退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2017-01-01から1年間の記事一覧

AppleがiPhone低速化問題で謝罪。格安でバッテリー交換可能に

先日、《「古いiPhoneが遅くなるのは意図的」とAppleが認めた件で思ったこと》という記事を書きましたが、米国で集団訴訟が起こるなか事態が進展しました。japanese.engadget.comAppleが低速化問題について説明不足で謝罪し、併せて対応策を発表したのです。…

【映画感想】『就職戦線異状なし』(1991) / 売り手市場だった就活を題材にした青春グラフィティ

神保町シアターの「私をバブルに連れてって 《バブリー映画特集》」という企画で、映画『就職戦線異状なし』(1991年、監督:金子修介)を鑑賞。新卒採用が空前の売り手市場だった当時の就活を描いた作品。槇原敬之の主題歌「どんなときも。」がヒットした。ち…

【お題】2017年一番良かった映画:スコセッシ監督『沈黙-サイレンス‐ 』

今年の良かった映画をひとつに絞るのむずかしいのですが、スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス‐ 』をベストに推します。沈黙-サイレンス- [Blu-ray]発売日: 2017/08/02メディア: Blu-ray遠藤周作のファンなので、事前に篠田正浩版(1971年)をチェックしてから…

漆黒のiMac Pro の実機に触ってきました

Mac

某量販店で最近リリースされたフラグシップモデルiMac Proに触ってきました。先日クリスマスのデコレーションに彩られた銀座に行ったついでに、アップルストア銀座に立ち寄りましたが、まだ実機がありませんでした。がっかりでした。別の日、新宿の某量販店…

【映画感想】『ムーンライト』(2016) / 映像美に注目したいインディペンデント映画

新文芸坐の《シネマ・カーテンコール 2017》という企画で、映画『ムーンライト』(2016年、監督:バリー・ジェンキンス)を鑑賞。第89回アカデミー賞作品賞を受賞して話題になった。貧困、ゲイ、人種問題、ドラッグを扱ったドキュメンタリー風の重たい社会派作…

テレビアニメ『ヨルムンガンド』を見る。「僕は、武器商人と旅をした」とさ。

テレビアニメ『ヨルムンガンド』をAbemaTVで鑑賞。第2期『ヨルムンガンド PERFECT ORDER』と合わせて全24話。2012年に放送されたガンアクション・アニメ。監督は元永慶太郎。何度見ても飽きないアニメのひとつ。原作は高橋慶太郎のコミックだが未読。世界的…

「餃子の王将」創業記念50年記念ストラップもらった

ほぼ週一で行く街に、たまたま「餃子の王将」があり昼食をそこで済ますことが多い。その「餃子の王将」で創業50年キャンペーンをやっていたのでスタンプを集めてみた。www.ohsho.co.jpキャンペーン期間が終了したので商品と交換してもらうと、「限定ストラッ…

【映画感想】『夜の素顔』(1958) / 京マチ子主演の女一代記

角川シネマ新宿の《大映創立75年記念企画 大映女優祭》で、映画『夜の素顔』(1958年、監督:吉村公三郎)を鑑賞。新藤兼人のオリジナル・シナリオ。夜の素顔 [DVD]発売日: 2017/12/22メディア: DVD旧軍の慰安の踊り子だった朱美(京マチ子)は、戦後、日舞の…

テレビアニメ「ガールズ&パンツァー」を鑑賞しました。「戦車道」という着想に乾杯!

