物書堂からiOSなどで利用できるコンテンツ「大辞泉」(小学館)がリリースされた。セール期間中で安かったので買ってみた。
書籍版「大辞泉 第二版」は2012年リリース。小さな百科事典のように使いたかったので、やや古いのが気になったが、「物書堂『大辞泉』は、書籍版第二版を大きく超える約30万3000項目を収録しています(2021年4月現在)」ということで、今後も新語が追加されることを期待したい。
ちょっと使ってみた。一応「COVID-19」のような新語も収録されているが、さすがに内容は最新というわけではない。これは仕方ないだろう。写真・図がたくさん載っているのもよい。下は「鉄血宰相・ビスマルク」を引いてみたところだが、肖像が載っていて楽しい。
総じて説明は簡潔で詳しいとは言えないが、むしろそこがいい。ウィキペディアでは、長々と説明文が載っていることがあるがゲンナリする。ざっくり語の意味を抑えたり、事実関係を確認するには便利である。
「大辞泉」とはちがい、横書きなのも特徴的。縦書きでも横書きでもどちらでも構わないが、カタカナが多い現代では横書きのほうが実用的かもしれない。
また、あまり使わないとは思うが音声が付いているのも電子版ならでは特徴である。ただ録音状態が悪いのかクリアではないないのは改善してほしい。
しばらく使ってみようと思うが、どのくらいの頻度でアップデートされるのかがポイントだろう。