退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画感想】『私は貝になりたい』(2008) / 橋本忍による中居正広主演の反戦映画

Amazonプライム・ビデオで配信されていた映画『私は貝になりたい』(2008年、監督:福澤克雄)が、プライムから外れそうだったので、あわてて鑑賞する。私は貝になりたい スタンダード・エディション [DVD]中居正広Amazon加藤哲太郎の獄中手記が原作で1958年テ…

「北斗の拳 40周年大原画展~愛をとりもどせ!!~」 @森アーツセンターギャラリー

六本木で開催中の超人気漫画「北斗の拳」の原画展を見てきました。原画展好きには見逃せない展示会です。原画をぜひみたいと思っていた作品のひとつです。原作の武論尊と、作画の原哲夫が創作した本作の連載が開始されたのは,1983年とのこと。今年で40周年…

【映画感想】『大いなる驀進』(1960) / 国鉄全面協力の下、特急さくらを舞台にした人間ドラマ

「鉄道の日」にちなんでYouTubeの「東映シアターオンライン」で公開されていた映画『大いなる驀進』(1960年、監督:関川秀雄)を鑑賞。主演は中村賀津雄。大いなる驀進 [DVD]中村賀津雄Amazon東京から長崎に向かう特急さくら号。発車まぎわに慌しく乗り込ん…

【読書感想】松本清張『徳川家康―江戸幕府をひらく』(講談社 火の鳥伝記文庫、1982年)

社会派推理小説作家・松本清張が、子ども向けに書いた徳川家康の伝記。ずいぶん前に知人に紹介してもらい、いつか手に取ってみようと思っていた。徳川家康―江戸幕府をひらく (講談社 火の鳥伝記文庫)作者:松本 清張講談社Amazon今年の大河ドラマの主人公が徳…

「キュビスム展―美の革命」 @国立西洋美術館

先日、国立西洋美術館で開催中の企画展「キュビスム展―美の革命」を見てきました。この企画展は、〈パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ〉という長いタイトルがついています。タイトルのとおり、…

廉価版Apple Pencilの「Apple Pencil(USB-C)」が発表されたワケだが…

Appleは、安価でUSB-Cに対応した新しい「Apple Pencil」を発表した。11月上旬から販売開始する。www.itmedia.co.jpiPadの新モデルの発表を期待していたが、なんと新型Apple Pencilだけが発表されて落胆した。この新型Apple Pencilは「機能を抑えたUSB Type-C…

【朗報】大好きな音楽番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」が復活してました

以前、BS12で放送されていた大好きだった音楽番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」は、4年ほど続いたあと2021年9月をもって惜しも「一時閉店」とないり残念に思っていました。alltag.hatenablog.jpその後、2022年11月に「ザ・カセットテープ・ミュージ…

Amazon Music Primeに「オンデマンド再生」が追加されていた

いつの間にか、Amazon Prime会員が利用できる音楽配信サービス「Amazon Music Prime」に新機能「オンデマンド再生」が追加されていた。av.watch.impress.co.jp昨年秋に「Amazon Music Prime」の仕様が変更されて、基本的に「おすすめ曲」を交えたシャッフル…

【映画感想】『沈黙の艦隊』(2023) / 原潜が独立国家を宣言する30年ほど前の人気コミックの実写映画化作品

楽しみにしていた映画『沈黙の艦隊』(2023年、監督:吉野耕平)を見てきた。原作はかわぐちかいじによる同名漫画、主演・プロデューサーは大沢たかお。原作を読み直して予習は万全。原作漫画の連載が始まったのは1988年であり、ソ連時代の東西冷戦が背景にな…

Macの外付けモニターの挙動があやしい件

Mac

以前より、Apple M1/M2チップ搭載のMacに接続された外付けモニターの挙動がおかしいなと思っていました。とは言っても、そもそもサンプル数は少ないし、事象も間欠的に発生していたので、「おま環だろ」と言われると反論できません。そうしたなか、下記の記…

【読書感想】山内マリコ『あのこは貴族』(2016年、集英社)

話の流れで知人に勧められて読んでみた。あのこは貴族作者:山内 マリコ集英社Amazon東京生まれで裕福な家庭で育った華子。30歳を前に結婚に焦った華子は、ハンサムな弁護士・幸一郎と知り合う。幸一郎は、華子と同様に裕福な家庭で育った「上流国民」で、ふ…

コミック「沈黙の艦隊」を読了しました

かわぐちかいじ原作のコミック「沈黙の艦隊」が、大沢たかお主演で実写映画化され現在公開中です。そこで映画館に行く前に予習しなければ、ということで原作漫画を読み始めました。全32巻。予想以上に長かった。沈黙の艦隊(1) (モーニングコミックス)作者…

【映画感想】『屍人荘の殺人』(2019) / 浜辺美波を愛でるだけの和製ゾンビ映画

Amazonプライム・ビデオで映画『屍人荘の殺人』(2019年、監督:木村ひさし)を鑑賞。原作は今村昌弘の同名小説、主演は神木隆之介。屍人荘の殺人 DVD通常版神木隆之介Amazon大学のミステリー愛好会のメンバーである葉村譲(神木隆之介)と明智恭介(中村倫也…

コミック「プリニウス」読了!

ヤマザキマリととり・みきの合作によるコミック「プリニウス」(全12巻)を読み終わった。連載時期は、2013年12月から2023年2月にわたる。ようやく完結したと聞いて最初から読み直してみた。プリニウス 1巻 (バンチコミックス)作者:ヤマザキマリ,とり・みき…

朝ドラ「らんまん」が最終回でした

朝ドラ「らんまん」は、2023年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第108作。長田育恵作。植物学者・牧野富太郎をモデルとしたフィクション。主演は神木隆之介。男性が主役の朝ドラと聞いて嫌な予感がしたが、丁寧につくられていて安心して最後まで面白く見ら…