退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

世界最大の定額音楽配信サービス「Spotify」がついにやってきた

ほぼ2年前から「黒船来週」かとウワサされた世界最大の定額音楽配信サービス「Spotify」がついに日本にやってきました。www.itmedia.co.jpテレビ東京のWBSでも発表会の様子が紹介されていましたが、いまとなっては出遅れた感が強いですね。2年前ならともか…

【読書感想】田代真一郎『「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由』(ディスカヴァー携書、2015年)

定年までサラリーマン・エンジニアとして過ごし、定年後にプロの通訳者に転身。長いがインパクトがタイトルに惹かれ、決して若くない年齢でどうしてそうしたことが可能なのかと思い本書を手に取ってみた。「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」…

NHK語学講座「旅するユーロ」始まります

書店に来月分のNHK語学講座のテキストが並んでいました。独仏伊西の4か国語については10月から大幅に模様替えして「旅するユーロ」シリーズとなるようです。キャッチコピーは「この秋、オトナの旅は言葉から。」です。タレントが各国を旅して会話を身につけ…

動画配信サービスを串刺し検索できるJustWatchがサービス開始

私の周りではHuluやNetflixなどの動画配信サービスがすっかり定着しましたが皆さんは利用していますか?最近は配信されるコンテンツが充実してうれしい限りですが、この映画はどこで見られるのだろうと悩んだことはないですか。これまでありそうでなかった動…

【映画感想】『少林寺拳法』(1975) / 千葉真一が少林寺拳法の創始者を演じるアクション映画

シネマヴェーラ渋谷の《鈴木則文復活祭》で映画『少林寺拳法』(1975年、監督:鈴木則文)を鑑賞。少林寺拳法の創始者・宗道臣の半生を描くアクション映画。主演は千葉真一。少林寺拳法 [DVD]千葉真一Amazon宗道臣(千葉真一)が日中戦争で旧日本陸軍の特務機…

文京区立図書館の「区民優先制度」導入が決まる

文京区立図書館で来年4月から「区民優先制度」が導入されるそうです。紙ペラをもらってきました。ざっくり言うと変更点は次の2点。いずれも区民(在勤・在学者を含む)を優先する内容です。 区民は区民以外より貸出点数・予約点数の上限が多くなる 区民以外…

【読書感想】青山繁晴『壊れた地球儀の直し方』(扶桑社新書、2016年)

手にとると496ページに及ぶ「ぶっとい新書」でちょっと驚いた。この本は2004年に出版された『日本国民が決断する日 東京テロと血の世界再編のなかで』を復刻した新書版である。積読している間に青山繁晴氏は参議院議員になっていた。壊れた地球儀の直し方 (…

コミック『海月姫』(第16巻)が薄かった件

東村アキコのコミック『海月姫』の最新刊(第16巻)を読んだ。書店に並んでいた新刊を手に取ったとき、「何これ薄いっ」と思ったのを思いだした。海月姫(16) (KC KISS)作者: 東村アキコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/05/13メディア: コミックこの商品…

【映画感想】『シン・ゴジラ』(2016) / 分かりやすい庵野秀明版ゴジラ

遅ればせながら映画『シン・ゴジラ』(2016年、総監督・脚本:庵野秀明)を見てた。どうせなら歌舞伎町の TOHOシネマズ新宿まで足を伸ばそうかと思ったが、スケジュールの都合でやむなく近くのシネコンで鑑賞。これほど事前に情報がインプットされた状態で映画…

iPhone 7のインプレッション

量販店でiPhone 7に触ってきたのでメモ代わりにインプレッションを書いてみます。現在、iPhone 6sを使っていてとくに不満がないので、紛失したり全損したりしない限りは買い替える予定はありません。しかし新しもの好きなので一応チェックしてきました。外観…

