退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

福岡女子大訴訟:原告男性が訴え取り下げ

以前、記事に書いた公立女子校の違憲性を争う福岡女子大学訴訟で、原告男性が訴えを取り下げていたことわかりました。

この訴訟は、昨年秋、福岡女子大から入学願書を受理されなかった20代の男性が大学側を相手取り、受験生としての地位があることの確認を求めて福岡地裁に提訴した一件で、「法の下の平等をうたう憲法14条に反する」という違憲訴訟です。

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今年5月に福岡地裁で第一巻口頭弁論が行われたことは報じられましたが、その後の裁判の行方が気になっていました。

地元テレビ局・九州朝日放送 (KBC)によれば、原告男性が先月20日付けで訴えを取り下げていたとのこと。

【福岡】福岡女子大訴訟 原告男性が訴え取り下げ
09/07 19:13 更新
岡女子大への入学をめぐる裁判で、原告の男性が訴えを取り下げていたことが分かりました。この裁判は福岡県内に住む20代の男性が去年11月、福岡女子大学の社会人枠に入学願書を提出しましたが受理されず、男性であることを理由に拒否するのは憲法違反だと訴えていたものです。しかし、原告の男性は訴えを取り下げ先月20日付けで裁判が終結したということです。男性は理由について「裁判所から、争点とは無関係のことについての立証を執拗に求められた。」と話しています。

http://www.kbc.co.jp/top/news/lb_pc/kbc_0004.html
Source: 九州朝日放送

この記事によれば原告は「裁判所から、争点とは無関係のことについての立証を執拗に求められた」とありますが、「争点が何なのか」、そして「立証を求めれた争点と無関係なこと」とは何なのか、さっぱり分かりません。地方メディアとはいえ、こんな取材でいいのでしょうか。

まさか「大学を訴える資格」や「原告が入学を拒否されて受けた不利益は、入学できた場合に比べてどの程度大きいのか」という基本的要件の立証を求められたということでしょうか。推測の域をでませんが……。

それにしても公立女子校の是非を問う絶好の機会だったのに残念です。原告には弁護士などの専門家のサポートはなかったのでしょうか。もう少し詳細が知りたいものです。

福岡県立大学/福岡女子大学 (2015年版大学入試シリーズ)

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