【映画感想】『ゴジラvsコング』(2021) / 「モンスターバース」シリーズの第4作
近くのシネコンで映画『ゴジラvsコング』(2021年、監督: アダム・ウィンガード)を鑑賞。「モンスターバース」シリーズの第4作。
ゴジラが突如フロリダに現れテック企業エイペックス社の施設を破壊する。エイペックスのCEOシモンズ(デミアン・ビチル)は、モナークの管理下にある髑髏島に収容されているコングを利用してゴジラを誘い出そうと画策するが……。
ストーリーはあってないようなもの。大怪獣の決戦映画として無心で楽しめばよい。細かいことはどうでもいいんだよ、という映画でる。ときおりCG然として映像に興をそがれるが、破壊尽くされるビル群や地上を逃げまどう人たちの姿など怪獣映画の魅力にあふれている。
コングが大きすぎないかととも思うが、ゴジラと戦うにはこのサイズ感なのだろう。個人的にはコングは斧を持って戦うところが気に入った。やっぱり猿人は武器を使わないとね。
また以前より見たかったシーンが映像化されていてオレ的には大コーフン。ゴジラと米機動艦隊との戦いである。カッコいい。なんとなくエヴァンゲリオンで同じようなシーンを見たような記憶があるが、きっと本作にも影響を与えたのではないだろうか。
さらにメカゴジラが出てきたのにも驚いた。動きはトランスフォーマーみたいでイメージとはちょっと違っていたが見応えがあった。正直メカゴジラは次回作に温存おいてほしかったのだが……。もうネタがないかも。「モンスターバース」シリーズも本作で打ち止めだろうか。
ドラマはどうでもいいのだが、小栗旬が出演しているのは注目したい。かつてモナークの主要メンバーだった芹沢猪四郎博士の息子という役どころ。エイペックス・サイバネティクスの主任研究員でメカゴジラを遠隔から送受していた。芹沢猪四郎博士という設定がまったく活かされていないのだが、あれでいいのかなぁ……。
細かいことはいいんだよ! 怪獣映画を大スクリーンで見れて満足。これでいいのだ~。
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