「チプカシ」本を読んでみた

数年前にちょっとしたブームになった「チープカシオ」を取り上げた本を読んでみました。

チープカシオ 安くてスゴい腕時計

チープカシオとは「チプカシ」ともいい、カシオ計算機が販売しているチープだけど愛らしい時計のことで、「スタンダード・カシオ」というブランドに属しています。

私は2年前に”つなぎ”にチプカシを使い始めてすっかりファンになりました。スーツに合わせるのは無理ですが、カジュアルなときはこれで十分です。いまでも出番が多い腕時計です。これだけの低価格帯で高い実用性をもつ時計は他にないでしょう。たいしたものです。

最近、時計に日付が付いていればと思う場面が何度かありました。日付付きのチプカシが1本あってもいいなと思って本をながめています。あまりにもバリエーションが多いので目移りします。まあ気になったのを全部買ってもいいぐらいのプライスですが、いろいろ調べてみるのも楽しいものです。

この本ではカタログのような構成で、約100本の「チプカシ」が紹介されています。こんなモデルもあったのかという発見があり役に立ちました。さらに紹介したモデルの仕様一覧のようなまとめがあるとよかったかもしれません。

さらにいえば、カシオに「チプカシ」に対する心意気を取材してほしかったです。商品企画しているのはどんな人たちなのか、たいした規模ではない市場に商品を投入し続けている理由などを探ってほしかったですね。他には、国内モデルと海外モデルの比較や差別化なども興味のあるところです。