米Appleが9月12日(現地時間)に新モデル「iPhone 15」を発表した。そこで現在使用中の「iPhone 12 mini」から機種変更をどうするか検討してみた。新モデルの詳細な仕様は各自でAppleのサイトなどで確認してほしい。
私のお目当ては「無印 iPhone 15」である。なぜなら「カメラがそこそこいい、小型端末」が好きなので、miniが廃止されたいま、無印しかないだろうという理由である。なおProは高すぎるしオーバースペックなので却下。
以下、「無印 iPhone 15」の良い点、イマイチな点を挙げて検討していきたい。
良い点
- Dynamic Island
- すばらしいカメラ
- USB-C搭載
まずDynamic Islandだが、現行の「iPhone 12 mini」のノッチがとにかく気に入らない。理由は「バッテリー残量」がわかりにくいこと。当初はバッテリーのパーセント表示ができなかったが、後に表示ができるようになったがバッテリーのアイコン上に表示されるというイケてないデザイン。見づらい。これが解消されるのはうれしい。
次にカメラだが、メインカメラが48MPとなり従来の上位機種と同等となり、高解像のおかげでデジタルズームも実用的になった。私のスマホの要件は「カメラがそこそこいい、小型端末」なのでカメラの性能が高いことはポイントが高い。
さらにUSB-C搭載について。一部の人が鬼の首を取ったように「USB-C搭載」を喜んでいるが、それほどのことには思えない。まあ持ち歩くケーブルが減るのはうれしいし、家のなかもUSB-Cで統一したい気持ちもわかるので、良い点として挙げておく。
イマイチな点
- サイズ
- USB-Cの仕様がUSB 2.0
- 価格が高すぎる
まずサイズ感だが、やはりディスプレイが6.1インチとminiとくらべて大きいのが気になる。本当はminiがほしいが、こればかりは売れなかったので廃止はやむを得ない。SEがリニューアルされるのを待ちたい気もするが、カメラがどうなるのか不明である。
次に「USB-Cの仕様がUSB 2.0」ということ。USBの仕様はややこしいので詳しく触れないが、転送速度は従来のLightningと同じである。ちなみにProはUSB 3.0であり、転送速度が格段に高速であり撮影中の動画データを外部ストレージに記録することもできるという。この差は無印のSoCが型落ちのA16 Bionicを使っていることに起因する。そのうちA17 Proチップが無印に落ちてきたら改善されるかもしれない。
最後に「価格が高すぎる」という点に触れる。「無印 iPhone 15」は最小構成で124,800円(税込)である。無印は米国での価格は据え置かれている。これは物価高騰が続く米国においては実質値下げと言ってよいが、日本では逆に5000円も値上げされている。もちろんこれはAppleのせいではなく、為替レートつまり円安のせいである。ひいては自民党政権の金利政策のツケがここでハッキリと見て取れる。