ついにドナルド・トランプ氏が20日、就任式で第45代米大統領に就任、トランプ時代の幕開けとなりました。
昨年、トランプ氏が米大統領に当選したと聞いて「え、マジかよ」と思わずつぶやきましたが、就任式の中継を見ていて「ついに来たしまったか」と改めて思いました。
就任演説でも米国の国益を最優先する「米国第一」(America First)を強調し、雇用創出、不法移民対策を前面に押し出していました。トランプの定常運転と言えばそうなのですが、もっぱら米国内向けだったのもトランプらしいと言えるでしょう。どのような世界を目指しているのというビジョンは示されませんでした。
Trump Inauguration Speech (FULL) | ABC News
もしかしたらトランプ大統領の時代は米国の外交政策の歴史的な転換点なり、後世の受験生の頭を悩ませることになるのかもしれません。
これまで世界の覇権国家を目指していた米国ですが、東西冷戦がとっくに終わり、エネルギーの自給が可能になれば、中東をはじめとする海外の紛争に介入する理由もないはずです。そうなると日米安保体制に依存していた日本の安全保障はどうなるのかという懸念が表面化するわけですが、これは日本自身の課題というべきでしょう。
就任演説の内容は想定内と言われればそうなのですが、いやはや世界はどうなってしまうのでしょう。演説の全文はこちらから。一度じっくり聞いてみるといいでしょう。
それにしても、傍らにいる新しいファーストレディーのメラニア夫人は美人ですね。ラルフ・ローレンがデザインしたスカイブルーの衣装がゴージャスで貫禄十分です。いまどきボディコンかよとも思わなくもありませんがなかなか似合ってますね。