Huluで大河ドラマ『春日局』見ています

連休中、Huluで配信が始まった大河ドラマ『春日局』(全50回)を見始めました。1989年にNHKで放送された大河ドラマ。橋田壽賀子の脚本が冴えています。大原麗子主演 大河ドラマ 春日局 完全版 第壱集 DVD-BOX 全7枚セット【NHKスクエア限定商品】NHKエンター…

【映画感想】『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015) / ディカプリオが悲願のアカデミー主演男優賞を獲った映画

早稲田松竹で映画『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015年、監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)を鑑賞。マイケル・パンクの小説『蘇った亡霊:ある復讐の物語』(The Revenant: A Novel of Revenge)の映画化。レヴェナント:蘇えりし者 2枚組ブルーレ…

ポンピドゥー・センター傑作展 @東京都美術館

上野の東京都美術館で「ポンピドゥー・センター傑作展」を見てきました。1977年にパリの中心部に開館したポンピドゥー・センターのコレクションを集めた展示会です。1906年から1977年までのタイムラインにそって、絵画、彫刻、写真、映像やデザインなど、多…

【映画感想】『ウォルト・ディズニーの約束』(2013) / 映画『メリー・ポピンズ』の製作にまつわる裏話

DVDで映画『ウォルト・ディズニーの約束』(2013年、監督:ジョン・リー・ハンコック)を鑑賞。1964年のディズニー映画『メリー・ポピンズ』の製作背景を描く。「メリー・ポピンズ」シリーズの作者であるP.L.トラヴァースの伝記映画でもある。ウォルト・ディズ…

民進党代表選挙で思ったこと

民進党の代表選挙で蓮舫氏が選出された。最大野党の代表というのは、いざとなれば首相になる重要なポジションである。それにもかかわらず世間の目は民進党に向いておらず、代表選挙もまったく注目されていなかった。2012年に旧民主党が政権を失って以来、年…

【映画感想】『忍者武芸帖 百地三太夫』(1980) / 真田広之の初主演映画

シネマヴェーラ渋谷の《鈴木則文復活祭》で映画『忍者武芸帖 百地三太夫』(1980年、監督:鈴木則文)を鑑賞。ジャパンアクションクラブ(JAC)総出演の時代劇アクション映画。忍者武芸帖 百地三太夫 [DVD]真田広之Amazon戦国時代、豊臣秀吉(小池朝雄)は隠し…

【映画感想】『聖獣学園』(1974) / 多岐川裕美の伝説のデビュー作

シネマヴェーラ渋谷の《鈴木則文復活祭》で映画『聖獣学園』(1974年、監督:鈴木則文)を鑑賞。多岐川裕美のデビュー作として知られる、修道院を舞台にしたエロティック・バイオレンス映画。東映ポルノの代表作のひとつ。聖獣学園 [DVD]多岐川裕美Amazonこの…

「生誕100年 映画監督・小林正樹」展 @世田谷文学館

世田谷文学館で「生誕100年 映画監督・小林正樹」展を見てきました。『人間の條件』『切腹』『怪談』『化石』『東京裁判』などの作品で知られる映画監督・小林正樹の回顧展。今年は監督の生誕100年・没後20年にあたるとのことです。展示館のポスターは『切腹…

【読書感想】中村一也『僕が無料の英語マンガで楽にTOEIC900点を取って、映画の英語を字幕なしでリスニングできるワケ』(扶桑社、2015年)

無料のマンガを読むことで、TOEICで高得点を取り、映画を字幕なしで楽しめる英語力を身に付ける画期的な英語学習法。キャッチーなタイトルが目に止まり手に取ってみた。僕が無料の英語マンガで楽にTOEIC900点を取って、映画の英語を字幕なしでリスニングでき…

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の製作決定!

