退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

映画

【映画感想】『キネマの天地』(1986) / 松竹大船撮影所50周年記念作品

DVDで映画『キネマの天地』(1986年、監督:山田洋次)を鑑賞。松竹大船撮影所50周年記念作品。1936年に松竹は蒲田撮影所を大船に移転するが、その直前の松竹蒲田撮影所が舞台である。主演は有森也実、中井貴一。あの頃映画 「キネマの天地」 [DVD]発売日: 201…

【映画感想】劇場版「SHIROBAKO」(2020) / 水島努監督によるテレビアニメの続編

近くのシネコンで『劇場版「SHIROBAKO」』(2020年、監督:水島努)を鑑賞。2014年から放送された、アニメ業界を描いたオリジナルテレビアニメ「 SHIBOBAKO」の続編。テレビアニメから4年後を描く。 『第三少女飛行隊』から4年後、武蔵野アニメーション(ムサ…

【映画感想】『あん』(2015) / 樹木希林の最後の主演映画

DVDで映画『あん』(2015年、監督・脚本:河瀬直美)を鑑賞。原作はドリアン助川の同名小説、主演は樹木希林。原作は「人生につまずいてしまった男と、人生を完成させる女性との出会い」という謳い文句とともに、全国感想画中央コンクール指定図書となった。あ…

雑誌『映画秘宝』休刊号を読む。さらば「映画秘宝」!

イカれた映画雑誌として孤高の存在だった『映画秘宝』(2020年3月号)を読んだ。休刊号と謳っているが実質的な最終号である。映画秘宝 2020年 03 月号 [雑誌]発売日: 2020/01/21メディア: 雑誌昨年末に『映画秘宝』休刊のニュースが流れて衝撃を受けたが、つ…

【映画感想】『夜の歌謡シリーズ 命かれても』(1968) / 「夜の歌謡」シリーズ第3弾

新文芸坐の《さらば銀幕の番長 追悼・梅宮辰夫》で映画『夜の歌謡シリーズ 命かれても』(1968年、監督:鷹森立一)を鑑賞。「夜の歌謡」シリーズ第3弾。森進一のヒット曲「命かれても」に乗せておくる歌謡映画。夜の歌謡シリーズ 命かれても [DVD]発売日: 201…

【映画感想】『夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース』(1968) / 「夜の歌謡」シリーズ第4弾

新文芸坐の《さらば銀幕の番長 追悼・梅宮辰夫》で映画『夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース』(1968年、監督:村山新治)を鑑賞。「夜の歌謡」シリーズ第4弾。夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース [DVD]発売日: 2013/06/01メディア: DVD青江三奈のヒット曲…

【映画感想】『不良番長 一網打尽』(1971) / 「不良番長」シリーズ第15作

新文芸坐の《さらば銀幕の番長 追悼・梅宮辰夫》で映画『不良番長 一網打尽』(1972年、監督:野田幸男)を鑑賞。梅宮辰夫の代名詞といえば「不良番長」。追悼となればこれは外せない。不良番長 一網打尽 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売…

【映画感想】『不良番長 突撃一番』(1971) / 「不良番長」シリーズ第13作

新文芸坐の《さらば銀幕の番長 追悼・梅宮辰夫》で映画『不良番長 突撃一番』(1971年、監督:野田幸男)を鑑賞。梅宮辰夫の代名詞といえば「不良番長」。追悼となればこれは外せない。不良番長 突撃一番 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売…

【映画感想】『にせ刑事』(1967) / 勝新太郎の魅力全開の娯楽映画

新文芸坐の《生誕110年 巨匠・山本薩夫 反骨のヒットメーカー》で映画『にせ刑事』(1967年)を鑑賞。勝新太郎の魅力を見事に捉えた山本薩夫監督によるプログラムピクチャー。正義感に溢れた寅松(勝新太郎)は念願の刑事になったが、溺れた子どもを救っている…

【映画感想】『座頭市牢破り』(1967) / シリーズ第16作・勝プロ第1回作品。意気込みは伝わるが説教くさい

新文芸坐の《生誕110年 巨匠・山本薩夫 反骨のヒットメーカー》で映画『座頭市牢破り』(1967年)を鑑賞。勝新太郎主演「座頭市シリーズ」の第16作。座頭市牢破り <東宝DVD名作セレクション>出版社/メーカー: 東宝発売日: 2017/12/13メディア: DVD山本薩夫監督…

