眠狂四郎シリース第1作。原作は柴田錬三郎。眠狂四郎殺法帖 [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2017/03/24メディア: DVD加賀藩のお家騒動に巻き込…

【映画感想】『劇場版 タイムスクープハンター -安土城 最後の1日-』(2013) / NHKの人気番組の劇場版だが意外によかった

DVDで『劇場版 タイムスクープハンター -安土城 最後の1日-』(脚本・監督:中尾浩之)を鑑賞。2009年から2014年までNHK総合テレビで断続的に放送されていたドキュメンタリー風歴史番組の劇場版。劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日 Blu-ray出版社…

【映画感想】『武士道残酷物語』(1963) / 戦国時代から現代まで7つのエピソードで綴る残酷物語

DVDで映画『武士道残酷物語』(1963年、監督:今村正)を鑑賞。飯倉家の先祖たちが遭遇した残酷な出来事を時代を越えてオムニバス形式で綴る異色作。主演の中村錦之助がそれぞれのエピソードで7役をこなしている。白黒映画。武士道残酷物語 [DVD]出版社/メー…

【映画感想】『近松門左衛門 鑓の権三』(1986) / 岩下志麻と郷ひろみが演じる近松モノ

少し前に新文芸坐で開催された「岩下志麻特集」で上映されずに気になっていた映画『近松門左衛門 鑓の権三』(1986年、監督:篠田正浩)をDVDで見た。近松門左衛門原作の映像化作品。あの頃映画 「鑓の権三」 [DVD]出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)…

4K大型時代劇スペシャル「紀州藩主 徳川吉宗」がよかった

BS朝日で放送された4K大型時代劇スペシャル「紀州藩主 徳川吉宗」を鑑賞した。4K大型時代劇スペシャルと銘打たれた、いまどき珍しい3時間枠の時代劇テレビドラマ。「暴れん坊将軍」の前日譚ともいえる、吉宗が紀州藩主だったころの若き日の活躍を描く。…

【映画感想】『武士道無残』(1960) / 武士道に翻弄される若者と兄夫婦

シネマヴェーラ渋谷の《日本ヌーヴェルヴァーグとは何だったのか》という企画で、映画『武士道無残』(1960年、脚本・監督: 森川英太朗)を鑑賞。武家社会の理不尽な掟に翻弄される下級武士の悲劇を描く。武家不条理モノ。白黒映画。アバンタイトルで砂丘を逃…

【映画感想】『婉という女』(1971) / 40年におよぶ幽閉生活を描いた力作

新文芸坐の《「美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道」刊行記念 清純、華麗、妖艶 デビュー60年 女優・岩下志麻 さまざまな貌で魅せる》という企画で、映画『婉(えん)という女』(1971年、監督: 今井正)を鑑賞。原作は大原富枝の同名小説。江戸時代を舞台にして…

里見浩太朗主演の年末時代劇スペシャル「忠臣蔵」が濃かった

年末年始に録画した番組を消化中。そのなかの時代劇スペシャル「忠臣蔵」を鑑賞。1985年の年末に放送された日本テレビ年末時代劇スペシャルの第1作。前篇「君、怒りもて 往生を遂ぐ」、後篇「我、一死もて 大義に生く」の二部構成。忠臣蔵 [DVD]発売日: 2000…

水谷豊主演の時代劇スペシャル「無用庵隠居修行2」が惜しい

今年9月にBS朝日で放送された時代劇スペシャル「無用庵隠居修行2」を録画データを発掘してようやく見る。海老沢泰久の短編時代小説の映像化作品。前作からおよそ1年ぶりのシリーズ第2弾。無用庵隠居修行 (文春文庫)作者:海老沢 泰久発売日: 2010/08/04メデ…

【映画感想】『次郎長三国志』(1963) / マキノ雅弘がセルフリメイクした東映オールスター版

新文芸坐の《青春スターから円熟の演技者、そして監督へ 映画を生きた男 追悼・津川雅彦》で映画『次郎長三国志』(1963年、監督:マキノ雅弘)を鑑賞。1950年代にマキノ雅弘が監督した東宝版を、東映オールスターでセルフリメイクした次郎長モノの第1作。主演…

【映画感想】『宮本武蔵』(1973) / 高橋英樹主演は悪くないがダイジェストすぎる

DVDで映画『宮本武蔵』(1973年、監督:加藤泰)を鑑賞。吉川英治の時代小説の映像化。主演は高橋英樹。あの頃映画松竹ブルーレイコレクション 宮本武蔵 第一部 関ヶ原より一乗寺下り松/第二部 柳生の里より巌流島[Blu-ray]発売日: 2016/12/07メディア: Blu-r…

【映画感想】『仇討』(1964) / ラストの鬼気迫る錦之助に刮目!

新文芸坐の《日本映画の黄金時代を書いた男 追悼・橋本忍》で映画『仇討』(1964年、監督:今村正)を鑑賞。橋本忍のオリジナル脚本で封建時代の武士社会の不条理を描く。白黒映画。仇討/ Revenge (Adauchi)[北米版 DVD リージョン1] [Import]メディア: DVD些…