米大統領選の開票がすすむなか開票結果が接戦と報じられてきて、決着するのは週明けだと思われていた。しかし7日夜、民主党のジョー・バイデン前副大統領が国民に向けて勝利宣言を行った。機先を制する格好だ。
なお選挙結果はThe Guardianの記事がわかりやすい。
一方の共和党の共和党のトランプ大統領が法廷闘争による抵抗の構えをみせているが、事実上決着したとみて間違いないだろう。
Joe Biden's victory speech in full: 'We must restore the soul of America'
勝利宣言の演説を見る限り、バイデン氏にはトランプ大統領のような押し出しの強さは感じらない。これで本当に大丈夫なのか心配になってしまうほどだ。
ここで注目したいのは、バイデン前副大統領が大統領に就任すれば、史上初の女性副大統領になるカマラ・ハリス上院議員である。まだ50歳代半ばの働き盛り。バイデン氏の年齢を考えると、大統領を2期務めることは難しいだろうから、そのままハリス氏が次期大統領に収まる可能性は高い。
Kamala Harris's historic victory speech in full: 'You chose truth'
そうなれば、もちろん史上初の女性大統領である。オバマ元大統領は、初の非白人の大統領として歴史に名前を残したが、ハリス大統領が実現すればそれ以上の歴史的出来事となるだろう。彼女の言動に注視していきたい。