退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

図書館

「コピーコントロールCD」の罠、再び(そうMacならね)

少し前に「図書館から借り出してきたCDがCCCDだったのでがっかりした」という記事を描いた。alltag.hatenablog.jp「コピーコントロールCD(CCCD)」とは、、2000年代、主にパソコンでのリッピングやデジタルコピーを抑止する目的で導入されていた技術であり、…

「コピーコントロールCD」の罠

最近、図書館から借り出してきたCDがCCCDだったのでがっかりした。MESSAGE (CCCD)アーティスト:上戸彩ポニーキャニオンAmazonMacで再生できないじゃないか。図書館のデータベースにはCCCDであることが注意書きされていることも多いが、今回は注記がなくて借…

新しくできた「中野区立中野東図書館」に行ってきた

昨年秋、これまで利用してきた某区立図書館が閉館しました。小さいな2つの図書館を新しい図書館につ統合することになったためです。しばらく不便でした。alltag.hatenablog.jpその新しい図書館「中野区立中野東図書館」が完成し、予約資料を受け取るために初…

商品情報誌「特選街」の休刊号を読む

2021年11月号(21年10月1日発売)をもって、休刊となった商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を読んでみた。特選街 2021年11月号 [雑誌]マキノ出版Amazon休刊となったのは知っていたが、図書館のラックに「休刊になった」というラベルがあったので、あら…

利用していた区立図書館が閉館した結果

これまで何年も利用してきた某区立図書館が閉館しました。ここは東京。辺境の地とはちがい人口減少のために閉館になったのではなく、2つの図書館を新しい図書館をつくり統合することになったためです。その閉館した図書館は昭和の時代に開館したそうですが、…

非常事態宣言下の区立図書館の対応はさまざま

新型コロナウイルス感染症の拡大にともない非常事態宣言が発令された。気がかりだったのは区立図書館の対応である。一回目に非常事態宣言が出されたとき、地元の図書館は完全に閉館して予約した資料を受け取ることもできなくて困った。結局、活字中毒になっ…

新しい図書館システム導入で「ブックリスト」が改悪されて困った件

文京区立図書館の図書館システムが新しくなった。いろいろな自治体の図書館を観察していると、2年か3年ぐらいで入札をかけてシステムを入れ替えているので図書館システムが新しくなるのはよくあることである。システムが新しくなるたびに使い勝手が変わる…

図書館が完全入れ替え制になって不便すぎる件

新型コロナウィルス感染拡大にともない休館していた図書館が利用再開に向けて利用再開に向けて歩んできた。運用はそれぞれの区によってまちまちだが、某区立図書館では「完全入れ替え制」を採用している。以下のとおり1時間利用可能し、その後30分間は利用で…

【悲報】区立図書館は月末まで休館

コロナ禍で公共施設が軒並みサービス休止に追い込まれました。美術館や博物館が休館になったのも残念でしたが、いちばんこたえたのhじゃ図書館の休館です。非常事態宣言が発令前は、区によって対応が微妙にちがっていて、貸出・返却だけは窓口を明けていた…

図書館が一時休館になった

これまで区によってさまざまな対応をしていた公立図書館が一斉に休館になった。コロナ禍のため政府から緊急事態宣言が発令され、それを受けて東京都は特定の業種に休業要請を行った。そのなかに図書館も含まれていたので予想通りの閉館だ。かなり寂しい。週…

週末、図書館が臨時休館になって往生した件

週末、図書館に行こうと思って開館時間を確認したところ、なんと臨時休館になっていた。すでに図書館ではサービスが一部休止されていて、閲覧と書架へのアクセスはできない。提供されているのは資料の貸出と返却だけである。コロナ禍のなか感染拡大防止のた…

【悲報】港区立図書館、全面休館になる

週末、借りていた資料を返しに行こうと開館時間をチェックすると、なんと4月12日まで休館になっていた。新型コロナウイルスの図書館の対応はそれぞれの自治体によって様々だが、全面的に休館になったのは私が利用している図書館では初めてだ。これまで港区立…

区立図書館のサービスが一部停止していた

週末、千代田区立図書館に行ったところ、新型コロナウイルス感染の拡大防止のためサービスの一部が休止していて驚きました。利用できるサービスは、予約資料の受け取りや資料の返却などだけ。資料の閲覧、書架の立ち入り、座席の利用は不可でした。期限は3月…

練馬区立図書館の情報システム復旧

12月4日に発生したシステム障害のため、練馬区立図書館ホームページにアクセスできない状態が続いていましたがようやく完全復旧しました。12月14日付です。【12月14日(土)現在】12月4日(水)の午前11時頃から発生しているシステム障害ですが、「図書館ホー…

練馬区立図書館システムで重大障害

練馬区立図書館のホームページに接続できないない状態が続いています。これまでもシステム更新などで計画的なサービス停止はありましたが、予期しない障害によりサービス停止を経験したことはありません。光が丘図書館です。現在、システム障害により、図書…

