新文芸坐で「アイアンマン」(2008年、ジョン・ファヴロー)を鑑賞。
主人公の中年男性が設計・製作したパワード・スーツを、自ら装着して悪漢を退治するという、とてもストレートな映画。製作中のスーツが、だんだんと組みあがっていくのは楽しい。
自身の持つ特殊能力で強くなるのではなく、ヒーローは単にスーツを装着しているだけのせいだろうか、ヒーローの内面に陰りが感じられないのは分かりやすい。
しかし、いまのタイミングでアフガニスタンを暗示するような設定はどうなのだろうか。これまで兵器を大量に輸出してきた軍需産業の社長が、いきなり正義に目覚めたといわれてもね…。
これを見てロボコップを思い出したが、さすがに映像技術の進歩は目覚しいものがある。来るところまで来たなという印象もあり、そろそろ限界に達したのかもしれない。そろそろ別のアプローチが求められるのではないか。
それにしても、「エンドロールの後に続きがあります」の字幕はいらない。
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