Appleは5月9日、iPad版の動画編集アプリ「Final Cut Pro」と音楽制作アプリ「Logic Pro」を発表した。
いずれもmacOS用に提供してきたApple製のアプリである。
これを今回iPad用に展開する。当然iPadのタッチ操作やApple Pencilの操作に対応することになりユーザインタフェースがどのように向上するのか気になるところである。
M1/M2チップを搭載するiPadが登場したのを見て、これはオーバースペックだろうと思っていた。しかし、こうしたアプリケーションを稼働させるのであればAppleの目指す方向性はわかるような気がする。
個人的にとくに興味があるのは「iPadのためのLogic Pro」である。Apple Pencilを使ってエコライザーの特性を設定したり、iPad上のミキサーのフェーダーを指で操作したりするのは楽しそうだ。
さて今回驚いたのは、いずれのアプリも買い切りではなくサブスクで提供されることだ。価格はそれぞれ月額版が700円、年額版が7000円である。Mac版を持っていれば自由に使えるのかなと一瞬思ったが、それほど世の中甘くはなかった。
これほどのアプリの対価としては安いと思うが、やはりサブスクというのは抵抗がある。これも世の流れというものだろうか。
まあ「iPadのためのLogic Pro」を使うには、まずiPad買い替えないといけない。実際、今年あたり買い替えのタイミングなのだが、どうしたものか。