退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

トランプ氏が米大統領に就任で感じたこと(トランプ劇場第二幕)

米ワシントンで20日アメリカ大統領の就任式が行われた。ドナルド・トランプ氏が第47代大統領として宣誓し、就任した。通算2期目のトランプ政権が発足した。

通常、就任式は屋外で行われるが、今回は寒波のため連邦議会議事堂の円形大広間で行われた。就任式を生中継で見ていたが、人が多すぎてぎゅうぎゅうで大混雑なのはちょっと笑った。

就任演説ではアメリカ第一主義を強調し、「アメリカの黄金期が始まる」といつものトランプ節を炸裂させていた。演説のなかで、以下のような公約を述べた。

トランプ大統領は、就任初日からこれらの政策を実施するため大統領令(Executive Order)を次々に出した。しかし行政だけでできることは限定的で、予算措置が必要なものは議会の承認が必要だし、憲法違反を疑われるものもある。

それでも、アメリカの「パリ協定離脱」「WHO脱退」は、大統領選の言動から予想できたとはいえ、衝撃的だった。世界は大丈夫なのか。

これを見て感じたことは、アメリカ政治のダイナミズムである。政権交代により、政策がドラスティックに変わることに驚く。ぬるま湯のような日本政治で、トランプ大統領に対峙できるのだろうか。一方的にやられっぱなしにならないかと心配になる。

TIME DEC. 30 2024 (2024-12-22) [雑誌]