退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画感想】『ヒポクラテスたち』(1980) / 大森一樹監督の医大生体験を踏まえた青春群像映画

東京国立近代美術館フィルムセンターの《映画プロデューサー 佐々木史朗》をいう企画で、映画『ヒポクラテスたち』(1980年、監督:大森一樹)を鑑賞。日本アート・シアター・ギルド作品。ヒポクラテスたち HDニューマスター版 [Blu-ray]古尾谷雅人Amazon京都…

【都議選2017】期日前投票してきたよ

7月2日に投開票が予定されている東京都議会議員選挙ですが、一足先に期日前投票を利用して一票を投じてきました。期日前投票所は便利な場所にあるので重宝していますが、欲を言えば都内のどこでも投票できればさらに便利なのですが……。だれに投票したかはヒ…

NHKの「ネット受信料」報道で思ったこと

NHKの番組をインターネットで同時配信が実現した際の受信料のあり方について「NHK受信料制度等検討委員会」が意見を取りまとめたと報じられた。www.nikkei.comこの中間答申原案の内容は、現行の地上放送、衛星放送の受信料制度を維持したうえで、テレビを持…

【映画感想】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』(2017) / クイルの出自に迫るシリーズ第2弾

近くのシネコンで、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』(2017年、監督・脚本:ジェームズ・ガン)をHuluを解約する前のMARVEL祭り前作を予習してから見てきました。上映終了ぎりぎりでした。本作は、2014年の映画『ガーディアンズ・オブ…

【読書感想】竹内薫『学年ビリから東大へ進み、作家になった私の勉強法 英数国の成績が劇的にアップする』(PHP研究所、2017年)

本の帯にNHK Eテレ「サイエンスZERO」のナビゲーターの姿を見つけたので読んでみた。中高生向けに今後の社会動向と勉強法を紹介する本。文字サイズが大きく、重要と思われる箇所には蛍光マーカー風のアンダーラインがあり読みやすい。学年ビリから東大へ進み…

アニメ『キノの旅 -the Beautiful World-』を見た

テレビアニメ『キノの旅 -the Beautiful World-』(全13話)を鑑賞。2003年4月から7月にかけてWOWOで放送された。原作は電撃文庫から刊行されている時雨沢恵一のライトノベル。『キノの旅 -the Beautiful World-』アニバーサリー DVD BOX(初回限定生産)発売…

コミック『この世界の片隅に』読みました!

こうの史代のコミック『この世界の片隅に』(全3巻)を読み終わりました。片渕須直監督による同名の劇場アニメを見てから、原作が気になって手にとりました。本作は『漫画アクション』に連載されていた作品ですが、最近、気になる作品が『漫画アクション』…

ニュースザップがリニューアル!

BSスカパー!で放送されている報道番組「ニュースザップ」がリニューアルされrると聞いてびっくりしました。2014年秋に始まったこの番組は、「BBCワールドニュース」「CNNj」「日経CNBC」をザッピングしながら、海外のニュース、海外から視た日本のニュースを…

【映画感想】『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017) / レジェンダリー・ピクチャーズのモンスターバースシリーズ第2作

目黒シネマで映画『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017年、監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ)を鑑賞。レジェンダリー・ピクチャーズ製作のモンスターバースシリーズの第2作。『GODZILLA ゴジラ』(2014年)と世界観がクロスオーバーする作品で、2020年に…

まさかの豊洲・築地併用案!? これでいいのか?

小池百合子都知事は20日、記者会見を行い豊洲市場移転問題に対して、豊洲に市場機能を移転させた上で築地市場を再開発するという「奇策」とも思える基本方針を発表した。【ノーカット】小池百合子東京都知事:豊洲移転を正式表明 6月20日都知事は「築地は守…

安倍首相の記者会見の進行がおかしい

安倍晋三首相が通常国会の閉会を受けて19日夕に記者会見を開き、「不信招き反省」する姿勢をみせた。また国民の関心事である加計学園問題については、「対応が二転三転し、国民の政府に対する不信を招いたことは率直に反省しなければならない。信なくば立…

【読書感想】高田かや『さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで』(文藝春秋、2017年)

前書『カルト村で生まれました。』が面白かったので、村で過ごした13歳から19歳までの青春期を描いた、この続編も読んでみました。「カルト村」で生まれ育ち、19歳のときに村を出た筆者が少女時代を振り返って描いた「実録コミックエッセイ」の後編にあたり…

【映画感想】『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』(2012) / 独ソ戦車戦を描いたロシア映画

K's cinemaの《彩プロ30周年記念特集上映》という企画で、映画『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』(2012年、監督: カレン・シャフナザーロフ)を見てきた。第二次世界大戦の西部戦線のおけるドイツ戦車とロシアの戦いが描かれる。ホワイトタ…

iPad Pro (2017) 10.5インチ に触ってきました、iPad(無印)でいいかも

量販店にいって WWDC 2017で発表されたiPad Pro 10.5インチに触ってきました。iPad Proの第2世代になります。すでに注文した人の手元に届き、レビューが上がっています。以下、いつもチェックしているMoble TcchReviewのLisaさんのレビューです。Apple iPad …

大エルミタージュ展 @森アーツセンターギャラリー

会期が押し迫ってきたなか、先日、森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ)で開催中の「大エルミタージュ展」に行ってきました。エルミタージュ美術館は、かつて帝政ロシアの都だったサンクトペテルブルクにあり、エカテリーナ2世(1729-1796)が取得した…

「共謀罪」法が成立 参院本会議で採決強行

今期国会最大の懸案とされていた、犯罪を計画段階から処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織的犯罪処罰法が、15日朝、参院本会議で成立した。昨夜ネット中継で参院本会議の中継を見ていてそのまま寝たが、翌朝起きてもまだ終わってなかったので驚い…

