退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画感想】『化石の森』(1973) / 女性たちに囚われるエリート医師。ショーケン主演だが杉村春子の映画

新文芸坐の《追悼・萩原健一 銀幕の反逆児に、別れの“ララバイ”を》で、映画『化石の森』(1985年、監督:篠田正浩)を鑑賞。原作は石原慎太郎の同名小説。化石の森 [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/05/27メディア: DVD クリック: 7回この商品を含むブ…

【映画感想】『瀬降り物語』(1985) / 民俗学的には価値があるのかもしれないが娯楽映画としては期待はずれ

新文芸坐の《追悼・萩原健一 銀幕の反逆児に、別れの“ララバイ”を》で、映画『瀬降り物語』(1985年、監督・脚本:中島貞夫)を鑑賞。瀬降り物語 [DVD]萩原健一Amazonかつて箕作り(みつくり)、箕直しを主な生業として山野を漂泊し、川辺に天幕を張り、一般社…

花總まりが「徹子の部屋」に出演していました!(デジャブ感あり)

元・宝塚歌劇団娘役トップスターの花總まり(はなふさ・まり)さんが、6月21日放送「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演していました。放送は先週でしたが、ようやく録画をチェックしました。あいかわらずお綺麗です。ameblo.jpなんとなくデジャブ感があるな…

【映画感想】『めまい』(1971) / 辺見マリ主演のアイドル映画

新文芸坐の《追悼・萩原健一 銀幕の反逆児に、別れの“ララバイ”を》で、映画『めまい』(1971年、監督:斎藤耕一)を鑑賞。ヒッチコックのVertigoとはまったく関係ない、辺見マリ主演のアイドル映画。映画タイトルは辺見の4枚目のシングル曲から。高校時代、セ…

【映画感想】『ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを』(1969) / テンプターズ唯一の主演映画

新文芸坐の《追悼・萩原健一 銀幕の反逆児に、別れの“ララバイ”を》で、映画『ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを』(1969年、監督:内川清一郎)を鑑賞。ザ・テンプターズ唯一の主演映画。ショーケンは鳩を飼い、母親(新珠三千代)の再婚話に悩む高校生役…

【悲報】nasne終了のお知らせ(困惑)

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、ネットワークレコーダー「nasne」の「近日出荷完了予定」を発表した。後継機は現時点で予定されておらず、このまま「終了」するようだ。困った。av.watch.impress.co.jpnasneは、HDDと地上/BS/110度CS…

final製イヤフォンE1000をムック付録でゲットしました

ヘッドフォンブック SPECIAL EDITION (CDジャーナルムック) を購入して、付録されていた「ファイナル製イヤフォンE1000SE」を使いはじめました。ヘッドフォンブック SPECIAL EDITION (CDジャーナルムック)シーディージャーナルAmazon使用中のイヤフォンに不…

朝ドラ「純情きらり」見終わりました

朝ドラ「純情きらり」は、2006年上半期放送のNHK「連続テレビ小説」第74作の作品。原案は津島佑子の小説『火の山―山猿記』。脚本は浅野妙子。主演は宮崎あおい。不思議なタイトルが付いている。宮崎あおい主演 連続テレビ小説 純情きらり 完全版 DVD-BOX 1【…

【映画感想】『ザ・パッセージ/ピレネー突破口』(1979) / B級ナチス映画の枠にとどまらない戦争映画の佳作

新文芸坐の《魅惑のシネマ・クラシックスVol.32》で、映画『ザ・パッセージ/ピレネー突破口』(1979年、監督:J・リー・トンプソン)を鑑賞。イギリス映画。初見。ザ・パッセージ/ピレネー突破口 HDニューマスター版 [Blu-ray]アンソニー・クインAmazonナチス…

【映画感想】『恐怖の報酬〈オリジナル完全版〉』(1977) / ニトログリセリンをトラックで運ぶ話。リメイク版

新文芸坐の《魅惑のシネマ・クラシックスVol.32》で、映画『恐怖の報酬』(1977年、監督:ウィリアム・フリードキン)を鑑賞。イブ・モンタン主演、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の同名作品のリメイク版。恐怖の報酬【オリジナル完全版】 [Blu-ray]アーテ…

