退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画感想】『ポルノ時代劇 忘八武士道』(1973) / 丹波哲郎がノリノリの官能時代劇

新文芸坐の《戦後70年企画 第四部 戦後日本映画史の発見 愛と官能のシネアスト》なる企画で映画『ポルノ時代劇 忘八武士道』(1973年、監督:石井輝男)を鑑賞。小池一雄、小島剛夕原作による劇画「忘八武士道」を映画化した官能時代劇。タイトルの「ポルノ時…

「カタルーニャ州議会選、独立派が勝利」で思ったこと

スペイン北東部のカタルーニャ州(州都:バルセロナ)で27日、スペインからの独立の是非を争点にして行われた州議会選挙で、独立を唱える政党が議席の過半数を稼得した。この選挙結果をもって、ただちにカタルーニャが独立に動き出すわけではないが独立運動…

iOS 9.0.1にアップグレード! ホームシェアリングが復活してました!

iOS 9 のリリース後、自分のiPhoneをアップグレードしようか様子を見ていたところ、やはり次のような不具合が発生しました。ちゃんとテストしてるのかな……。 iOS9へのアップデート完了直後の初期設定に表示される「スライドでアップグレード」画面が固まって…

朝ドラ『まれ』が終わりました

26日、NHK連続テレビ小説『まれ』(脚本:篠﨑絵里子)が最終回を迎えた。能登で育ったヒロイン・津村希(土屋太鳳)がパティシエールを目指して成長していく物語かと思いきや、修行中にキャリアをあっさり捨てて結婚するなど優柔不断というか目茶苦茶な展開…

ニッポンの前掛け展 @伊藤忠青山アートスクエア

青山通りを移動しているときに少し時間があったので「ニッポンの前掛け展」を覗いてきました。ずらりと展示された前掛けが壮観です。前掛けと言えば、昔、近所の米屋が着用していて子どもながらにカッコいいなと思っていましたが、最近は見かけなくました。…

【映画感想】『ブロンテ姉妹』(1979) / なんとセリフがフランス語でした

DVDで映画『ブロンテ姉妹』(1979年、監督:アンドレ・テシネ)を鑑賞した。19世紀イギリスの小説家ブロンテ姉妹(シャーロット、エミリー、アン)の伝記小説。史実に充実に描かれているので娯楽性は乏しい。何より英語劇ではなくフランス語劇なのが不思議な…

National Geographic: 教皇フランシスコ特集 (2015年8月号)

連休中に積んであったNational Geographic: (2015年8月号)をパラパラめくっていました。ローマ教皇フランシスコの特集記事です。ナショジオと言えば自然界に関係する記事が中心の印象ですが、人物を取り上げることもあるようです。National Geographic [US] …

【映画感想】『回路』(2001) / インターネットにより伝搬する恐怖と孤独

シネマヴェーラ渋谷の《カンヌ凱旋 黒沢清レトロスペクティブ》という企画でホラー映画『回路』(2001年)を鑑賞。海外での評価も高くアメリカでリメイク版『パルス』(2006年)が制作されたことでも知られる監督の出世作。併映の『神田川淫乱戦争』(1983年)が目…

宝塚GRAPH10月号の表紙がトップ娘役二人だった(ちゃぴ&みりおん)

俗世に帰ってきて「宝塚GRAPH」(2015年10月号)をチェック。なんと同期のトップ娘役二人で表紙を飾っていました。月組の愛希れいか(ちゃぴ)と宙組の実咲凜音(みりおん)のツーショットです。これに星組トップ娘役の妃海風を加えて95期三人娘と勝手に呼んで…

「機動戦士ガンダム展」 @森アーツセンターギャラリー

六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の「機動戦士ガンダム展」に行ってきました。9月に入ったらすぐに行こうかと思っていたら、いつのまにか会期終了間近。なかなか予定どおりにいきません。今回はガンダムのなかでもファーストガンダムの制作資料を…