劇場版公開のプロモーションのためか、Amazonプライム・ビデオでテレビアニメ「ガールズ&パンツァー」(全12話)が配信されていたので見てみました。テレビ放送当時(2012年)は「少女と戦車」の組み合わせがあざとく感じられて敬遠していました。しかし話題にな…

「古いiPhoneが遅くなるのは意図的」とAppleが認めた件で思ったこと

昨年秋、「iPhone 6sが突然シャットダウンする問題」に対して、Appleがバッテリー交換プログラムを発表したことが話題になりました。いまだにiPhone 6sユーザである私は、この「突然シャットダウン」を体験していたのでよく覚えています。昨晩このことを思い…

「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」@東京都美術館

上野の東京都美術館で開催中の「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を見てきました。フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh, 1853-1890)は、ある時期、浮世絵を始めとする日本文化に強い関心を寄せていました。この展示会ではファン・ゴッホと日…

【読書感想】池上彰、佐藤優『僕らが毎日やっている最強の読み方』(東洋経済新報社、2016年)

現代の知識人として知られる池上彰と佐藤優の対談集。新聞、雑誌、ネット、書籍、教科書・学習参考書の読み方・使い方について、その「極意」を開陳している。いかにも売れそうな本である。僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から…

【映画感想】『痴人の愛』(1960) / 叶順子が体当たりで演じた大映映画

角川シネマ新宿の《大映創立75年記念企画 大映女優祭》で、映画『痴人の愛』(1960年、監督:木村恵吾)を鑑賞。谷崎潤一郎の同名小説の映画化。木村恵吾監督が京マチ子版につづいて再映画化に挑んでいる。叶順子が体当たりの演技を披露しているのにも注目。痴…

torne mobileがアップデートされて不具合が修正されました

先日、「iOS 11.2 にアップデートしたらtorne mobile で再生できなくなったぞ」という記事を書きましたが、torne mobileがアップデートされて問題が解消されました。「torne mobile Ver.1.32」となります。【torne mobile アップデートのお知らせ】本日「tor…

【悲報】「ニュースザップ」番組終了

12月15日の4時間SPを最後に「ニュースザップ」は番組終了しました。番組を録画で見ていると、〈2017年12月15日「ニュースザップ」終了〉というネタがありましたが、本当に番組終了だったので驚きました。本日の4時間SPいかがでしたでしょうか。<2017年12月15…

例年通り、月曜日始まりの卓上カレンダーを購入

年の暮れが迫ってきたので、来年の卓上カレンダーを購入しました。ここ数年、デスク上のカレンダーは「月曜日始まり」を使っています。貰いものは日曜日始まりばかりなので、今年も気に入ったデザインのものを探しに行ってきました。卓上カレンダーについて…

「表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち展」 @パナソニック 汐留ミュージアム

パナソニック 汐留ミュージアムで「表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち展」を見てきました。抽象絵画の創始者ヴァシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky, 1866-1944)と、20世紀フランス最大の宗教画家ジョルジュ・ルオー(Georg…

【映画感想】『わんわん忠臣蔵』(1963) / 主題歌「わんわんマーチ」がなつかしい

新文芸坐の《12月!おのおの方、討ち入りでござる! 大忠臣蔵映画祭》という「忠臣蔵特集」で、東映動画の長編アニメーション映画『わんわん忠臣蔵』(1963年、監督:白川大作)を鑑賞。『サラリーマン忠臣蔵』(1960年)との二本立て。『サラリーマン忠臣蔵』…

【映画感想】『サラリーマン忠臣蔵』(1960) / 森繁久彌が大石を演じる珍作

新文芸坐の《12月!おのおの方、討ち入りでござる! 大忠臣蔵映画祭》という「忠臣蔵特集」で、映画『サラリーマン忠臣蔵』(1960年、監督:杉江敏男)を鑑賞。忠臣蔵を企業内抗争に置き換えた珍作。笠原良三の脚本が冴えている。サラリーマン忠臣蔵 正・続篇…

iOS 11.2 にアップデートしたらtorne mobile で再生できなくなったぞ(激おこ)

iOS 11 がリリースされて時間が経ったので、週末、そろそろいいだろうと重い腰を上げてiPhoneをiOS 11.2にアップデートしました。すると、俺的超重要アプリ「torne mobile」アプリでnasneの録画ビデオの再生ができなり困りました。torne™ mobilePlayStation …