コミック「海街diary」読了しました

吉田秋生のコミック「海街diary」(全9巻)を読み終わりました。ストーリーは以下のとおり。鎌倉市で暮らす三姉妹のもとに、離婚して家を出た父の訃報が届く。三姉妹は山形の葬儀に出席する。そこで中学1年生の異母妹・すずに初めて出会う。すずは母を亡く…

クリムト展 @東京都美術館

上野の東京都美術館で開催中の「クリムト展 ウィーンと日本 1900」に行ってきました。19世紀末にウィーンで活躍したグスタフ・クリムト(Gustav Klimt, 1862-1918)の画業を、同時代に活躍した画家の作品とあわせて味わうという展覧会です。 目玉はなんといっ…

【映画感想】『エロティックな関係』(1992) / オールフランスロケでもダメなものはダメ

新文芸坐の《追悼 内田裕也 スクリーン上のロックンロール》という追悼企画で、映画『エロチックな関係』(1992年、監督:若松孝二)を鑑賞。内田がかつて出演した『エロチックな関係』(1978年)をパリに舞台を移してリメイク。エロティックな関係 [DVD]宮沢り…

【映画感想】『エロチックな関係』(1978) / 洒落たハードボイルド風味の日活ロマンポルノ

新文芸坐の《追悼 内田裕也 スクリーン上のロックンロール》という追悼企画で、映画『エロチックな関係』(1978年、監督:長谷部安春)を鑑賞。レイモン・マルロー原作の「春の自殺者」を翻案した日活ロマンポルノ作品。R18+作品。エロチックな関係内田裕也Ama…

中村雅俊主演のテレビドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」の最終回を見た

週末、tvkで放送されていたテレビドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」の最終回を見た。1979年から1980年まで全日本テレビ系で放映された青春学園ドラマ。全40回。主演は中村雅俊。原作は望月あきらの同名コミック。ゆうひが丘の総理大臣 DVD-BOX1中村雅俊Amazon…

【映画感想】『ROMA/ローマ』(2018) / アルフォンソ・キュアロン監督の半自伝的映画

早稲田松竹のレイトショーで映画『ROMA/ローマ』(2018年)を鑑賞。 アルフォンソ・キュアロン監督の半自伝的映画。Netflixが配給したことでも話題になった。ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞受賞作品。白黒映画。1970年のメキシコシティのローマ地区が舞台。医…

コミック「ファントム無頼」読了しました!

史村翔原作・新谷かおる作画によるコミック「ファントム無頼」(文庫版・全7巻)を読み終わりました。「週刊少年サンデー増刊号」で1978年から1984年にかけて連載された作品です。懐かしい。ファントム無頼 (1) (小学館文庫)小学館Amazonファントム無頼 (7) (…

「老後2000万円報告書」の炎上で思ったこと

金融庁金融審議会の報告書が話題になっている。老後の金融資産として約2000万円が必要とする試算を含み、公的年金制度の破綻を暗示する内容である。これを受けて、「老後2000万円報告書」などと煽るメディアが即出、ネットでも炎上している。 麻生金融相の報…

別冊映画秘宝「昭和メカゴジラ鋼鉄図鑑」を読んでみた

別冊映画秘宝「昭和メカゴジラ鋼鉄図鑑」というムックを手に取ってみました。「特撮秘宝」の流れを汲むムックのようですが、「特撮秘宝」より大判なのがうれしい。別冊映画秘宝 昭和メカゴジラ鋼鉄図鑑 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)洋泉社Amazon昭和メカゴジラ…

【映画感想】『水のないプール』(1982) / ジンジャーエールが飲みたくなる映画だが女性には向かないので要注意

新文芸坐の《追悼 内田裕也 スクリーン上のロックンロール》という追悼企画で、映画『水のないプール』(1982年、監督:若松孝二)を鑑賞。実際の事件にヒントを得た内田が若松監督に映画化を持ちかけたという内田の代表作。主人公のやってることはサイテーだ…

【映画感想】『餌食』(1979) / 日本では珍しいレゲエ映画。内田裕也とレゲエの取り合わせが不思議

新文芸坐の《追悼 内田裕也 スクリーン上のロックンロール》という追悼企画で、映画『餌食』(1979年、監督:若松孝二)を鑑賞。内田裕也の追悼には外せない作品。餌食 [VHS]東映ビデオAmazonミュージシャンを目指して渡米したロック歌手・倉本(内田裕也)は…

千葉大、授業料10万円値上げ 「全員留学(?)」の財源に!

