退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

語学

【読書感想】隅田英一郎『AI翻訳革命 ―あなたの仕事に英語学習はもういらない―』(朝日新聞出版、2022年)

ここ数年で急速に性能向上を見せている「自動翻訳技術」の最新動向を紹介するだけでなく、今後の教育への影響にまで言及している。タイトルに惹かれて手にとったが面白く読んだ。AI翻訳革命 ―あなたの仕事に英語学習はもういらない―作者:隅田 英一郎朝日新聞…

Hasta la vista, baby

辞意を表明したボリス・ジョンソン英首相が、20日、首相として最後の答弁に立った。 最後の言葉は「Hasta la vista, baby」だった。www.youtube.comこれは映画『ターミネーター2』(1991年)で主演アーノルド・シュワルツェネッガーが発した有名なセリフ。スペ…

Macで「ルミナス英和・和英辞典」を使う

昔、株式会社エヌフォーというところから購入したiOSアプリ「ルミナス英和・和英辞典」がMacで使えるようになっていた。ルミナス 英和・和英辞典Enfour, Inc.辞書/辞典/その他¥2,820購入当時は物書堂の辞書アプリが統合されていなかったこともあり、私が研…

物書堂の辞書アプリをMacで使ってみたら最高だった

Macを新調したら試してみたかったのは「辞書 by 物書堂」をMacで使ってみることだ。辞書 by 物書堂物書堂辞書/辞典/その他無料これはM1 Macが必要要件ではなく、macOS Big Sur 11.3以降 のMacが動作するIntel Macでも構わない。私のMacは古すぎて、macOS B…

物書堂の「新編 英和活用大辞典」を買ってみた

物書堂からiOSなどで利用できるコンテンツ「新編 英和活用大辞典」(研究社)がリリースされた。セール期間中だったので安い買い物ではないが買ってみた。英語をいちばん勉強していたころの「おもひで」もある。手元に置いておきたい辞典なので、最後まで買…

【朗報】macOS版「辞書 by 物書堂」が正式リリースされる

いつのまにか物書堂がmacOS版「辞書 by 物書堂」を Mac App Store でリリースしていた。macOS版「辞書 by 物書堂」をリリースしました。IntelとM1のどちらでも動作し、これまでにiOSで購入した辞書もMacでダウンロードしてお使いいただけます。https://t.co/…

物書堂の「大辞泉」を買ってみた

物書堂からiOSなどで利用できるコンテンツ「大辞泉」(小学館)がリリースされた。セール期間中で安かったので買ってみた。書籍版「大辞泉 第二版」は2012年リリース。小さな百科事典のように使いたかったので、やや古いのが気になったが、「物書堂『大辞泉…

「辞書 by 物書堂」がMacで動作したら「神すぎる」だろ!

世間ではM1搭載のMacの評価が高いようです。M1 Mac + Big Sur の特徴のひとつはiPhone / iPadのアプリをMacで動作させられる点です。個人的には物書堂の辞書アプリがMacで動いたらいいなと思っていますが、以下のツイートのとおり物書堂はすでに取り組んでい…

物書堂の「研究社 新英和大辞典」を買ってみた

物書堂からiOSで利用できるコンテンツ「研究社 新英和大辞典(第6版)」がリリースされた。セール期間中に買おうかどうか迷っていたが、思い切って買った。 新英和大辞典 第六版 ― 並装研究社Amazon決して安い買い物ではなかったが、かつて英語学習に熱を入…

物書堂から「研究社 新英和大辞典」が出てるわけだが……悩む

物書堂からiOSで利用できるコンテンツ「研究社 新英和大辞典(第6版)」がリリースされてた。独立したアプリではなく、iOS アプリ「辞書 by 物書堂」から利用する。www.monokakido.jpわたしが英語学習に熱くなっていたころから、既に三大英和辞典として定評…

Netflixの無料お試し配信を試して語学学習に向いていると思った理由

Netflixが、アカウントを作らなくてもオリジナル映画やドラマを無料で視聴できるキャンペーンを開始した。www.itmedia.co.jp日本でも以下のリンクから利用可能であるが、試聴できる番組があまりにも少ないのが残念。上のニュースにある「2人のローマ教皇」を…

iPhoneで「日本語シソーラス 類語検索辞典」を使う

「辞書 by 物書堂」版「日本語シソーラス 類語検索辞典」がリリースされたので、しばらく悩んでいましたが思い切って購入しました。ちょっとマイナーな辞書かもしれません。「辞書 by 物書堂」版「日本語シソーラス 類語検索辞典 第2版」をリリースしました…

怪我の功名:大学入試の英語民間試験の導入が延期される

来年度から現行の大学入試センター試験に代り、新たに実施する「大学入学共通テスト」の目玉だった英語の民間試験導入の延期が決まった。英語民間試験の導入を延期これまでも多くの問題が指摘されていた民間試験の導入だったが、文科省は強行する構えをみせ…

iPhoneで「大辞林 第四版」を使う

「辞書 by 物書堂」版「大辞林4」がリリースされたので、さっそく購入しました。言葉は生き物ですからね。iPhoneなど利用するiOS辞書アプリです。「辞書 by 物書堂」版「大辞林4」の販売を開始しました。9月5日に発売されたばかりの「大辞林 第四版」をい…

iPhoneでOALD9を使う

物書堂から発売された辞書コンテンツ「オックスフォード現代英英辞典(第9版)」を購入しました。リリース記念セール期間中だったので少しだけ安く入手できました。これまでは単体の辞書アプリで提供されていましたが、今回から統合アプリが導入されたことに…

iPhoneで「リーダーズ英和辞典」を使う

物書堂から発売された辞書コンテンツ「リーダーズ英和辞典 + リーダーズ・プラス」を購入しました。リリース記念セールの期限が迫っていたので、悩んでいたのですが思い切って買いました。かなり高価なのでタップする指が震えました(汗)。ちなみに恒例の物…