バンデル星人との再会

思いがけずバンデル星人と再会して驚いた。バンデル星人とは、1967年にTBS系列が放送された特撮テレビドラマ「キャプテンウルトラ」に登場する宇宙人。太陽系への移住をもくろむ侵略者である。東映特撮ヒーローTHE MOVIE VOL.1 [DVD]出版社/メーカー: TOEI C…

【映画感想】『白い巨塔』(1966) / 橋本忍の脚本が冴えている山本薩夫監督の代表作

新文芸坐の《生誕110年 巨匠・山本薩夫 反骨のヒットメーカー》で映画『白い巨塔』(1966年)を鑑賞。原作は山崎豊子の長編小説。主演はもちろん田宮二郎。大映映画。白い巨塔 [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2012/10/26メディア: DVD舞台は国立浪速大…

【映画感想】『にっぽん泥棒物語』(1965) / 松川事件に材をとった社会派喜劇

新文芸坐の《生誕110年 巨匠・山本薩夫 反骨のヒットメーカー》で映画『にっぽん泥棒物語』(1965年)を鑑賞。独立プロの山本薩夫監督が東映で撮った隠れた名作。主演は三國連太郎。にっぽん泥棒物語 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: …

【映画感想】『元祖大四畳半大物語』(1980) / 松本零士原作のコミックを曽根中生が映画化

DVDで映画『元祖大四畳半大物語』(1980年)を鑑賞。松本零士原作の同名コミックの映画化。曽根中生と松本零士の共同監督とクレジットされているが、松本先生がどの程度関与していたかは不明。いい意味に力の抜けた曽根中生監督による傑作青春ドラマ。まさかソ…

【映画感想】『アンコ椿は恋の花』(1965) / 都はるみのヒット曲をフィーチャーした青春歌謡映画

昔は“歌謡映画”という不思議なジャンルがあったが、映画『アンコ椿は恋の花』(1965年、監督:桜井秀雄)もそのひとつ。1964年にレコード大賞新人賞を受賞した都はるみの同名ヒット曲を取り上げた作品。アンコ椿ということで、当然、伊豆大島が主な舞台になっ…

【映画感想】『バーレスク』(2010) / 高級ラウンジのショーを楽しむミュージカル映画

先日、某オフシアターで映画『バーレスク』(2010年、監督:スティーヴ・アンティン)を鑑賞。クリスティーナ・アギレラ主演のミュージカル映画。バーレスク [Blu-ray]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2011/10/05メディア: Bl…

【映画感想】『男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019) / シリーズ開始から50年目の50作目

もうすく上映終了というので近くのシネコンで映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019年、監督:山田洋次)を見てきました。シリーズ開始から50年目の50作目です。登場人物たちの“今”を描く新規映像と、これまでの寅さんのシリーズ映像を紡ぎ合わせた構成で…

【映画感想】『続宮本武蔵 一乗寺の決斗』(1955) / 三船敏郎主演「宮本武蔵」三部作の第2作

新文芸坐の《追悼・八千草薫 ~その可憐、薫風の如く~》という企画で、映画『続宮本武蔵 一乗寺の決斗』(1955年、監督:稲垣浩)を鑑賞。三船敏郎主演「宮本武蔵」三部作の第2作。原作は吉川英治。吉岡一門との戦いを描く。もちろん八千草さんはお通役。續 …

【映画感想】『宮本武蔵』(1954) / 三船敏郎主演「宮本武蔵」三部作の第1作

新文芸坐の《追悼・八千草薫 ~その可憐、薫風の如く~》という企画で、映画『宮本武蔵』(1954年、監督:稲垣浩)を鑑賞。三船敏郎主演「宮本武蔵」三部作の第1作。原作は吉川英治の歴史小説。若き日の武蔵が関ヶ原の戦いから、剣の道を志して修行に出るまで…

【映画感想】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019) / 「――すべて、終わらせる。」のとおり終わりました

公開から遅くなりましたが先日、映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年、監督: J・J・エイブラムス)を見てきました。続三部作の第3章「エピソード9」にあたる作品で、「――すべて、終わらせる。」というキャッチコピーのとおりシリーズ…

【映画感想】『ラーメン食いてぇ! 』(2018) / ベタなラーメン青春映画

DVDで映画『ラーメン食いてぇ! 』(2018年、監督:熊谷祐紀)を鑑賞。 林明輝原作の同名Web漫画の映画化。主演は中村ゆりか。ラーメン食いてぇ! [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2018/11/02メディア: DVDラーメンの名店「清蘭」の店…

【映画感想】『雁』(1954) / 森鴎外の小説の映像化。高峰秀子と若尾文子、あなたはどっち?