千葉大学は7日、2020年4月の新入生から授業料を値上げすると発表しました。学部生の年間授業料は現行の53万5800円から約10万7千円(20%)値上げし、64万2960円となります。これを「全員留学」などを柱とするグローバル人材育成戦略の財源とするようです。ww…

【映画感想】『THE GUILTY/ギルティ』(2018) / 新しい感覚のサスペンス映画

新文芸坐で映画『THE GUILTY/ギルティ』(2018年、監督:グスタフ・モーラー)を鑑賞。「電話からの声と音だけで、誘拐事件を解決する」というデンマーク産のサスペンス映画。映画『ファースト・マン』の併映作品。まったくマークしてなかった映画。デンマーク…

【映画感想】『ファースト・マン』(2019) / 人類で初めて月面に立ったニール・アームストロングの伝記映画

新文芸坐で映画『ファースト・マン』(2019年、監督:デイミアン・チャゼル)を鑑賞。人類で初めて月面に降り立った、アポロ11号船長ニール・アームストロング(Neil Armstrong, 1930-2012)の伝記映画。ファースト・マン ブルーレイ+DVD [Blu-ray]出版社/メー…

「ほぼ日手帳 weeks」の話

新年度からひさしぶりに手帳を使っています。いろいろ検討して、4月始まりの「ほぼ日手帳 weeks」を選びました。使い始めて2か月ほど経ちました。ここで感想を書いておきます。以前は、システム手帳や能率手帳、「超」整理手帳などいろいろな手帳を使ってい…

【映画感想】『空母いぶき』(2019) / 原作とはまったくの別物のオリジナル。リアリティは皆無

近くのシネコンで映画『空母いぶき』(2019年、監督:若松節朗)を鑑賞。原作はかわぐちかいじの同名漫画。主演は西島秀俊。周囲の評判はサイアクだったので、見るかどうか迷ったが、原作者へのお布施だと思って観てきた。原作は連載中ということもあり、原作…

【WWDC 2019】iOS13、iPadOS, macOS Catalina 発表されました

日本時間2019年6月4日、Appleが開発者向けに開催している年次カンファレンス「WWDC 2019」の基調講演が開催されました。2時間余のキーノートスピーチの映像をチェックしました。いつも以上に充実していて、ようやくティム・クックのカラーが出てきたなと感じ…

ステハゲが中央大学から懲戒処分されちゃう

6月1日、ステハゲが「中央大学から懲戒処分を通告されました」という動画を公開しました。動画投稿。中央大学から懲戒処分を通告されました https://t.co/IMrlWyT8hR pic.twitter.com/Ponpo7uCLj— ステハゲ sutehage (@sutehageyoutube) 2019年6月1日 ステハ…

萬画家・石ノ森章太郎展 @世田谷文学館

世田谷文学館で開催中の「萬画家・石ノ森章太郎展 ボクは、ダ・ビンチになりたかった」に行ってきた。原画展好きとしては見逃せない展示会。文学館入り口のポスター展示構成は以下のとおり。 第1章 ヒーローズコレクション(仮面ライダー・キカイダー) ―特…

朝ドラ「おひさま」見終わりました

朝ドラ「おひさま」は、2011年上半期放送のNHK「連続テレビ小説」第84作の作品。脚本は田惠和(作)。主演は井上真央。震災後の最初の朝ドラとして記憶に残っている人も多いだろう。井上真央主演 連続テレビ小説 おひさま 完全版 DVD-BOX1 全4枚【NHKスクエ…