退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

小西真奈美主演のドラマ「小児救命」を見た

2008年にテレビ朝日系で放送されたテレビドラマ『小児救命』(全9回)をHuluで鑑賞。小児科医不足という社会問題を題材にした医療ドラマ。主演は小西真奈美。小児科が舞台なので子役が多数出演しているのも特徴である。小児救命DVD-BOX小西真奈美Amazon大病…

【都知事選 2016】期日前投票に行ってきた

都知事選の期日前投票に行ってきました。会場の受付に行列ができていて期日前投票が定着したことが伺えます。正直、今回は立候補者のだれが都知事になってもなんだかなぁ~と思いますが、少しでもマシかなと思う人に一票投じてきました。だれに投票したかは…

【映画感想】『砂上の法廷』(2016) / キアヌ・リーブス主演の法廷サスペンス

新文芸坐の《スクリーンで観ておきたい珠玉の名編Vol.25》で映画『砂上の法廷』(2016年、監督:イーライ・ロス)を鑑賞。目当ての『完全なるチェックメイト』の併映作品でノーマークだったが思わぬ拾い物だった。砂上の法廷 [Blu-ray]出版社/メーカー: ギャガ…

【映画感想】『完全なるチェックメイト』(2014) / チェスプレーヤーの伝記映画

新文芸坐の《スクリーンで観ておきたい珠玉の名編Vol.25》で映画『完全なるチェックメイト』(2014年、監督:エドワード・ズウィック)を鑑賞。変な邦題がついているが、原題は「Pawn Sacrifice」。偶然見た予告篇に惹かれて見に行ったがやや期待はずれだった…

【読書感想】石原慎太郎『天才』(幻冬舎、2016年)

いま田中角栄が注目されている。この本がきっかけをつくったのか、それともただブームに便乗したのか分からないが、近所の書店では角栄コーナーができるほど注目が集まっている。天才作者:石原 慎太郎出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/01/22メディア: 単…

【映画感想】『海月姫』(2014) / 能年玲奈は持ってるなぁと再確認できるアイドル映画

Huluで映画『海月姫』(2014年、監督:川村泰祐)を鑑賞。原作は東村アキコによる同名コミック作品。海月姫 <2枚組> [Blu-ray]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2015/07/02メディア: Blu-ray原作を読んでいたので、封切り時に映画館に見に行こうした…

ドナルド・トランプ氏の指名受諾演説を聞いてみた

先週、ドナルド・トランプ氏が共和党全国大会で大統領候補を指名されました。これまでの各地の党大会の結果から指名は必然でしたが、当初は泡沫候補とみなされていたトランプ氏が大統領候補にまで上り詰めたことはあらためて世界を驚かせました。アメリカの…

『Pokémon GO』は任天堂のゲームではない件

日本でも配信が始まったスマホアプリ『Pokémon GO』が大人気ですね。週末、いつもの公園に行くと「Pokémon GO」をプレイしていると思われる人たちで大混雑でした。いままで見たことない光景で、ブームの到来を感じました。Pokémon GONiantic, Inc.ゲーム無料…

【読書感想】小保方晴子『あの日』(講談社、2016年)

STAP騒動の渦中にあった小保方晴子氏の手記。この本を読んでも事件の真相は分からないし、疑問も解決されない。あくまでも筆者の視点からみた騒動の顛末が綴られている。あの日作者: 小保方晴子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/01/29メディア: 単行本こ…

【映画感想】『みんなのアムステルダム国立美術館へ 』(2014) / 美術館改修をめぐる大騒動を追ったドキュメンタリー

ここ十年ぐらい、東京にフェルメールやレンブラントの作品がやってくる機会が多かったと思いませんか。200年の歴史をもつアムステルダム国立美術館の創立以来の全面改修がその一因のようです。みんなのアムステルダム国立美術館へ [DVD]出版社/メーカー: ブ…

「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」 @練馬区立美術館

練馬区立美術館で開催中の「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」に行ってきました。独特の批評精神に満ちたギャグ漫画で知られるしりあがり寿の個展です。 もちろんこれまでに発表したマンガの原稿の展示もありましたが、みどころは様々なものを回転させる…

土曜時代劇「一路」見ました

NHKの土曜時代劇「一路」(全9話)を見終わった。浅田次郎の時代小説の映像化作品。参勤交代の差配を任された若輩・小野寺一路(永山絢斗)の奮戦ぶりを描く。古式ゆかしい行列仕立て、中山道を江戸に向かうロードムービー。一路(上) (中公文庫)作者:浅田 …

「山野さと子35周年記念アルバム Your Songs」を聞いてみた

2015年9月でデビュー35周年を迎えた山野さと子さんの記念アルバムを聞いてみました。これまでにレコーディングした1200曲以上の楽曲から50曲をセレクトした2枚組の自選ベストアルバムです。CDを手にしたときジャケットの写真にびっくり。この目線はどこを見…

コミック『娚の一生』読みました

西炯子のコミック『娚の一生』(おとこのいっしょう、全4巻)を読了しました。第3巻で一応完結していたので「あれ」と思いましたが、第4巻には結婚後のスピンオフ作品が収録されていました。大人の恋愛ストリー。娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)作…

【映画感想】『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014) / シュテファン・ツヴァイクに捧ぐ

DVDで映画『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年、監督・脚本:ウェス・アンダーソン)を鑑賞。ヨーロッパ大陸の東端にあるという仮想の国ズブロフカ共和国が物語の舞台。ある高級ホテルのカリスマ的コンシェルジュである初老の男・ムッシュ・グスタヴ・H…