【読書感想】齋藤孝『夜型人間のための知的生産術』(ポプラ新書、2017年)

ふだんは「午前3時就寝、午前9時起床」だと夜型人間を自認する筆者による「夜の過ごし方」指南である。偉人たちの夜の過ごし方や、筆者自身の経験にもとづき、夜の時間を知的な土台をつくために充てる方法を紹介する。夜型人間のための知的生産術 (ポプラ…

【映画感想】『惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団』(1977) / 松本零士原作のTVシリーズの劇場公開版

シネマヴェーラ渋谷の《石井輝男十三回忌》で『惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団』(1977年、演出:石井輝男、明比正行)を鑑賞。巨大ロボットが活躍する松本零士原作のTVシリーズの劇場公開版。1977年夏の「東映まんがまつり」で公開されたアニメ作品…

【映画感想】『鋼鉄の巨人 怪星人の魔城』『鋼鉄の巨人 地球滅亡寸前』(1957)

シネマヴェーラ渋谷の《石井輝男十三回忌》で『鋼鉄の巨人 怪星人の魔城』『鋼鉄の巨人 地球滅亡寸前』(1957年)を鑑賞。新東宝制作の『鋼鉄の巨人(スーパージャイアンツ)』シリーズの第2弾前後篇。主演は宇津井健。スーパージャイアンツ collection BOX [D…

さよならHulu これまでありがとう

先日、「HuluのリニューアルでMacから動画が見れなくなった件(激おこ)」という記事を書いたが、その後、結局Huluを解約した。以下、経緯をまとめておく。いずれ雑誌『日経コンピュータ』の連載「動かないコンピュータ」で取り上げられるのではないかと期待…

小出恵介のスキャンダルでがっかりした件

俳優の小出恵介が、某週刊誌で未成年との飲酒及び不適切な関係を持ったことが報じられた。これを受けて所属事務所のアミューズは無期限活動停止を発表した。 www.oricon.co.jpこのニュース自体は芸能界でよくあることなので「またか」という程度で驚かなかっ…

【映画感想】『マグニフィセント・セブン』(2016) / 「荒野の七人」のリメイクだけどイマイチ…

新文芸坐で映画『マグニフィセント・セブン』(2016年、監督: アントワーン・フークア)を鑑賞。1954年の黒澤明監督の『七人の侍』を基にした1960年の西部劇映画『荒野の七人』のリメイクである。マグニフィセント・セブン [DVD]発売日: 2017/05/24メディア:…

【映画感想】『ザ・コンサルタント』(2016) / 「必殺仕事人」のような映画かと思ったが背後に重いテーマがあった…

新文芸坐で映画『ザ・コンサルタント』(2016年、監督:ギャヴィン・オコナー)を鑑賞。ベン・アフレック主演のアクション映画。原題はThe Accountant。ザ・コンサルタント ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]発売日: 2017/05/…

【WWDC2017】macOS HIgh Sierra 登場、せふせふ

Mac

昨日、WWDCで発表されたiPad Proについて触れましたが、今回はMac関連の感想を書きたいと思います。 MacにKaby Lake搭載に刷新されるも Mac miniは華麗にスルー Intelの第7世代Coreプロセッサ「Kaby Lake」を搭載した「MacBook」「MacBook Pro」が発表されま…

【WWDC2017】 iPad Pro (2017) 10.5インチ 登場

今年のAppleの開発者イベントWWDC 2017は、OS関連だけでなく、多くのハードウェアの新製品の発表もあり大いに盛り上がりました。Appleも元気になったなというのが第一印象です。 iPad Pro 10.5インチ登場、9.7インチは退場 発表された新製品で気になったのは…

Huluで「CNN/US」と「日テレ NEWS24」のリアルタイム配信されてた

先月のリニューアル以降、私のMacでHuluが見れなくなったので解約しよう思っていたが、日割りで精算してくれないので、次の更新日まで様子をみることにした。なぜかリアルタイム配信だけはMacで見れるので、作業中に時々リアルタイム配信を流していたが、今…

OVA版「ロードス島戦記」がよかった

先日、水野良によるファンタジー小説を1991年にアニメ化したOVA版「ロードス島戦記」(全13話)を見ました。何もかもなつかしい。OVA版「ロードス島戦記」 デジタルリマスター Blu-ray BOX草尾毅Amazon当時アニメをはじめ、コンピュータゲーム、カードゲーム、…

米パリ協定離脱に抗議するフランス大統領がかっこいい

アメリカのトランプ大統領は、1日、パリ協定からの離脱を表明しました。トランプ大統領の行動が予想できないという点や就任からの言動を見ているとあまり驚きません。Trump pulls US from Paris accord (full speech)パリ協定とは、京都議定書に代わる新し…

【映画感想】『時代屋の女房』(1983) / 渡瀬恒彦追悼企画だがやはり夏目雅子の映画

新文芸坐の《追悼 渡瀬恒彦 銀幕に刻まれた不死身の役者魂》という企画で、映画『時代屋の女房』(1983年、監督:森崎東)を鑑賞。原作は直木賞を受賞した村松友視の同名小説。あの頃映画 「時代屋の女房」 [DVD]渡瀬恒彦Amazon大井町で骨董屋「時代屋」を営む…

【映画感想】『波光きらめく果て』(1986) / 自由奔放に生きる女性の姿を描く。ただし美人に限る

新文芸坐の《追悼 渡瀬恒彦 銀幕に刻まれた不死身の役者魂》という企画で、映画『波光きらめく果て』(1986年、監督:藤田敏八)を鑑賞。高樹のぶ子の同名小説の映画化。主演は松坂慶子。波光きらめく果て [VHS]松竹Amazon河村羽季子(松坂慶子)は商社マン・…