楽天モバイルは12日、新料金プランとして「Rakuten最強プラン」を発表した。価格はこれまでの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」から据え置きで、最大3278円である。
このプランのポイントは、KDDI(au)回線を利用したパートナーエリアでは、国内の場合、5GB超過後に速度制限がかかっていたが、「Rakuten最強プラン」ではこの制限が撤廃されたことだ。ユーザーにとってのデメリットはなさそうだ。
私は以前、楽天モバイルのユーザーだったが解約したことがある。解約した経緯については下記の記事を参照してほしいが、最大の理由は「つながらない(都心部のビル内部や地下で圏外なのは致命的)」ということ。
楽天モバイルはプラチナバンドを持ってないので技術的ハンディキャップはあるのだろうが、ユーザーとしては関係ない。しかも回線が低品質であるにもかかわらず、他社と同等の価格設定で勝負しようとしている。これでは話しにならない。
今回、KDDI(au)回線を利用したローミングを見直したという。個人的には従来から積み残している問題は「ローミング時の5GBのリミット」ではなく、「楽天回線がつながらないときにau回線にスムーズに切り替わらないこと」に尽きると考えている。
新料金プラン「Rakuten最強プラン」では、ローミングが強化されて都心部で圏外にならないことに期待したい。6月からのサービスインで「つながらない」問題が改善されているか評判を注視するつもりだ。もし改善されるなら再度、楽天モバイルを契約したい。楽天モバイルを応援する気は大いにある。
余談だが、今回の新プラン名では「UN-LIMIT」の表記が消えている。月に何百GBも使うヘビーユーザーを駆逐する準備だろうか。また「最強プラン」の次のプラン名は何になるのだろう。最強より強いプランとは……。まあ最強とは最上級なのだから、あとのない「背水の陣」ということなのだろうか。
繰り返しになるが、楽天モバイルには期待しているのでなんとか生き残ってほしいものだ。