コミック『グラゼニ』を読了しました

「週刊モーニング」で連載されていた野球漫画『グラゼニ』(全17巻)を読み終わった。主人公の凡田夏之介が、中継ぎ投手という地味なポジションである一風変わった作品。タイトルの「グラゼニ」とは、「グランドには銭が埋まっている」という意味で、野球の…

「安保関連法成立」で思ったこと

9月19日未明、集団的自衛権の行使を可能にする安保関連法案は参院で可決され成立した。野党が問責や不信任案を連発して無意味な抵抗を続ける姿を国会中継で見てウンザリした人も多いだろう。今回の安保関連法の是非についてはさまざまな考え方があるが、戦後…

【映画感想】『神田川淫乱戦争』(1983) / 黒沢清監督の初監督作品。ただしピンク映画

シネマヴェーラ渋谷の《カンヌ凱旋 黒沢清レトロスペクティブ》という企画で映画『神田川淫乱戦争』(1983年)を鑑賞。自主制作のようなテイストだが、れっきとしたピンク映画として製作された商業映画。黒沢清の27歳のときの初監督作品である。昭和ポルノ劇場…

【読書感想】出口汪『子どもの頭がグンと良くなる!国語の力』(水王舎、2015年)

大学受験の国語の参考書で知られる出口先生が、小学生の両親に向けて書いた小学生の国語の勉強法についての本です。マンガ付きでとても読みやすい本に仕上がっています。子どもの頭がグンと良くなる!国語の力作者:出口 汪出版社/メーカー: 水王舎発売日: 20…

【映画感想】『6才のボクが、大人になるまで。 』(2014) / 6歳の少年とその家族の12年の軌跡

早稲田松竹で映画『6才のボクが、大人になるまで。 』(2014年、監督:リチャード・リンクレイター)を鑑賞。4人の俳優が12年間にわたり家族を演じた実験的な映画。原題は、Boyhoodである。6才のボクが、大人になるまで。 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]出版…

Bluetoothマウス Logicool M557の電池が切れた

Mac

今年の春に導入したLogicool M557の電池が切れました。購入時に同梱されていた電池ですが電池寿命は約半年でした。ロジクール ワイヤレスマウス 無線 薄型 ワイヤレス マウス M557GR Bluetooth 6ボタン M557 グレー 国内正規品Logicool(ロジクール)Amazon以…

NHKドラマ「経世済民の男 小林一三」がよかった

阪急電鉄・宝塚歌劇団・阪急百貨店・東宝をはじめとする阪急東宝グループの創業者である小林一三(こばやし・いちぞう)の伝記ドラマ。主演はまさかの阿部サダヲ。「経世済民の男」の第一弾では高橋是清をオダギリジョーが演じていました。阿部サダヲとオダ…

「メカニックデザイナー 大河原邦男展」 @上野の森美術館

夏休みの期間を避けて見に行こうと思っていた「メカニックデザイナー 大河原邦男展」に行ってきました。2013年に神戸で展覧会「超・大河原邦男展」が開催されたのを聞いて、「なぜ東京でなくて神戸なんだよー」と思っていましが、ようやく上野にやっていまし…

コミック『ベルサイユのばら』(第12巻)を読んでみた

昨年、少女マンガの金字塔『ベルサイユのばら』の連載が終了してから40年を経て、エピソード編と銘打った新作の短篇集が発表されて話題になりました。この本はこれに続くエピソード編の2冊目です。ベルサイユのばら 12 (マーガレットコミックス)作者: 池田理…

