新文芸坐で『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018年、監督:クリストファー・マッカリー)を鑑賞。トム・クルーズ主演によるスパイアクション映画。シリーズ第6弾。
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- 出版社/メーカー: パラマウント
- 発売日: 2018/12/19
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IMFのエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、何者かに回収寸前のプルトニウムを奪われてしまう。イーサンたちは、このプルトニウムを奪い返し、核兵器によるテロを未然に防ぐという新しいミッションを受けるが……。
一応プルトニウムの奪還ミッションがストーリーの軸になっているが、これは息つく暇もないアクション映像を楽しむための映画だ。メイキングを読むと実際アクション先行で映画づくりをしたらしい。
50歳半ばを越えたトム・クルーズが体を張ったアクションに挑んでいることも特筆できる。いまの時代は映像技術が進歩して、どこまでが生のアクションで、どこからが特撮なのか区別がつかない。しかしトム・クルーズ自らがアクションを演じたことが宣伝され、撮影中に骨折したというニュースも流れたので、本人が本当にやっているのだろう。こうしたパッションはやはり映像に現れるものだ。
なお予告編でもビルからビルに飛び移るシーンで、思い切りビルに激突している様子を確認できる。「骨折ジャンプ」と宣伝されたいわくつきのシーンだ。
Mission: Impossible - Fallout (2018) - Official Trailer - Paramount Pictures
シリーズ第1作『ミッション:インポッシブル』(1996年)から20年余。まだシリーズ第6作だが、この映画にはシリーズ過去作のオマージュと思われるシーンがいくつか盛り込まれていて、シリーズのファンも納得だろう。
スパイアクション映画の頂点と極めたと言ってもよいが、個人的は007シリーズのようなお色気成分が足らないようにも思える。でもそれがトム・クルーズらしい。
「トム・クルーズががんばっているならオレも!」と中年男性諸氏が元気づけられたかはわからないが、「すごいなぁ」と感心させられるのは必至。まあトム・クルーズだからできるんだけね。