退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ブックストッパー購入

『READING HACKS!読書ハック!』(原尻淳一著)で紹介されていた、ブックストッパーを購入した。なかなか便利。この本では、2個セットで使うべしとあったので2個買ってみたが、1個で十分な場合も多い。今回、阿佐ヶ谷にある読書用品専門店「快読ショップYomupar…

GooSyncを導入してみた

以前より気になっていたが、Googleカレンダーと、Nokia N82の内蔵カレンダーを同期するためにGooSyncを導入した。とりあえず無料版である。導入は、GooSyncが示す手順どおりにやれば簡単だ。スマートだと思ったのは、GooSyncから送信されたSMSで同期プロファ…

『千羽鶴』(1969)

角川シネマ新宿で「千羽鶴」(1969年、増村保造)を鑑賞。「増村保造 生と愛」という企画のなかの一本。文豪・川端康成の同名小説の映画化。ノーベル賞受賞記念作品の表記がある。見どころは、ずばり若尾文子が熱く演じる大田夫人。終始、フェロモン全開で、フ…

魚柄仁之助『知恵のある・和の家・和の食・和の暮らし』

九州弁の文章に味があって思わず引き込まれます。イラストや写真が充実しているので、パラパラと眺めているだけでも楽しい本。ただのノウハウ本に留まらずに、筆者のライフスタイルそのものが紹介されているので、最後まで興味深く読みました。とくに古い日…

『妻二人』(1967)

角川シネマ新宿で「妻二人」(1967年、増村保造)を見てきた。「増村保造 生と愛」という企画のなかの一本。外国小説の原作を新藤兼人が脚色したメロドラマ。冒頭からの火曜サスペンスのような無理やりの展開に驚く。若尾文子と岡田茉莉子が共演しているのは貴…

堀江美都子20周年記念リサイタル

図書館で「堀江美都子20周年記念リサイタル」というCDを発見しました。1989年6月によみうりホールで収録されたライヴ音源。20年前ですね。堀江美都子20周年記念リサイタルアーティスト: 堀江美都子,森の木児童合唱団出版社/メーカー: コロムビアミュージッ…

水村美苗『日本語が亡びるとき』

本書の論旨はよくわかりにくい。タイトルにある「亡ぶ」といっても、日本語が世界から消滅するということを言っているのではないらしい。日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購…

アイアンマン

新文芸坐で「アイアンマン」(2008年、ジョン・ファヴロー)を鑑賞。主人公の中年男性が設計・製作したパワード・スーツを、自ら装着して悪漢を退治するという、とてもストレートな映画。製作中のスーツが、だんだんと組みあがっていくのは楽しい。自身の持つ…

ワイルド・バレット

新文芸坐で、「ワイルド・バレット」(2006年、ウェイン・クラマー)を鑑賞。少年が持ち出した、警官を射殺した証拠の拳銃をめぐって複雑に展開する悪夢の一夜を描く。あまり期待していなかったが、なかなか面白かった。入り組んだストーリーをうまくまとめた…

中山真敬『たった3秒のパソコン術』

本書はパソコン術というより、Windowsのショートカット集である。かなり売れたらしい。表紙にある「頭の回転が速い自分」というのとはちがうと思うけど、こうした小さなワザの積み重ねで仕事の効率はあがることは期待できるだろう。かなり知らないワザもあっ…

老人と海

「老人と海」(1958年,ジョン・スタージェス)をDVDで鑑賞する。文豪ヘミングウェイの同名小説の映画化。映像化に挑んだことは評価できるが、途中いかにもセットで撮影したことがわかる奥行きのないカットが多いのは残念。現代の映像技術ならば、どうなるだ…

「ソドムとゴラム」で失敗した話

見始めてすぐ、リチャード・ハリスが出てきたので、まちがったDVDを借りてきたことに気づいた。見たかったのは、ロバート・アルドリッチ監督による同名映画だった…。しかも借りてきたDVDは、下と同じモノかわからないが、手持ちのプレーヤーではメインメニュ…

広末涼子@CREA 2月号

CREAの最新号の表紙は、広末涼子でした。別人かと思った。うほぉ、セクシーすぎる。CREA (クレア) 2009年 02月号 [雑誌]文藝春秋Amazon本誌は「腹やせ」特集らしいのですが、さすがに表紙の広末の腹は見事ですな。

中山庸子『夢実現のための情報整理』

「情報整理」というタイトルに期待して実用的なノウハウを求めるとハズレと思うかもしれない。本書は、ITを駆使するというにはほど遠く、やっとインターネット接続できたという段階だ。発刊された時期を考えても、およそ先進的とはいえない。情報整理とは外…

『とらばいゆ』(2001)

小粒だけど気持ちのいい映画。動機は思い出せないが、たしか公開時にテアトル新宿で観た記憶がある。深夜にテレビで放送されていたので観てみた。とらばいゆ [DVD]出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ発売日: 2002/10/25メディア: DVD クリック: 19回この商…

『八甲田山』(1977)

