六本木ヒルズで開催中のマリー・アントワネット展に行ってきました。フランス王妃・マリー・アントワネット(1755-1793)の激動の生涯を辿る展示会です。
年末に出かけようと前にチケットを入手したがようやく見ることができました。会期は昨年10月からなので、そろそろゆったり見れる頃かと思いましたが甘かった。大変な混雑で入場まで15分ほど待たされました。時間がもったいない。
会場には肖像画をはじめ、王妃が愛用した食器・家具・衣服などの愛用品が展示されていました。ユニークなのは、王妃が過ごしたであろう部屋を再現した空間再現です。浴槽の展示もありましたが、さすがにせまい。やはり当時の王族より現代の庶民の方が快適な生活を送っているようです。
それでもヴェルサイユ宮殿の図面を見るとさすがに壮大です。この荘厳な宮殿で過ごした王妃を振り返る展示会なのに、会場はせまく人は多すぎなのは皮肉なものです。日時を指定するなど、もう少しゆったりと鑑賞できる工夫が必要なのかもしれません。
ひとつ感心したのは音声ガイド。花總まりさんがマリー・アントワネット役を務めていました。花總のセリフは実際に王妃が遺した言葉だそうです。「まり」だけに「マリー」というわけでもないでしょうが、幼少期から断頭台で処刑される最期までの生涯を年齢ごとに演じ分けていていて、いいモノを聴けました。音源がほしいぐらいです。オススメです。
音声ガイドは、しおりのオマケがついていましたが、通常よりちょっと高めの料金設定でした。オマケは要らないののでワンコインに抑えてほしいです。
普段の美術展のように目玉の美術品があるわけではありませんが、マリー・アントワネット人気を再確認した展示会でした。