新文芸坐の《没後10年 高峰秀子が愛した12本の映画 ~名女優自ら選んだ、名匠たちとの仕事~》という企画で、映画『雁』(1953年、監督:豊田四郎)を鑑賞。原作は森鴎外のの同名小説。大映映画。雁 (1953) [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日:…

【映画感想】『二十四の瞳』(1954) / 言わずもがなの日本映画史上の名作

新文芸坐の《没後10年 高峰秀子が愛した12本の映画 ~名女優自ら選んだ、名匠たちとの仕事~》という企画で、映画『二十四の瞳』(1954年、監督:木下恵介)を鑑賞。壺井栄の同名小説が原作。高峰秀子特集となれば、何をおいても本作だろう。木下惠介生誕100…

【映画感想】『劇場版 若おかみは小学生!』(2018) / テレビ版とは一味ちがうハードな映画

アニメ映画『劇場版 若おかみは小学生!』(2018年、監督:高坂希太郎)を鑑賞。原作は令丈ヒロ子による児童文学シリーズ。2018年に放送されたテレビアニメとはつながりのない一話完結のアニメ映画。監督以下スタッフが異なっている。劇場版 若おかみは小学生…

【映画感想】『修羅』(1971) / 松本俊夫監督が描いた裏・忠臣蔵。大傑作

早稲田松竹の《早稲田松竹クラシックスvol.159 寺山修司×松本俊夫》で映画『修羅』(1971年、脚本・監督:松本俊夫)を鑑賞。鶴屋南北の歌舞伎狂言「盟三五大切(かみかけて さんご たいせつ)」を原作にして、忠臣蔵の裏を描く。白黒映画。修羅 HDニューマス…

【映画感想】『薔薇の葬列』(1969) / 松本俊夫監督の劇場用長編第1作

早稲田松竹の《早稲田松竹クラシックスvol.159 寺山修司×松本俊夫》で映画『薔薇の葬列』(1969年、脚本・監督:松本俊夫)を鑑賞。松本俊夫監督の劇場用長編第1作であり、ピーター(池畑慎之介)の映画デビュー作でもある。薔薇の葬列 HDニューマスター版 [Bl…

【映画感想】『アイリッシュマン』(2019) / スコセッシ監督によるマフィア伝記映画。ジジイの映画

新文芸坐で映画『アイリッシュマン』(2019年、監督:マーティン・スコセッシ)を鑑賞。アイルランド系アメリカ人でマフィアに関わり、数奇な人生を歩んだフランク・シーランの伝記映画。老人ホームに入った主人公の回想する形式でストーリーが進行する。主演…

【映画感想】『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016) / 韓国産ゾンビ映画の話題作

AbemaTVで配信されていた映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年、監督:ヨン・サンホ)を鑑賞。公開時から話題になりメディアにも取り上げられていたが、私はゾンビ映画が苦手なので食わず嫌いのまま今回が初見。「新感染」という邦題がなかなか冴…

「年忘れ! 新幹線まつり」 @新文芸坐

新文芸坐の《年忘れ! 新幹線まつり》という企画で、新幹線を題材した古い日本映画を2本見てきました。ど定番の二本立て。この2本は、どちらも当時パニック映画がブームだった1975年に公開されています。 動脈列島(1975年、監督:増村保造) 新幹線大爆破…

【映画感想】『香港パラダイス』(1990) / 斉藤由貴主演のスラップスティック・コメディ映画のはずが……

神保町シアターの《年末特別企画 私をバブルに連れてってII バブリー映画特集》で映画『香港パラダイス』(1990、監督:金子修介)を鑑賞。主演は斉藤由貴。ちょっとレアな作品。香港パラダイス [VHS]発売日: 1991/05/01メディア: VHS新米ツアーコンダクター(…