「切り取らないで下さい」の衝撃

昔は自分で雑誌をかなり買っていましたが、最近はすっかり区立図書館だのみになりました。地元の図書館の雑誌はかなり充実していて、待つのが平気であれば大きな不満がありません。あえて弱点を挙げれば、雑誌の長期保存していないことです。雑誌によっても…

千代田区立図書館のWebサービスが復旧しました

昨年11月からサービス停止していた千代田区立図書館のWebサービスがようやく復旧しました。14日から千代田区立図書館ホームページと図書館システムが新しくなりました、というメールが届きました。昨年秋にセキュリティ上の問題が発生したといしWebサービス…

大学向け履修管理アプリ「Orario(オラリオ)」の記事が面白かった

雑誌「日経コンピュータ」(2017.10.26号)の連載「動かないコンピュータ」で、ベンチャーが開発した大学生向け履修管理アプリ「Orario(オラリオ)」の不正アクセスを取り上げていて面白く読んだ。とくに開発したベンチャーの代表と立命館大側との対話を興味…

千代田区立図書館のWebサービスダウンが長期化、何があったんだろう?

千代田区立図書館のWebサービスが「サーバの不具合」で長期間にわたり利用できない状態が続いています。不具合が発生したのは、11月10日だったのでおよそ3週間ほど何の進展も知らされることもなくサービスがダウンしていることになります。この不具合により…

昔からスゴかった文京区立図書館

雑誌「新潮45」(2017年9月)に福田和也の「私の独学事始め(後篇)」というエッセイが載っていた。新潮45 2017年 09 月号発売日: 2017/08/18メディア: 雑誌そのなかに筆者が中学生の頃、文京区の小石川図書館でレコードを借りていたことが書かれていた。ミッ…

図書館三題

図書館のヘビーユーザーである私が、最近図書館でのちょっと面白いと思ったこと3つ紹介します。 「いらっしゃいませ」て言われた 今週、図書館のカウンターで「いらっしゃいませ」と言われました。これまでに言われたことないフレーズなので驚きました。そ…

文京区立図書館の「区民優先制度」導入が決まる

文京区立図書館で来年4月から「区民優先制度」が導入されるそうです。紙ペラをもらってきました。ざっくり言うと変更点は次の2点。いずれも区民(在勤・在学者を含む)を優先する内容です。 区民は区民以外より貸出点数・予約点数の上限が多くなる 区民以外…

Amazon、読み放題サービス8月開始か!?

アマゾンジャパンが電子書籍定額読み放題サービス「Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)」を、8月にも日本で開始することが複数出版社への取材で明らかになった、とメディア各社が、伝えています。www.bunkanews.jpちなみに米国ではこの「Kindle …

『新潮45』(2月号)の巻頭特集で考える図書館の無料貸本屋化の問題

新潮社の月刊誌『新潮45』(2015年 02月号)の特集が、「『出版文化』こそ国の根幹である」だった。「出版社が自分で言うなよ」と言いたくなるが読んでみた。新潮45 2015年 02月号 [雑誌]作者:中瀬ゆかり出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/01/19メディア: …

寺田ヒロオ「カーブくん ドロップくん」との再会 @豊島区立中央図書館

先日、市川準監督の映画『トキワ荘の青春』(1996年)を見た。この映画は、本木雅弘が演じる漫画家・寺田ヒロオを主人公にした、著名な漫画家たちが住んでいたことで知られるトキワ荘を舞台にした青春映画。そのとき私と寺田ヒロオとは接点はなさそうだと思っ…

『声優グランプリ』が創刊20周年!通巻200号!

図書館の雑誌コーナーで手にした雑誌『声優グランプリ』(2014年12月号)がずっしり重い。創刊20周年記念の特大号だった。創刊は1994年。創刊20周年で通巻200号というのは計算が合わないが、季刊誌から始まって後に月刊誌になったようだ。アニメが80年代には既…

米アマゾンの電子書籍読み放題サービス「Kinde Unlimited」どうかな?

米アマゾンが月10ドルで電子書籍が読み放題になる新サービス「Kindle Unlimited」を開始しました。対象となるのは電子書籍60万タイトルとオーディオブック数千タイトルです。 「Kindle Unlimited」どうよ? 消費者から見れば、いくら月10ドルと言っても、ど…

図書館のセルフレジ化システムが破綻していた!

以前、「図書館がセルフレジ化していた!」という記事で図書館の新しい貸出システムを紹介した。これは予約図書を専用書架から自分で探して自動貸出機で貸出処理をするいうしくみである。最近、このシステムを導入した図書館に予約した資料を受け取りに行く…

【読書感想】猪谷千香『つながる図書館』(ちくま新書、2014年)

この本は、公共図書館が抱える問題と様々な取り組みを紹介する、現場取材に基づくルポルタージュである。つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)作者: 猪谷千香出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/01/07メディア: 新書この商品を含…

図書館でFelicaが使えるようになった!

1月に「図書館がセルフレジ化していた!」で紹介した中央区立図書館に行くと、従来のバーコードリーダに並んでFelicaリーダが設置されていました。何に使うのだろう思いましたが、Felicaを利用者カードとして使えるようになったとのこと。Felicaとは、非接触…