来週のApple Special Eventを待たずに、Appleが新しいiPadをこっそり発表しました。今回発表された新製品はiPad AirとiPad mini (第5世代)の２つのモデル。これで画面サイズで並べてみると5種類のiPadがラインナップされたことになります。細かく刻んできたなというの第一印象です。
とくに注目したいのは iPad mini5です。iPhoneが大型化して、もはや存在価値がなくなり静かにフェードアウトしたかに思われたiPad mini4。7.9インチの見慣れたデザインですが、最新テクノロジーを装備して4年ぶりに復活しました。この製品ラインナップを見るとAppleが迷走がしているのではないかという心配はありますが……。
iPad mini5の特徴は以下のとおり。
- A12 Bionic搭載
- True Toneサポート
- Apple Pencilサポート
ここまでは「なかなかいいじゃん」と思っていましたが、スペックを調べていくとちょっとがっかりしたこともありました。
最初のがっかりポイントは、サポートするPencilは、あのキャップを外してLighting端子に挿入して充電するApple Pencilの第1世代ということ。第1世代は黒歴史ですよ。やっと第2世代が登場して第1世代は永遠に封印されるかと思ったら、まだ売るつもりなんですね。ちょっと呆れました。
次にがっかりしたのは、インタフェースがUSB-C端子ではなく、旧モデルと同じLightning端子だということ。いい加減、USB-Cに統一してほしいのですが、それはまだ先のようです。
それでもディスコンかと思われたiPad miniの系譜が復活したのは朗報。電車で移動することの多い都市生活者にとって、小型で軽量のiPadは再登場は吉報と言えるでしょう。