【映画感想】『ラ・ラ・ランド』(2016) / 正統ミュージカル映画風味のカルト映画

早稲田松竹で映画『ラ・ラ・ランド』(2016年、監督:デミアン・チャゼル)を鑑賞。公開時そして名画座でも見逃してたが、映画館の混雑がひどくて閉口しながらもようやく見ることできた。今年のうちに見ておきたかった映画なので満足した。ラ・ラ・ランド スタ…

【映画感想】『美女と野獣』(2017) / ディズニーの長編アニメーション映画作品『美女と野獣』(1991)の実写リメイク作品

早稲田松竹で映画『美女と野獣』(2017年、監督:ビル・コンドン)を鑑賞。1991年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品『美女と野獣』の実写リメイク作品。主演ベルを、「ハリー・ポッター」シリーズで知られるエマ・ワトソンが演じている。美…

CNNのアマンプールに出演していた河野太郎外相がスゴかった!

録画をチェックしていると、河野太郎外相がCNNの番組「アマンプール」に出ているのを見つけました。「アマンプール」という番組は、高名なジャーナリストであるクリスティアン・アマンプール(Christiane Amanpour, 1958-)の冠番組でCNNの看板番組でもありま…

【読書感想】森秋子『脱力系ミニマリスト生活』(2017年、KADOKAWA)

世の中には「これはストイックすぎるだろ!」というミニマリストの本も散見されますが、この本は脱力系というか少し緩いミニマリストの本です。親しみやすいですね。脱力系ミニマリスト生活作者:森 秋子発売日: 2017/06/01メディア: 単行本数々の暮らしのヒ…

【悲報】NHK受信料訴訟、最高裁「支払い義務は合憲」と初判断示す

NHKの受信料制度が憲法が保障する「契約の自由」に反するかどうかが争われた訴訟の上告審で、6日、最高裁大法廷は、受信料制度を「合憲」とする初判断を示した。http://toyokeizai.net/articles/-/200279toyokeizai.net判決文は下記のリンクを参照のこと。 h…

【映画感想】『夜間もやってる保育園』(2017) / 夜間保育園の知られざる現実を描いたドキュメンタリー映画

ポレポレ東中野で映画『夜間もやってる保育園』(2017年、監督:大宮浩一)を見てきた。夜間保育園の知られざる現実を描いたドキュメンタリー映画。昨年「保育園落ちた日本死ね」というブログ記事が注目を集めたが、待機児童がいま大きな社会問題となっている…

「はいからさんが通る」 展 @弥生美術館

弥生美術館で開催中の「はいからさんが通る」 展 を見てきました。今回は「あさきゆめみし」はフューチャーされていませんが、初期作品を含めて大和和紀ワールド全開です。「はいからさんが通る」を今年になって読み直したこともありますが、原画展好きとし…

大学向け履修管理アプリ「Orario(オラリオ)」の記事が面白かった

雑誌「日経コンピュータ」(2017.10.26号)の連載「動かないコンピュータ」で、ベンチャーが開発した大学生向け履修管理アプリ「Orario(オラリオ)」の不正アクセスを取り上げていて面白く読んだ。とくに開発したベンチャーの代表と立命館大側との対話を興味…

【映画感想】『カティンの森』(2007) / ”カティンの森事件”を題材にしたポーランド映画

DVDで映画『カティンの森』(2007年、監督:アンジェイ・ワイダ)を鑑賞。第二次世界大戦中、ソ連軍のポーランド侵攻に際し、1940年にソ連内務人民委員部(KGBの前身)が、捕虜になった約15000人のポーランド将兵を虐殺、カチンの森に埋めたとされる「カティン…

高尾駅の天狗の石像は健在だった

久しぶりにJR高尾駅の天狗の石像に対面しました。前に見たのは昭和の時代に高尾山に登ったときかもしれません。天狗信仰で知られる高尾山に因んだ観光客誘致の目的の石像ですが、いまみても迫力があります。裏の碑文によれば昭和53年(1978年)に建立されたよ…