岩崎宏美のカバーアルバム「Dear Friends Ⅶ 阿久悠トリビュート」を聞いてみた

2003年に「Dear Friends」をリリースして以来、岩崎宏美さんがJ-POPの名曲を歌うカバーアルバムの「Dear Friends」シリーズも本作で第7弾です。Dear FriendsVII 阿久悠トリビュートアーティスト:岩崎宏美出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント発売日:…

iPhone 6s が発表されました 6cの情報はなし

昨夜、AppleのSeptember Eventが開催され数々の新製品が発表されました。そのなかの目玉は年末に買い替えを考えているiPhoneの新製品です。予想どおり、iPhone 6 と iPhone 6s Plus の2つのモデルが9月25日から発売されます。 小さいIPhoneの情報なし 現在、…

福岡女子大訴訟:原告男性が訴え取り下げ

以前、記事に書いた公立女子校の違憲性を争う福岡女子大学訴訟で、原告男性が訴えを取り下げていたことわかりました。この訴訟は、昨年秋、福岡女子大から入学願書を受理されなかった20代の男性が大学側を相手取り、受験生としての地位があることの確認を求…

【映画感想】『江戸城大乱』(1991) / 90年代に制作されたトンデモ時代劇

BSで放送された映画『江戸城大乱』(1991年、監督:舛田利雄)を鑑賞。かつて東映が製作して大ヒットした『柳生一族の陰謀』(1978年)の系譜に連なるトンデモ時代劇。良い子は史実だと思ってはいけません。昔の夢をもう一度というわけでもないだろうが、世の…

【映画感想】『吼えろ鉄拳』(1981) / 真田広之主演の東映アクション映画

東京国立近代美術館フィルムセンターの恒例企画《特集・逝ける映画人を偲んで 2013-2014》で映画『吼えろ鉄拳』(1981年、監督:鈴木則文)を鑑賞。追悼するのは鈴木則文監督。幼少からテキサスの養父(石橋雅史)の元で空手を教えこまれた譲次(真田広之)。…

”20分で分かる! マイナンバー制度 基本の「き」” を再チェック

最近配布された区報にマイナンバー制度特集が載っていました。いよいよ10月からマイナンバー(個人番号)の通知が始まり本番です。 区報の説明はもっぱら市民の視点からの説明でしたが、民間事業者の準備も待ったなしです。現状では民間事業者にはまったくメ…

生音楽番組「水曜歌謡祭」が呆気なく終了

フジテレビとしては21年ぶりとなる生放送のレギュラー音楽番組として4月に鳴り物入りで始まった「水曜歌謡祭」が半年で呆気なく終了です。初回は宝塚歌劇団が出演して盛り上がったのに……。www.fujitv.co.jp週末、撮りためた録画番組を見ていると2日放送分の…

企画展「スポコン展!」 @松屋銀座

松屋銀座でトムス・エンタテインメント(旧・東京ムービー)のアニメ制作50周年を記念した企画展「スポコン展!」を見てきました。正確なタイトルは「あしたのジョー+エースをねらえ!+アタックNo.1+巨人の星=スポコン展!」といいいます。『あしたのジョー…

【映画感想】『日本のいちばん長い日』(2015) / 戦後70年に見る価値あり でも旧作の方が好き

近くのシネコンで映画『日本のいちばん長い日』(2015年、監督:原田眞人)を見てきた。正直、日本映画を封切りで見るのはハードルが高い。今年は戦後70年でもあるし、旧作である岡本喜八版(1967年、東宝)が好きだということもあり足を運んでみた。なのでど…

「五輪エンブレムが白紙撤回」で思ったこと

炎上を続けていた佐野研二郎氏の「五輪エンブレム」が白紙撤回されました。9月1日、大会組織委員会が会見を開き、エンブレムの使用中止を表明しました。会見の様子は下記のとおりです。 「一般の国民の理解を得られない」から取り下げる!? 会見は長いわり…

東村アキコ『かくかくしかじか』読了しました

東村アキコが自らの半生を描く自伝エッセイ漫画『かくかくしかじか』(全5巻)を読了しました。通常、コミックは完結してから読むことにしているのですが、この漫画は待ちきれずに2年前ぐらいからぼちぼち読みついに読了しました。かくかくしかじか 1 (愛蔵…