退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【訃報】寺沢武一さん死去

漫画家の寺沢武一(てらさわ・ぶいち)さんの訃報が届いた。68歳。www.sponichi.co.jp寺沢さんの代表作といえば、漫画雑誌「週刊ジャンプ」で1978年から1984年にかけて連載された、SF漫画「コブラ」であろう。「週刊ジャンプ」の黄金期を支えた漫画家のひと…

iPhone 15が発表されたので機種変更を検討してみた

米Appleが9月12日(現地時間)に新モデル「iPhone 15」を発表した。そこで現在使用中の「iPhone 12 mini」から機種変更をどうするか検討してみた。新モデルの詳細な仕様は各自でAppleのサイトなどで確認してほしい。私のお目当ては「無印 iPhone 15」である…

仲邑菫女流棋聖、韓国棋院に移籍の衝撃

囲碁の仲邑菫(なかむらすみれ)女流棋聖(14)が、日本棋院から韓国棋院への移籍手続きを進めていることが報じられた。www.nikkansports.com日本棋院は報道内容は事実だと認めており、移籍を認める方針だという。今後韓国棋院が仲邑の移籍希望を認めれば、…

再開が待たれる大好きな漫画たち

今夏、長らく休載していた平野耕太『ドリフターズ』の新刊が発売されて驚きました。そこで現在執筆が中断してる作品のなかから、私が個人的に再開・完結を待望している漫画を3つ紹介します。 ガラスの仮面/美内すずえ 少女漫画の金字塔と言っても異論がない…

平野耕太によるコミック『ドリフターズ』の第7巻が5年ぶりに刊行されていた件

平野耕太によるコミック『ドリフターズ』(既刊7巻)の最新刊が、ほぼ5年ぶりに刊行されていた。この漫画は、古今東西の英雄が、中世ファンタジー風の異世界に召喚されるアクション系歴史ファンタジー作品。主人公は島津豊久。簡単には説明できないぶっ飛ん…

ふるさと納税で多額の住民税が流出している件

先日届いた自治体の広報を読んでいると、「ふるさと納税」についての囲み記事があった。多額の住民税が流出しており、それが年々増加しているという内容だった。都市部ではどこの自治体では同じ悩みを抱えているようだが、この記事には、具体的に昨年度は〇…

小林まことの「JJM 女子柔道部物語」が完結していました

小林まことによるコミック「JJM 女子柔道部物語」(全15巻)が完結していたので、先月出た最終巻を読んでみた。原作は女子柔道オリンピック金メダリストの恵本裕子 。JJM 女子柔道部物語(1) (イブニングコミックス)作者:恵本裕子講談社AmazonJJM 女…

【映画感想】『遥かなる走路』(1980) / “トヨタ自動車創業者の立志伝

DVDで映画『遥かなる走路』(1980年、監督:佐藤純彌)を鑑賞。“トヨタ自動車”創業の道のりを壮大なスケールで描く。原作は木本正次による伝記小説「夜明けへの挑戦」、主演は市川染五郎、現在の松本白鸚 (2代目)である。あの頃映画 「遥かなる走路」 [DVD]松…

【読書感想】大貫 真之介『私がグループアイドルだった時 僕の取材ノート2010-2020』(双葉社、2023年)

本書はフリーライターである著者が、現在はグループアイドルを卒業した13人にインタビュー記事をまとめた書籍。10年代のややマイナーなグループアイドルが主な取材対象。私がグループアイドルだった時 僕の取材ノート2010-2020作者:大貫真之介双葉社Amazon登…

夏恒例のmacOSアップデートを実施しました (Monterey→Ventura)

Mac

夏の恒例行事「macOSのアップデート」を今年もやりました。今年はMontereyからVenturaへのアップデートです。なぜ夏にアップデートするのかといえば、macOSは毎年秋に最新版がリリースされるのですが、最新版が出る少し前に安定してきたバージョンに上げてお…