遅ればせながら、9月5日に開催された「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」製作発表会の映像を見ました。「宇宙戦艦ヤマト2199」(2012年)の興行的な成功を受けて、いつか続編やるだろうと思っていましたが、ついに正式に発表されました。全7章。スケジュール…

【映画感想】『星くず兄弟の伝説』(1985) / 80年代の雰囲気を色濃く伝えるカルトなSFロック・ミュージカル映画

テアトル新宿で開催中の《「観ずに死ねるか!傑作音楽シネマ88」出版記念上映会》で映画『星くず兄弟の伝説』(1985年、監督:手塚眞)を鑑賞。なんとスターダスト・ブラザーズ&手塚眞&近田春夫がゲスト出演するトークショー付きで上映されるオレ的神企画。…

Apple純正ワイヤレスイヤホン「AirPods」 発表される

Appleは、7日(現地時間)に新製品発表会を開き、IPhoneの新モデルiPhone 7/7 Plus を発表し、ついに新モデルではイヤホンジャックが廃止されました。これと同時にAppleからのソリューションが提示されました。Apple純正ワイヤレスイヤホン「AirPods」です。…

iPhone 7 で気になる3つのこと

Appleは、7日(現地時間)に新製品発表会を開き、IPhoneの新モデルiPhone 7/7 Plus を発表した。いつものようにリーク情報のとおりのスペックで面白味には欠けるが、製品としては大いに気になる。以下には、多くの新機能のなかからiPhone 7で気になったこと…

【映画感想】『アイアムアヒーロー』(2016) / よくできた国産ゾンビ映画

早稲田松竹で映画『アイアムアヒーロー』(2016年、監督:佐藤信介)を鑑賞。花沢健吾の同名コミックの映画化。主演は大泉洋。R!5+指定。映画のなかでは感染者は「ZQN(ズキュン)」と呼ばれているが、いわゆるゾンビ映画に分類できる作品。実はちょっと苦手…

【読書感想】竹宮惠子『少年の名はジルベール』(小学館、2016年)

『風と木の詩』や『地球へ…』などの作品で知られる少女マンガ家・竹宮惠子の半生記。徳島から駆け出しのマンガ家として上京し、「大泉サロン」と呼ばれる東京都練馬区大泉のアパートで仲間たちと語り合った日々、そしてBL(ボーイズ・ラブ)の先駆けとなった…

ドトール バリューカードもらいました

少し前からドトールコーヒーを利用すると、7枚集めると300円チャージ済みの「ドトール バリューカード」を貰える引換券がもらえるキャンペーンをやっていました。7枚という枚数をどうやって決めたのか興味があるところですが、なかなかいい線なのかもしれま…

中山忍のベスト盤を聞いてみた

週末、『アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 中山忍』というベスト盤を聞いてみました。中山忍は、ミポリンこと中山美穂の実妹で、1988年に「小さな決心」で歌手デビューしています。スーパーアイドルだった姉と比べられてさぞ大変だったことでしょう。アイ…

【映画感想】『がんばれ!ベアーズ』(1976) / 賞賛すべき70年代のアメリカ映画、ただし低予算

なぜか無性に見たくなって映画『がんばれ!ベアーズ』(1976年、監督:マイケル・リッチー)を借りてきた。原題は The Bad News Bears だが、なかなかナイスな邦題がついている。がんばれ!ベアーズ [DVD]ウォルター・マッソーAmazonアメリカ西海岸のとある町が…

「EUがアップルに1.5兆円の追徴課税」で思ったこと

今週EUは、アイルランドのアップルに対する課税優遇措置が違法であるとし、アイルランドに対しアップルに最大130億ユーロ(約1.5兆円)の追徴税を課するように命じた、という報道があった。いろいろ考えさせられるニュースである。www.cnn.co.jpこれに対し、…

【映画感想】『家族はつらいよ』(2016) / 家族をテーマに据えた安定の喜劇映画

新文芸坐で映画『家族はつらいよ』(2016年、監督:山田洋次)を鑑賞。併映の『殿、利息でござる!』を目当てに来館したがこちらの方が断然面白かった。山田洋次監督の85本目の映画で、監督にとって寅さん以来の喜劇映画。さすがに手馴れている。家族はつらい…