フランス大統領選は4月23日、第1回投票が行われ、中道のマニュエル・マクロン氏と、極右政党「国民戦線」党首マリーヌ・ルペン氏が5月7日の決選投票に進む見通しとなった。得票結果は以下の以下の通り。
ほぼ4人の有力候補が票を分け合う接戦で、過半数を得る候補はなかったため上位2人が決選投票に進むことになった。確かに2割強の得票で大統領になるのは有権者も納得できないだろう。
さて今回の注目はなんといってもマリーヌ・ルペン氏である。「フランス第一」政策を唱え、EUからの離脱、難民の制限を公約に挙げている。フランス版トランプ大統領とも思える極端な政策であり、最近支持が増やしてきたといいながらも決選投票に進出すると予想する人は少なかった。この点も米トランプ大統領に似ているかもしれない。
万が一ルペン氏がフランス大統領になったら世界はどうなるのだろう。直ちにEU離脱とはならないだろうが、いずれEU離脱を問う国民投票を行うことになるのだろうか。フランスがEU離脱すれば実質EUは終了ということになり、欧州の戦後体制が崩壊する。
遠い国の出来事であるが、時代の転換点に立っていると思うと興奮する。
ENGLISH SUBTITLES: Marine Le Pen's Official Campaign Video II French Presidential Elections 2017