8月6日にTOKYO MXで大映の特撮映画『大怪獣ガメラ』(1965)が放送された。これを皮切りに昭和平成ガメラが8月9月にかけて放送される。
🎬TOKYO MX映画情報🎬#映画『 #大怪獣ガメラ』
— TOKYO MX (9ch) (@TOKYOMX) 2023年8月6日
8月9月は #ガメラ 祭り‼️
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ジェット機をたたき落し、東京タワーをわし掴み
火を吐いて空を飛ぶ世紀の大怪獣が蘇る‼️🔥🦖
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🕖8/6(日)夜7時〜
📺TOKYO MX1 で放送☝️ pic.twitter.com/sw8zeI3foy
週末放送された映画『大怪獣ガメラ』は、8作つくられた昭和ガメラシリーズの第1作。東宝ゴジラにより起こった怪獣ブームに大映が便乗して製作された特撮映画。この映画については、以前新文芸坐オールナイトで観たときの感想をすでに書いている。
ざっくり言って、東宝ゴジラの後追いだった割には冴えない映画である。この第1作では、まだ「子どもの味方・ガメラ」という設定はなく、シリアス路線なのか子ども向けなのかよくわからない中途半端な映画になっている。ゴジラの第1作がいかにスゴかったかをあらためて知らしめる結果となった。
当初大映には続編の構想はなかったらしく、ガメラを殺すには忍びないという理由で「Zプラン」を転用して巨大ロケットのフェアリングにガメラを誘導して、ロケットを発射して火星に追放する結末となった。またガメラの体高は60m、体重80tという設定だったが、特撮映像のロケットの巨大さに驚くばかりだ。
以前、新文芸坐で昭和ガメラの全8作を上映する企画があった。前半4作は見たが、後半4作を見逃して残念に思った記憶がある。今回の特集では見逃した昭和ガメラシリーズ第5作『ガメラ対大悪獣ギロン』(1969)の放送も予定されていて、個人的にはそれをいちばん楽しみにしている。