橋本忍のインタビュー記事を読んで、何度も観た作品だけど、どうしても見たくなったのでDVDを借りてきた。森谷司郎監督作品。一応、高倉健と北大路欣也との交流を軸としたドラマ仕立てになっているが、娯楽性は薄い。冬の八甲田山の自然にひたすら圧倒される…

『図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める』

先に『あなたもいままでの10倍速く本が読める』を読んだので、その内容がよくまとまっているので復習にはなった。10倍速くというけど、この本自体を短時間で読み終わったので笑った。内容は薄い、というかこの本だけで超人的な能力を習得できるわけもない…

オバマ米大統領就任

第44代米大統領に民主党のバラク・オバマ氏が就任した。さすがに堂々たるものだ。就任演説の対訳が読売新聞に載っているので、下の動画と照らし合わせて聞いてみてもおもしろいかも。それにしても、翻って日本の国会の様子を見ると暗澹たる気分になる。わが…

カレンダー同期、iPhoneユーザがうらやましい

iPhoneのコミュニティでは、GoogleカレンダーとiPhoneのカレンダーとの間で同期をとる Nuevasyncというサービスが好評らしい。このサービスは、複数カレンダーをサポートしており、さらに無料である。うらやましい。ま、このサービス提供者のビジネスモデル…

『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(2007)

早稲田松竹で鑑賞。以前、渋谷の某劇場で、プロモーション用の黄色いテープをもらってから気になっていた作品だ。ヘンなもの配っているなと思ったものだ。公開時には見逃したが、ようやく見ることができた。文句なしに面白い。エドガー・ライト監督バンザイ…

三菱電機 VISEO MDT221WTF

デジタル3波チューナー搭載のPCディスプレイ。現在の環境は、ワイド画面が一般的になる以前に揃えたものなので、グラボにはデュアル・ディスプレイ対応だが、1920x1080の解像度を出力する性能はない。ただ、このディスプレイはSXGA(1280x1024)を縮小せずに…

ATOK 2009、どうかな

PC

ジャストシステムから、ATOK 2009が2月6日に発売される。MS IME のバカさ加減には日頃から辟易しているが、まあなんとかうまく付き合っている。が、今回、面白そうな機能がいくつか追加されているので乗り換えを検討している。ひとつは、英語入力支援機能 AT…

森永卓郎『年収防衛』

前著『年収崩壊』も読んだが、本書も同じような内容で変わっていない、というかブレがない。しかし、その間経済状況は、サブ・プライムローン問題を契機に以降急激に悪化した。それもこの本にとっては追い風か。本書では、弱肉強食型の金融資本主義を見直し…

俺たちフィギュアスケーター

早稲田松竹で「俺たちフィギュアスケーター」(2007年)を鑑賞。予想どおりの下ネタ満載のスポ根B級映画。あまり期待してなかったが結構笑った。フィギュアに目を付けたのはアイディアの勝利か。CGも使われているだろうけど、きっと出演者もスケートの特訓を積…

Google Notebook 開発中止

PC

Official Google Notebook Blogに、Google Notebook開発中止の連絡が載っていた。Notebookには、結構データを置いてあるので心配したが、下記のとおり当面の間は既存ユーザのアクセスは保証されるようだ。 Starting next week, we plan to stop active devel…

池澤春菜のコラム「乙女の読書道」

雑誌「本の雑誌」2009年1月号から、池澤春菜のコラム「乙女の読書道」が始まっていた。あの池澤春菜なのかと思ったら、やっぱり本人らしい。連載初回なので、紙面の3分の2ほどと割いて、すごい「活字中毒」なのよと自己紹介。うーん、どうせなら池澤夏樹の…

『カサブランカ』(1942)

カサブランカ(1942年、マイケル・カーティス)は名作と言われているが、どこがそんなに優れているのかよくわからない。まあ、セリフに名言が多いので、そのなかには、いいなあと思うものがある。とはいうものの、単に感傷的なプロパガンダ映画に過ぎないので…

SANYO ICR-RS110MF

量販店で、以前より気になっていたSANYO製ラジオ付きICレコーダー「ICR-RS110MF」を見てきた。ICレコーダーの部分が、予想よりちょっと大きかったが、操作ボタンが大きくて使いやすそうだった。クレードルのデザインも嫌いではない。SANYO ICレコーダー ポー…

キネマ旬報: 橋本忍ロングインタビュー

キネマ旬報(2008年12月上旬号)で、最近リメークされた「私は貝になりたい」(2008年、福澤克雄)が特集されていた。そのなかでリメーク版の脚本を担当した橋本忍のインタビュー記事が載っている。キネマ旬報 2008年 12/1号 [雑誌]出版社/メーカー: キネマ旬報…

西部邁ゼミナール

TOKYO MXの「続・いいたい放だい」という番組が、今年から「西部邁ゼミナール」という番組に変わっていた。内容はそのままのようだ。日曜日の朝の再放送を観ているが、さまざまなテーマについて言いたい放だいしていて面白いし、西部先生の薀蓄のある語り口…