退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

小林まことの「JJM 女子柔道部物語」が完結していました

小林まことによるコミック「JJM 女子柔道部物語」(全15巻)が完結していたので、先月出た最終巻を読んでみた。原作は女子柔道オリンピック金メダリストの恵本裕子 。

最終巻は「高校柔道編」のクライマックス。全道高校柔道大会・女子団体戦の決勝戦が濃厚に描かれる。主人公・神楽えも(途中まで「もえ」かと思って読んでいたのはヒミツ)たち、カムイ南高校が全道制覇を賭けて相手高校と対決する。

先鋒、中堅、大将戦(女子は三人制なのだ)とも迫力満点。えもの活躍で勝ち抜けるのかと思ったが……。何はともあれ、カムイ南高校が勝利を収めてインターハイに出場するが、その様子にはわずか数ページしか紙面が割かれていない。

主人公が柔道未経験者で高校で才能を開花させるのは、小林まことが25年以上前に描いた「柔道部物語」を想起させる。しかし本作は「柔道部物語」と異なり、高校卒業後の競技人生が引き続き「社会人編」として描かれるという。大いに期待したい。

小林まことは、柔道やレスリングの格闘シーンを描かせたら右に出るものがいない。第一人者と言ってもいいだろう。読み応え十分だった。