【映画感想】『地球防衛軍』(1957) / 東宝初のワイドスコープによるカラー特撮映画

少し前に〈午前十時の映画祭13〉で上映されていた映画『地球防衛軍』(1957年)を鑑賞。監督は本多猪四郎、特技監督は円谷英二、主演は佐原健二。4Kリマスター版。地球防衛軍 [東宝DVD名作セレクション]佐原健二Amazon富士山山麓で奇怪な山火事と山崩れが頻発…

【読書感想】吉村栄一『坂本龍一 音楽の歴史 : A HISTORY IN MUSIC』(小学館、2023年)

今年3月に他界した音楽家・坂本龍一の評伝。坂本龍一 音楽の歴史 ~A HISTORY IN MUSIC~作者:吉村栄一小学館Amazon本書がカバーしているのは2022年まで最晩年には触れられていない。少し前に文庫で『音楽は自由にする』という雑誌インタビューをまとめた自…

華優希さんが朝ドラ「らんまん」に出演してました!

元宝塚歌劇団花組トップ娘役・華優希さんが、現在放送中の朝ドラ「らんまん」に出演していました。人気芸者・菊千代役。困窮する主人公・万太郎(神木隆之介)の家計を救うべく、妻・寿恵子(浜辺美波)は叔母みえ(宮澤エマ)が切り盛りする料亭で中居とし…

全店閉店されるジューススタンド「ハニーズバー」に行ってきた

JR東日本の駅構内に出店しているジューススタンドチェーン「ハニーズバー」が8月末をもって全店閉店となることが報じられました。nlab.itmedia.co.jpこの「ハニーズバー」は、以前はよく利用していましたが、最近は利用している鉄道路線もちがい足が遠のいて…

実写映画を受けてコミック「ガラスの脳」を読んでみた

先日、映画『ガラスの脳』(1999年、監督:中田秀夫)を観て、原作である手塚治虫の短編漫画を読んでみた。以前、読んだことがあるはずだが記憶に残ってなかった。手塚治虫文化賞受賞作家が選ぶBest of 手塚's Work作者:手塚治虫朝日新聞出版Amazon原作の鉄道…

妻夫木聡主演のテレビドラマ「ブラックジャックによろしく」を見終わりました

再放送されていたテレビドラマ「ブラックジャックによろしく」(全11話)を見終わった。原作は佐藤秀峰による同名漫画、主演は妻夫木聡。このドラマは2003年にTBS系列で放送されたので、20年前の作品である。ブラックジャックによろしく DVD-BOX妻夫木聡Amaz…

【読書感想】稲垣えみ子 『老後とピアノ』(ポプラ社、2022年)

いわゆる「大人のピアノ」についてのエッセイ。積読しておいた本を読み始めたあたりで、筆者がNHKの「あさイチ」に出演していたのを見つけた。最初は本書の筆者と同一人物とはわからなかったが、元朝日新聞の記者だというので表紙のアフロのイラストで「この…

【映画感想】『ガラスの脳』(1999) / 手塚治虫の短編漫画の実写化作品

DVDで映画『ガラスの脳』(1999年、監督:中田秀夫)を鑑賞。手塚治虫による短編漫画の実写化作品。主演は小原裕貴と後藤理沙。ガラスの脳 [DVD]後藤理沙Amazon飛行機事故の唯一の生存者だった妊婦が女の子を出産する。その赤子は目を覚まさず、成長だけを続け…

コミック「重版出来!」が完結!

松田奈緒子によるコミック「重版出来!」(じゅうはんしゅったい)が完結していた。全20巻。週刊コミック誌の編集部を舞台に、女性漫画編集者・黒沢心を主人公として、漫画家とともに奮闘しながらヒット作を世に出していく、漫画業界のリアルと描く。重版出来…

【悲報】Amazon、プライム会費を値上げ 年5900円に

Amazon.co.jpは8月10日、同社の有料プラン「Amazonプライム」の年会費を4900円から1000円増の5900円に値上げすると発表しました。日本での値上げは4年ぶり。ascii.jpあらゆるもの値上がりしている昨今の状況を考えると、「仕方ない」と思えますが正直イタい…