物書堂の統合アプリ「辞書 by 物書堂」に移行しました

昨年夏、辞書アプリを多数リリースしている物書堂からAppleの意向に沿って、統合アプリを開発中だというアナウンスがありました。ようやく今月になって統合アプリ「辞書 by 物書堂」がリリースされたので、週末に単体辞書アプリからの移行作業を行いました。…

物書堂、統合型辞書アプリ「辞書 by 物書堂」をリリース

昨年夏、辞書アプリを多数リリースしている物書堂からAppleの意向に沿って、統合型辞書アプリを開発中だというアナウンスがありました。当初は昨年のうちにリリース予定と表明していましたが、その後、開発が遅延しているとの発表がありました。どうなってい…

【読書感想】堀江貴文『英語の多動力』(ディーエイチシー、2018年)

ホリエモンの英語論。といっても、この本を読んでもすぐに英語が上達するわけではありません。堀江さんの英語に対する考え方を知りたくて読んでみました。人によっては、英語習得のモチベーションを高めてる効果を期待できるかもしれません。サクッと読めま…

【読書感想】『検証 迷走する英語入試――スピーキング導入と民間委託』(岩波ブックレット、2018年)

英語を「読む・聞く・話す・書く」4技能を伸ばすためとして、2020年度から実施される「大学入学共通テスト」に「スピーキング」が課され、それがいずれは民間試験に全面委託されることがすでに決まっている。英語入試の大改革である。この本は研究者や教育者…

【読書感想】安河内哲也『全解説 英語革命2020』(文藝春秋、2018年)

2020年度大学入試からセンター試験が廃止され、新たに「大学入試共通テスト」が実施されることが決まった。受験生は3年生の4月から12月までに英検など認定された民間の外部試験を2回まで受験、成績のよい方を志望大学に提出することになる。ただし4年間は経…

【読書感想】黒田龍之介『ロシア語だけの青春: ミールに通った日々』(現代書館、2018年)

筆者本人も書いているが「ロシア語だけの青春」とはなかなか恥ずかしいタイトル。まあ本当の「だけ」だったのか分からないが、ロシア語学習に大変のリソースを注ぎ込んだのはよく伝わってくる。ロシア語だけの青春: ミールに通った日々作者:龍之助, 黒田発売…

【悲報】「ニュースで英会話」が番組終了です

2018年3月末をもってEテレ「ニュースで英会話」が終了しました。番組は、9年間ほど続いたことになり、語学番組として長寿となりました。最近はデーモン閣下の出演もあり、面白く見ていたので残念です。この番組は2009年に始まったNHKの語学番組です。NHKが…

【読書感想】鳥飼玖美子『英語教育の危機』(ちくま新書、2018年)

これまで英語教育改革に警鐘を鳴らし続けてきた筆者による総括本だ。私も「がんばれ」と陰ながら応援していたが、どうも手遅れのようだ。英語教育の危機 (ちくま新書)作者:玖美子, 鳥飼筑摩書房Amazonこの本では、これまでの英語教育改革の歴史を振り返った…

CNNのアマンプールに出演していた河野太郎外相がスゴかった!

録画をチェックしていると、河野太郎外相がCNNの番組「アマンプール」に出ているのを見つけました。「アマンプール」という番組は、高名なジャーナリストであるクリスティアン・アマンプール(Christiane Amanpour, 1958-)の冠番組でCNNの看板番組でもありま…

【読書感想】鳥飼玖美子『話すための英語力』 (講談社現代新書、2017年)

英会話のお手軽なハウツー本ではなく真面目な本です。冒頭から「英語を話すため土台は文法、先立つものは語彙、そして基礎体力は読むことで身につける」と釘を刺されます。まあ当たり前でしょう。話すための英語力 (講談社現代新書)作者:鳥飼 玖美子発売日: …

iPhoneで「ジーニアス英和・和英辞典」を使う

物書堂からリリースされた辞書アプリ「ジーニアス英和・和英辞典(第5版/第3版)」を買いました。既に「ウィズタム英和・和英辞典」を持っているのでぎりぎりまで迷いましたが、セールに後押しされて購入を決意しました。ジーニアス英和・和英辞典(第5版/…

「スプロールしている」とは!?

あるエッセイで「スプロールしている」という表現を目にした。文脈からスプロール(sprawl) が、都市の急激な発展で市街地が無計画に郊外に広がっていることを意味するのはなんとなく分かった。先日、羽田空港の機能拡張の説明会を見てきて、東京の都市計画…

「ゆびすうかんすう」で思ったこと

スカパーの某ニュース番組に、ゲストが日頃思っていることを短く話すコーナーがある。ある日の番組を録画で見ていたら、インド出身の経営コンサルタントのゲストが「ゆびすうかんすう」という語を何度も口にしていた。最初知らない数学用語なのかと思ったが…

【読書感想】田代真一郎『「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由』(ディスカヴァー携書、2015年)

定年までサラリーマン・エンジニアとして過ごし、定年後にプロの通訳者に転身。長いがインパクトがタイトルに惹かれ、決して若くない年齢でどうしてそうしたことが可能なのかと思い本書を手に取ってみた。「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」…