退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画感想】『ボヘミアン・ラプソディ』(2018) / フレディ・マーキュリーの伝記映画

近くのシネコンで映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年、監督:ブライアン・シンガー)を鑑賞。ロックバンド「クイーン」のボーカリストのフレディ・マーキュリーの伝記映画。フレディを演じたラミ・マレックは、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞してい…

電子書店「eBookJapan」がサービス終了の報で焦った件

老舗電子書店「eBookJapan」がサービス停止というニュースが目に飛び込んで来ました。すわっ、私の本棚はどうなるのかとビックリしましたが、まったくの杞憂でした。hon.jpじっくり記事を読むと、要はヤフーグループにある電子書店を統合するという話のよう…

アニメ『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』がよかった!

BS11のガンダム枠で放送されていた、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(全6話)を見終わりました。懐かしい。監督は高山文彦、キャラクターデザインは美樹本晴彦。www.gundam.infoこのアニメはOVAとして1989年にリリースされヒットした作品です…

沖縄県民投票で思った3つのこと

沖縄の米軍普天間基地の移設計画に伴う名護市辺野古沖の埋め立て工事の賛否を問う沖縄県の県民投票が24日行われ、反対票が投票数の7割を超えた。埋め立てに賛成が11万4933票、反対が43万4273票、「どちらでもない」が5万2682票。しかし…

Samsungの折りたたみスマホGalaxy Foldに未来を感じた

今週Samsungが新製品発表イベントで折りたたみスマホGalaxy Foldを正式発表しました。画面を二つ折りできる新世代のスマートフォンです。www.galaxymobile.jp閉じた状態では4.6インチとスリムでポケットに入り、開けば7.3インチのタブレット級の大画面となる…

【映画感想】『薔薇の標的』(1980) / 東映セントラルフィルムらしいハードボイルド

新文芸坐の《追悼・黒澤満 70年代以降、日本映画の新しい地平を拓き多くの才能を輩出させた名プロデューサー》という企画で、映画『薔薇の標的』(1980年、監督:村川透)を鑑賞。主演は舘ひろし。出番は少ないが松田優作が特別出演している。薔薇の標的 [DVD]…

【映画感想】『化石の荒野』(1982) / 渡瀬恒彦がカッコいい角川映画

新文芸坐の《追悼・黒澤満 70年代以降、日本映画の新しい地平を拓き多くの才能を輩出させた名プロデューサー》という企画で、映画『化石の荒野』(1982年、監督:長谷部安春)を鑑賞。原作は西村寿行の同名小説。主演は渡瀬恒彦。佐分利信の遺作でもある。化石…

電子書籍でコミック『魁!!男塾』を読みました

eBookJapanのお試しで『魁!!男塾』(全34巻)を読みました。通常「お試し」で読めるのは最初の数巻だけですが、今回はなぜか期間限定で全巻が対象でした。太っ腹! なお権利関係がどうなっているのかわかりませんが、集英社ではなく別会社による提供でした。『…

【読書感想】西きょうじ『さよなら自己責任 ――生きづらさの処方箋』(新潮新書、2018年 )

カリスマ予備校講師による『小説新潮』での連載をまとめたエッセイ集。「ポレポレ」のお世話になった人も多いのではないか。他の本からの引用が多く、筆者の主張がわかりにくいのは難点だろうか。さよなら自己責任 ――生きづらさの処方箋 (新潮新書)作者: 西…

【映画感想】『検察側の罪人』(2018) / キムタク芝居からの脱却

新文芸坐で映画『検察側の罪人』(2018年、監督:原田眞人 )を鑑賞する。雫井脩介の同名ミステリー小説の映画化。木村拓哉と二宮和也の共演が話題になった。検察側の罪人 DVD 通常版出版社/メーカー: 東宝発売日: 2019/02/20メディア: DVDこの商品を含むブロ…

【映画感想】『空飛ぶタイヤ』(2018) / 社会派エンターテイメントの新しいカタチ

新文芸坐で映画『空飛ぶタイヤ』(2018年、監督: 本木克英)を鑑賞する。池井戸潤の同名小説の初映画化作品。2009年に仲村トオル主演でWOWOWによりテレビドラマになっている。主演はTOKIOの長瀬智也。併映が『検察側の罪人』だったので、ジャニーズ尽くしの二…

【訃報】映画監督の佐藤純彌さん死去

映画監督の佐藤純彌さんの訃報が報じられました。86歳でした。「ミスター超大作」の異名をとり、東映でヤクザ映画を撮っていた時期を除き、大作を手がけることが多かったせいもあり、後半は寡作と言ってもいいでしょう。オレ的には思い出のある作品を多く残…

水木しげるの短編漫画「テレビくん」を読んでみた

水木しげるの短編漫画「テレビくん」を読んだ。初出は『別冊少年マガジン』(講談社)の1965年8月15日 夏休み特大号。水木しげるの大手少年誌へのデビュー作。読切り32ページ。水木しげる妖怪傑作選 1 テレビくん (中公文庫 コミック版 み 1-14 水木しげる妖…

【映画感想】『クワイエット・プレイス』(2018) / 音を立てたら死んじゃう映画

新文芸坐で『クワイエット・プレイス』(2018年、監督:ジョン・クラシンスキー)を鑑賞。アイデア勝負のB級ホラー映画。キャッチコピーは「音を立てたら、即死。」主演はエミリー・ブラントクワイエット・プレイス ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]出版社/メー…