【映画感想】『ゴルゴ13』(1973) / 高倉健主演の実写版「ゴルゴ13」

YouTube「東映シアターオンライン」チャンネルで配信された映画『ゴルゴ13』(1973年、監督:佐藤純弥)を鑑賞。原作はさいとう・たかをによる同名漫画。初の実写映画化作品となる。主演は高倉健。東映映画。ゴルゴ13 [DVD]高倉健Amazon某国秘密警察部長フラ…

TOKYO MX で「ガメラ祭り」始まりました

8月6日にTOKYO MXで大映の特撮映画『大怪獣ガメラ』(1965)が放送された。これを皮切りに昭和平成ガメラが8月9月にかけて放送される。TOKYO MX映画情報#映画『 #大怪獣ガメラ』8月9月は #ガメラ 祭り‼️昭和平成の名作を厳選してお届け️ジェット機をたたき落し…

懐かしの営団地下鉄Sマーク展 @地下鉄博物館

地下鉄博物館で開催中の「懐かしの営団地下鉄Sマーク展」という収蔵品展を見てきました。地下鉄博物館は、東京メトロ東西線葛西駅の高架下にある、地下鉄を専門に扱った博物館です。地下鉄博物館なのに高架下という不思議な立地ですが、まあいいでしょう。東…

【映画感想】『ぼんち』(1960) / 船場商家の跡取りを主人公に大阪商人の生きざまを描いた文芸作品

DVDで映画『ぼんち』(1960年、監督:市川崑)を鑑賞。主演は市川雷蔵、原作は山崎豊子の同名小説。大映映画。ぼんち [DVD]市川雷蔵Amazon昭和初期、四代続いた船場の足袋問屋の一人息子・喜久治(市川雷蔵)は、かつては「きくぼん」と呼ばれ商才を発揮して店…

駆け込みで契約した「OCNモバイルONE」を1か月使って思ったこと(MUSICカウントフリー使いまくった)

MVNOサービス「OCNモバイルONE」を展開するNTTレゾナント株式会社が、2023年7月1日に株式会社NTTドコモに吸収合併されることに伴い、格安SIMで独自の存在感を示していた「OCN モバイル ONE」も2023年6月26日をもって新規申し込み終了となった。申し込みが終…

【映画感想】『君たちはどう生きるか』(2023) / 宮崎駿監督の最新作

少し前になるが、近くのシネコンで映画『君たちはどう生きるか』(2023年、原作・脚本・監督:宮崎駿)を観てきた。御大・宮崎駿監督による長編アニメであり、そのネームバリューのおかげで「広告ゼロ」にもかかわらず興行成績は良好とのこと。ジブリアニメと…

【読書感想】伊藤喜之『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』(講談社+α新書、2023年)

ガーシーこと、元参議院議員・東谷義和に密着したノンフィクション。悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味 (講談社+α新書)作者:伊藤喜之講談社Amazon大手メディアが「事なかれ主義」で避けているテーマに挑戦していることは評価できる。軽い読み物として…

「学習院女子大学が学習院大学に統合される」というニュースで思ったこと

学習院女子大学国際文化交流学部を学習院大学の学部として統合する計画が、27日に発表された。最短で令和8(2026)年4月に統合するという。学習院女子大学の学習院大学への統合について|学校法人学習院最近多くの女子大が苦境に立っており、次々に募集停止…

【映画感想】『この子の七つのお祝いに』(1982) / 増村保造監督の事実上の遺作

DVDで映画『この子の七つのお祝いに』(1982年、監督:増村保造)を鑑賞。原作は「第一回横溝正史賞」を受賞した斎藤澪の同名小説。主演は岩下志麻。大映映画で活躍した増村保造による最後の監督作品。角川映画。あの頃映画 「この子の七つのお祝いに」 [DVD]…

iPhoneを使ってApple Watchをロック解除する方法

朝、あわてて身支度をして駅まで行き、Apple WatchのSuicaで自動改札を通ろうして「失敗」することありませんか。原因はApple Watchがロックされていたためです。解除するには、小さい画面の「パスコード」を入力しなければいけません。 Apple Watchのパスコ…