退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

非常事態宣言下の区立図書館の対応はさまざま

新型コロナウイルス感染症の拡大にともない非常事態宣言が発令された。気がかりだったのは区立図書館の対応である。

一回目に非常事態宣言が出されたとき、地元の図書館は完全に閉館して予約した資料を受け取ることもできなくて困った。結局、活字中毒になってKindle Unlimitedを契約してしのいだ。

さて今回はどうなるのかと注目していたが、地元の図書館では、「書架への立ち入りや資料の閲覧はできないが、資料の返却と予約資料の受け取りはできる」という。雑誌をチェックできないのはさみしいが、資料を貸し出してくれるというのでほっとした。週末図書館に行ったが、利用者も図書館のスタッフも手慣れたものだ。

私は、地元の図書館のほかに、複数の区でも図書館の利用登録して使い分けている。それぞれの対応を調べてみると区によってかなり違いがあった。

ざっくり分類していみると、

  • 完全閉館(予約受付やWEBサービスも停止)
  • 提供サービスを限定して開館(予約資料の受け取りは可)
  • これまでどおりの運用(「まんぼう」ですでに対応済みということらしい)

となり、区によって対応が異なる。

図書館の運営が一律にならずに区の判断にまかされているのは好ましいが、非常事態宣言への対応の違いによってそれぞれの区の姿勢がわかって興味深い。

公立図書館と都市経営の現在―地域社会の絆・醸成へのチャレンジ (都市経営研究叢書4)