退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

黒田硫黄の漫画『茄子』を読んでみた

先日、自転車ロードレースを取り上げたアニメ映画『茄子 アンダルシアの夏』(監督:高坂希太郎)を見て、原作漫画はどんなタッチだろうと思い、手にとってみた。茄子に関わる話を集めたオムニバス短編集。全3巻。

アニメになった「アンダルシアの夏」は第1巻に前編・後編に分かれて収録されている。ストーリーはほぼアニメのとおりだった。

初めてアニメを見たときレース終盤の作画が過剰に思えたのだが、原作のタッチを見て「アニメ化するとなるほどこうなるのか」と納得した。原作漫画とアニメを見比べてみると勉強になるだろう。

地元の郷土料理として「茄子のアサディジョ漬け」が登場する。巻末にレシピが付いていたが、やはりどんな味がさっぱり想像がつかない。気になって仕方がない。東京で食べさせてくれるところはないものか。

それにしても、なぜ茄子なのだろう。何か因縁でもあるのだろうか。