【映画感想】『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018) / トム・クルーズ主演によるスパイアクションシリーズ第6弾

新文芸坐で『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018年、監督:クリストファー・マッカリー)を鑑賞。トム・クルーズ主演によるスパイアクション映画。シリーズ第6弾。(ボーナスブルーレイ付き)(ビジュアルシートセット付き) [Blu-ray]" title="【A…

チプカシ(F-84W-1)を買い増しました

アナログタイプのチプカシを使い始めて2年ぐらい経ちます。いまではすっかりお気に入りのアイテムになりました。しかし最近、日付がわからないで困る場面が何度かありました。そこでデジタルタイプのチプカシを試してみました。たくさんのデジタルモデルのな…

【映画感想】『近松門左衛門 鑓の権三』(1986) / 岩下志麻と郷ひろみが演じる近松モノ

少し前に新文芸坐で開催された「岩下志麻特集」で上映されずに気になっていた映画『近松門左衛門 鑓の権三』(1986年、監督:篠田正浩)をDVDで見た。近松門左衛門原作の映像化作品。あの頃映画 「鑓の権三」 [DVD]郷ひろみAmazon元禄時代の松江藩。絶世の美男…

くら寿司などで続出する「バイトテロ」で思ったこと

飲食店やコンビニのアルバイトが悪ふざけしている様子をネットに投稿して炎上する事件があとを絶たない。いわゆるバカッター問題である。こうした行為は企業に重大なダメージを与えることから「バイトテロ」と呼ばれるようになった。くら寿司のケースでは、…

4K大型時代劇スペシャル「紀州藩主 徳川吉宗」がよかった

BS朝日で放送された4K大型時代劇スペシャル「紀州藩主 徳川吉宗」を鑑賞した。4K大型時代劇スペシャルと銘打たれた、いまどき珍しい3時間枠の時代劇テレビドラマ。「暴れん坊将軍」の前日譚ともいえる、吉宗が紀州藩主だったころの若き日の活躍を描く。…

【映画感想】『武士道無残』(1960) / 武士道に翻弄される若者と兄夫婦

シネマヴェーラ渋谷の《日本ヌーヴェルヴァーグとは何だったのか》という企画で、映画『武士道無残』(1960年、脚本・監督: 森川英太朗)を鑑賞。武家社会の理不尽な掟に翻弄される下級武士の悲劇を描く。武家不条理モノ。白黒映画。アバンタイトルで砂丘を逃…

畑中葉子の「ラブ・レター・フロム・ヨーコ」を聞いてみた(平尾昌晃の追悼アルバム)

畑中葉子デビュー40周年記念アルバム「ラブ・レター・フロム・ヨーコ」。ラブ・レター・フロム・ヨーコアーティスト:畑中葉子FUJIAmazon2017年に死去した恩師・平尾昌晃の追悼の趣もあるアルバム。1978年に平尾昌晃とのデュエット曲「カナダからの手紙」でデ…

ちゃぴが「ファントム」でヒロイン・クリスティーヌ役に!

昨年11月に宝塚歌劇団を退団した元月組トップ娘役・愛希れいかが、今年秋から上演されるミュージカル「ファントム」に出演(木下晴香とWキャスト)することが発表されました。もちろんクリスティーヌ役です。6月からの帝劇エリザベートに続いての大役ゲット…

【映画鑑賞】『かぞくわり』(2018) / 家族のあり方と歴史ファンタジーを融合

有楽町スバル座で映画『かぞくわり』(2018年、監督: 塩崎祥平)を鑑賞。古都奈良を舞台にして日本の家族のあり方と、当麻寺の極楽浄土を描いた曼荼羅にまつわる伝説を融合させた意欲作。制作発表から気になっていた作品。都内では単館上映だったこともあり、…

「高等教育無償化」の時代到来か!?

政府が来年4月からの実施を目指す「高等教育無償化」について制度の方針が決まったようです。昨年末に出た政府の見解については、下記の文部科学省のサイトを参照してください。 高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針について:文部科学省 この方針を基…

【映画感想】『彼奴を逃すな』(1956) / 東宝サスペンスの隠れた傑作

神保町シアターの《こわいはおもしろい ホラー!サスペンス!ミステリー! 恐怖と幻想のトラウマ劇場》で映画『彼奴を逃すな』(1956年、監督: 鈴木英夫)を鑑賞。サスペンス。白黒映画。ラジオ修理屋を営む夫・哲雄(木村功)と、洋裁で家計を助ける妻・君子…

AbemaTVでQueenの「ブダペスト1986」を観て感動した!

週末、AbemaTVでQueenのライブ映像が配信されました。1986年に8万人もの観衆を集めハンガリー・ブタペストで行われた歴史的ライブです。フレディ・マーキュリーの最後のツアーとしても知られています。おっさんホイホイの企画。見逃し配信でしばらく無料で公…

「チプカシ」本を読んでみた

数年前にちょっとしたブームになった「チープカシオ」を取り上げた本を読んでみました。チープカシオ 安くてスゴい腕時計作者: チープカシオ研究会出版社/メーカー: グラフィック社発売日: 2016/01/07メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ…

記念展「明治期における官立高等教育施設の群像」 @国立近現代建築資料館

湯島にある国立近現代建築資料館で開催中の「明治期における官立高等教育施設の群像」という展示会を見てきました。旧制の専門学校、大学、高等学校などの官立高等教育施設の建築資料が紹介されています。無料。旧制の教育制度に興味があるので時間を割いて…