退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

楽天モバイルの累計契約数が250万突破!?

楽天は2月12日、2020年度通期決算を公表した。売上高は1兆4555億円と前年同期比15.2%増。営業損益は1027億円の赤字だった。最終損益は1141億円の赤字。


楽天株式会社 2020年度通期及び第4四半期決算説明会

決算説明会のプレゼンは楽天が広範囲でビジネスを展開しているがよくわかる。私が注目しているのはモバイル事業だが、これが全体の業績の足を引っ張っているのは明らかである。いまが先行投資の時期だとはいえ、かなり投資がかさんでおり、725億円の営業損失を計上している。大丈夫なのか?

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現状モバイル事業が赤字なのが仕方ないが、その一方で楽天モバイルの契約数は「想定以上」の伸長を示している。上のプレゼンでは契約数を230万と言っていたが、後に楽天が公開した資料によれば契約申し込み数が250万件を超えたとあった。300万件までは1年間無料にするというキャンペーンを張っていたが、もう少しで達成しそうな勢いである。

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先月末に新金プランを発表して以来、とくに契約数を伸ばしている。かく言う私もその1人である。楽天モバイルの回線を使って言いたいことはあるが、それは別の機会にまとめてみたい。

楽天モバイルのシンプルな料金プランは画期的である。もちろん後発なので他社とは差別化しなければならなかったという事情もあるだろうが、個人的には「待っていたのはこれだよ」という感慨はあった。

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ただし、楽天モバイルの目指す方向性は称賛すべきものであっても、つながらないのでは理念もまさに「絵に描いた餅」である。このあたりについても別の機会にあらためて述べたい。個人的には3社寡占状態はロクなことにならないので楽天モバイルには頑張ってほしい。応援しています。