退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

マイナ保険証を使ってみた

トラブル続出で世間を騒がせている「マイナ保険証」ですが、医療機関を受診する機会があったので実際に使っていました。元々が新しもの好きなもので。

少し前に厚労省が「マイナ保険証と紙の保険証、両方持参してほしい」と呼びかけていました。いままで紙の保険証1枚で済んでいたのに、なぜか2枚持っていくことになる……。もう破綻していますね。

まあ厚労省に言われるまでもなく、今回の受診時には両方持っていきした。マイナカード関連のシステムはまったく信用できません。

クリニックに到着すると窓口にマイナ保険証のリーダーがありました。窓口に「マイナ保険証でお願いします」と伝えて、さっそく使ってみました。あっさり保険資格の確認ができました。まあ医療情報などの共有はお断りしましたが……。

政府の頑なな方針により、紙の保険証がスケジュール通りに廃止されることはまちがいありません。その前にしばらく従来の紙の保険証とマイナ保険証が併存する期間があります。その間に「マイナ保険証」を使ってみることをオススメします。いざというときに、保険資格が確認できずにいったん「10割負担」になったらたまりません。

「マイナ保険証」を使ってみてまず思ったのは、マイナンバーカードを持ち歩くことに不安があるということです。マイナンバーカードは自宅に大切に保管しておいて、機能だけをスマホに取り出して持ち歩くことはできないのでしょうか。

保険証をデジタル化するという方向性は正しいのですが、制度設計や運用にはいろいろ問題があるようです。もう少し慎重に物事を進めたらいいと思うのですが、政府の態度は頑固で、スケジュールを守ることに固執しているようです。やれやれ。

何が問題か マイナンバーカードで健康保険証廃止