MVNOサービス「OCNモバイルONE」を展開するNTTレゾナント株式会社が、2023年7月1日に株式会社NTTドコモに吸収合併されることに伴い、格安SIMで独自の存在感を示していた「OCN モバイル ONE」も2023年6月26日をもって新規申し込み終了となった。
申し込みが終了する前に駆け込みで契約して、サブ端末で約1か月使ってみた。もう「OCNモバイルONE」は新規契約はできないが感想を書いておこうと思う。
まず「MUSICカウントフリー・オプション」（無料）についてである。この無料オプションが「OCNモバイルONE」を契約した最大に理由である。
申し込み方法がわかりにくかったがなんとか申し込みを終えて、申し込み完了したというメールを受け取り一安心。すぐにオプションが有効になるわけではなく、サイアクの場合は1週間近く待たされるという謎仕様。有効になったらメールが届くのかと思ったがメールは届かなかった。結局、アプリから有効になったことを確認した。
さっそく使ってみた。なるほど謳い文句通り、SpotifyやAmazon Musicの通信はギガを消費しない。文字通りカウントフリーである。調子に乗って使いまくっていたら、7月のカウントフリー分の利用量は28GBを超えてしまった。利用量が嵩んだのは、途中からAmazon Music Unlimitedのハイレゾ音源を利用したためだろう。これまでにない使い方だったが、移動中もストリーミングで高音質の音源を楽しめるのはうれしい。
次にいいなと思ったのは、6GBと10GBのプランがあること。現在メインのスマホはLINEMOを使っているが、3GBと20GBの二択という謎のプラン。中間がないのが不満だが、「OCNモバイルONE」はちょうどいいプランを選べて利便性がよい。
最後に通信速度だがMVNOとしては十分である。昼時や夕方など混んでいる時間帯はやや遅く感じることもあるが許容範囲である。サブ端末ということもあるが満足している。
さて「OCNモバイルONE」をいつまで利用できるかはわからないが、ずっと手放したくないと思わせるサービスだった。それにくらべると、docomoの新しい料金プランはカスですね。
