今月Appleが発表した無印iPad (第10世代)をリアル店舗で見てきた。期待していたiPadのエントリーモデルのはずだが、ちょっとアレでした。
値段が高すぎる
エントリーモデルにもかかわらず、最小構成で68,800円(税込)という強気の価格設定。しかもApple Pencilを含まない。
これはAppleのせいだけでなく円安の影響も大きい。それでも現在の日本市場には厳しすぎる価格になっている。ちなみにアメリカの価格は499ドル(税別)からとなっている。
アメリカはインフレで大変らしいが、一応給与水準も上がっている。すっかり貧乏に日本人にはApple製品は高嶺の花になったのかもしれない。
Apple Pencilの仕様が謎すぎる
今回、無印iPadで初めてUSB-C端子が採用された。他のiPadがすでにUSB-C端子が採用されれていることを考えると不思議ではない。
だがしかし、この無印iPadがサポートするのはApple Pencil第1世代という謎仕様。Apple Pencil第1世代は、Lightning端子が付いているのに、どうやってペアリングや充電するのかと思ったが、アダプタとケーブルを介して本体とApple Pencilを接続するらしい。スマートではない。
量販店や携帯ショップを何店か見たが、さすがにApple Pencilをアピールしている展示はなかった。一軒だけApple Pencilが横に置いてあったショップがあったが、ペアリングされていなかった。置いてるだけ……。店員もよくわかってないのかもしれない。
Apple Pencil第1世代の採用は、すでにPencilを持っている人にはいいだろうが、新規に買うユーザーにとっては「ん?」と思ってしまうだろう。いまから第1世代を買うのかと思うと躊躇する人も多いのではないか。
Appleは、こうしたかっこ悪いことをやる会社だったのかかしらと不安になる。