大人にも役立ちそうな「N予備校」が始まった

ドワンゴによるネット上の「N予備校」のサービスが始まりました。今年度は「大学受験コース」が無料で提供されるとのこと。さっそく登録して英語講師によるガイダンスを受講しました。www.nnn.ed.nicoホームページによれば、N予備校とは「今の時代の受験勉強…

【映画感想】『サウルの息子』(2015) / ホロコーストの実態を知る新しい映像体験

早稲田松竹で映画『サウルの息子』(2015年、監督:ネメシュ・ラースロー)を鑑賞。ハンガリー映画。サウルの息子 [Blu-ray]出版社/メーカー: Happinet発売日: 2016/08/02メディア: Blu-ray1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所が舞台。ハンガリー系…

天皇陛下、「生前退位」の意向を示す

天皇陛下「生前退位」の意向を示すというニュースが産経新聞の号外で流れました。正直、産経新聞の号外は本当の重大ニュースのときと、産経新聞的な重大ニュースのときがあり困惑します。今回はその中間でしょうか。もし「生前退位」が実現すれば憲政史上初…

大型時代劇スペシャル『徳川家康』(1988)の松方弘樹がよかった

BS-TBSで放映された大型時代劇スペシャル『徳川家康』を鑑賞。1988年元日にTBSで放送された時代劇ドラマ。制作は東映で降旗康男が監督を務めている。主演は松方弘樹。徳川家康 [DVD]松方弘樹Amazon桶狭間の戦いから関ヶ原の戦いまでの徳川家康(松方弘樹)を…

【訃報】永六輔さん死去

参院選で自公政権与党が勝利し改憲勢力が3分の2の議席を得たという選挙結果とともに、永六輔さんの訃報が流れた。永さんの政治信条を思うとなんとも皮肉なものだ。私にとって永六輔さんはラジオの人だ。それも80年代の壮年の頃のイメージが強い。当時住ん…

【参院選 2016】予想どおりに与党の大勝利に思ったこと

10日に投開票された参院選の結果が出た。改選議席121議席のうち、自民党は56議席、公明党は14議席、おおさか維新の会は7議席で、3党の獲得議席は計77だった。選挙結果の概略にしては下図(Source: NHK)を参照してほしい。以下、この選挙結果について感じたこ…

アニメ『ベルセルク』始まりました

2016年夏アニメのなかの個人的な期待作『ベルセルク』(原作:三浦建太郎)が始まりました。今回はテレビアニメ第2作にあたり「黒い剣士」となって以降のガッツが描かれます。金曜深夜2:25 - 2:55という本当の深夜枠の放送なので、いくら週末とはいえリアル…

【読書感想】鳥飼玖美子『本物の英語力』(講談社現代新書、2016年)

あとがきで心ならずも「英語の学び方」と書いたとあるが、即効性のある単なるハウツーではなく英語学習の方向性を示すものとして興味深い。次のような内容だ。 発音はハチャメチャと完璧の間を狙う(ネイティブを目指さない) 語彙を増やすためには、とにか…

特別展「ほほえみの御仏」 @東京国立博物館

東京国立博物館で開催中の特別展「ほほえみの御仏 −二つの半跏思惟像−」を見てきました。踏み下げた左足の膝に右足を組み、右手を頬に添える謎のポーズをとる半跏思惟像(はんかしゆいぞう)は、日本と朝鮮半島では6〜8世紀に多く造られました。そのなかから…

セブンイレブンでiTunesカードを10%増量で購入。従来より進歩していました!

セブンイレブンで、iTunesカードをお得に購入できるキャンペーンを開催していたので購入しました。10%増量です。以前、ファミリーマートで「3000円のiTunesカードでもれなく500円分もらえる」というキャンペーンを利用したときに増量分をもらうのに時間を要…

【映画感想】『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』(1986) / 80年代のセゾン文化の輝き

目黒シネマで映画『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』(1986年、監督:山川直人)を鑑賞。山川監督のデビュー作。パルコが配給を行ったPARCOムービーの第一弾でもある。ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け [DVD]出版社/メーカー: バップ発売日: 2002/10/23メ…

【映画感想】『ヘイトフル・エイト』(2015) / タランティーノ監督の第"8"作

目黒シネマで映画『ヘイトフル・エイト』(2015年、監督:クエンティン・タランティーノ)を鑑賞。南北戦争(1861 - 1865)終結から数年後のワイオミング州の山中を舞台にする西部劇。猛吹雪の中の家屋に閉じ込められた8人を描く。[asin:B01FQTVSSW:detail]映画…

【読書感想】舛添要一『舛添要一の6カ国語勉強法―体験に裏づけられた上達への近道』(講談社、1997年)

今年になって都知事辞任劇で耳目を集めた舛添要一が20年ぐらい前に上梓した語学上達法をまとめた本。筆者は語学の専門家ではないが、語学習得の体験が具体的に描かれているところが美点である。いまならもう少し楽ができそうと思うこともあるが一読の価値は…

インターネットラジオ「Rakuten.FM」を試したみた

楽天によるインターネットラジオ配信プラットフォーム「Rakuten.FM」が1日から始まりました。ラジオ好きなのでさっそく試してみました。rakuten.fm正直いうと、いまさらラジオを始めるって世の中からトラック2周ぐらい遅れてないかと思いました。楽天の真意…

【映画感想】『オデッセイ』(2015) / SF版ロビンソン・クルーソーを思わせる秀作

早稲田松竹で映画『オデッセイ』(2015年、監督:リドリー・スコット)を鑑賞。アンディ・ウィアーのSF小説『火星の人』(原題:The Martian)を原作とするSF映画。オデッセイ 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]出版社/メーカー: 20世紀フォックス…