退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書感想】伊藤喜之『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』(講談社+α新書、2023年)

ガーシーこと、元参議院議員・東谷義和に密着したノンフィクション。悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味 (講談社+α新書)作者:伊藤喜之講談社Amazon大手メディアが「事なかれ主義」で避けているテーマに挑戦していることは評価できる。軽い読み物として…

「学習院女子大学が学習院大学に統合される」というニュースで思ったこと

学習院女子大学国際文化交流学部を学習院大学の学部として統合する計画が、27日に発表された。最短で令和8(2026)年4月に統合するという。学習院女子大学の学習院大学への統合について|学校法人学習院最近多くの女子大が苦境に立っており、次々に募集停止…

【映画感想】『この子の七つのお祝いに』(1982) / 増村保造監督の事実上の遺作

DVDで映画『この子の七つのお祝いに』(1982年、監督:増村保造)を鑑賞。原作は「第一回横溝正史賞」を受賞した斎藤澪の同名小説。主演は岩下志麻。大映映画で活躍した増村保造による最後の監督作品。角川映画。あの頃映画 「この子の七つのお祝いに」 [DVD]…

iPhoneを使ってApple Watchをロック解除する方法

朝、あわてて身支度をして駅まで行き、Apple WatchのSuicaで自動改札を通ろうして「失敗」することありませんか。原因はApple Watchがロックされていたためです。解除するには、小さい画面の「パスコード」を入力しなければいけません。 Apple Watchのパスコ…

【映画感想】『サーキットの狼』(1977) / スーパーカーブームの火付け役となったジャンプ漫画の実写化映画

YouTube「東映シアターオンライン」チャンネルで配信された映画『サーキットの狼』(1977年、監督:山口和彦)を鑑賞。原作は池沢さとしにより、漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」に1975年から1979年にわたり連載されていた同名漫画。サーキットの狼 [DVD]風吹真…

コミック『将棋指す獣』が完結してなかった件

ふと以前より気になっていたコミック『将棋指す獣』(原作:左藤真通、漫画:市丸いろは、将棋監修:瀬川晶司)を読み始める。全4巻。主人公は女性・弾塚光。元奨励会三段の彼女がプロ棋士を目指す熱いストーリー。将棋指す獣 1巻: バンチコミックス作者:左…

【映画感想】『探偵物語』(1983) / 薬師丸ひろ子主演の角川映画 松田優作とのディープキスが話題に

DVDで映画『探偵物語』(1983年、監督:根岸吉太郎)を鑑賞。少し前に『SOUL RED 松田優作』というドキュメンタリー映画を見て、そのなかで本作が引用されていたので無性に見たくなった。薬師丸ひろ子主演映画第3作の角川映画。探偵物語 角川映画 THE BEST [DV…

オンライン予備校「ただよび」破産で思ったこと

オンライン予備校「ただよび」が破産手続きを開始したことを6日、公式HPなどで発表した。https://tadayobi.net/announce/65「ただよび」は教育格差を是正を崇高な理念に掲げた実験的なビジネスモデルだったが、あえなく破綻した。 オンライン予備校「ただよ…

充電器「Anker Nano II 65W」を買ってみた

Amazonのプライムデーで充電器「Anker Nano II 65W」を買ってみました。周囲の環境をUSB-C化するための一環です。Anker Nano II 65W (PD 充電器 USB-C)【独自技術Anker GaN II採用/PD対応/PSE技術基準適合/折りたたみ式プラグ】MacBook PD対応Windows PC iPa…

【映画感想】『日本の悲劇』(1953) / 戦争未亡人を演じた望月優子の出世作

DVDで映画『日本の悲劇』(1953年、監督:木下惠介)を鑑賞。主演は望月優子。松竹映画。白黒映画。木下惠介生誕100年 「日本の悲劇」 [DVD]望月優子Amazon戦争未亡人・春子(望月優子)は、二人の幼い子供をかかえ生活のため時には体を売ることすらあったが、…

雑誌「文藝春秋」で原田諒による手記〈宝塚「性加害」の真相〉読んで思ったこと

先日、ふと目にした少し前の雑誌「文藝春秋」(2023年6月号)に載っていた〈宝塚「性加害」の真相〉を読んでみた。昨年12月「性加害に及んだ演出家」と報道された、元・宝塚歌劇団の演出家である原田諒による反論ともいうべき手記である。文藝春秋2023年6月号…

【読書感想】坂本龍一『音楽は自由にする』(新潮文庫、2023年)

坂本龍一が自らの人生を振り返るという企画。月刊自動車誌『エンジン』の連載記事をまとめたもの。この本は、2009年に単行本として刊行され、筆者の死去を契機に文庫化されたもの。なので、晩年についての言及はない。本文には細かく注釈がついており、さら…

TOKYO MXで放送されてきた特撮テレビドラマ「仮面ライダーX」が最終回でした

TOKYO MXで放送されてきた特撮テレビドラマ「仮面ライダーX」(全35話)が最終回を迎えた。「仮面ライダーシリーズ」の第3作である。 「仮面ライダーX」が最終回でしたXライダー(速水亮)は、ライドルなる武器を装備しており、武器を装備した初のライダーだっ…

マイナ保険証を使ってみた

トラブル続出で世間を騒がせている「マイナ保険証」ですが、医療機関を受診する機会があったので実際に使っていました。元々が新しもの好きなもので。少し前に厚労省が「マイナ保険証と紙の保険証、両方持参してほしい」と呼びかけていました。いままで紙の…

【映画感想】『兵隊やくざ』(1965) / 勝新太郎と田村高廣のコンビが素晴らしいバディもの映画の名作

DVDで映画『兵隊やくざ』(1965年、監督:増村保造)を鑑賞。ソ連国境近くに駐屯している旧陸軍の部隊を舞台に描かれるバディもの。本作のヒットを受けて「兵隊やくざ」シリーズとして大映で8作が制作された。主役は勝新太郎、助演は田村高廣。白黒映画。大映…