政府は17日午前、新型コロナウイルス対策の専門家でつくる基本的対処方針分科会を開いた。沖縄を除く東京など9都道府県の緊急事態宣言を20日の期限で解除し、このうち7都道府県をまん延防止等重点措置に切り替える方針を提示、了承された。まん延防止等重点措置の新たな期限は7月11日。
東京は感染者数が増加傾向を示しているのに「解除」していいのかと思ったが、とにかく方針は決まった。しかも今度は木曜日の夜に記者会見を開いて発表したのはエラい。これまで菅総理の記者会見が行われるが、金曜日の夜という迷惑極まりないスケジュールだったが、少しは進歩が見られた。
しかし政府の方針を受けて東京都はどうするのか。東京都の記者会見は木曜日には発表が行われず、結局金曜日の夜に小池百合子東京都知事が記者会見を開き発表した。
だから金曜日の夜に発表されても困ると口を酸っぱくして言っているのにまるでわかっていない。今回は緊急事態宣言の期限が日曜日であり、週明けから「まん延防止等重点措置」に切り替わる。これに備えていろいろやらなければいけないのに、方針が決まるのが金曜日夜……。いい加減にしてほしい。
こういうことがあると、「やっぱり女は決断が遅い」と言われても仕方ない。小池都知事は少しは下々のことも考えてほしいものだ。
この記者会見によれば、都の基準に沿った感染対策を行う飲食店に対し酒類の提供を認めるが、条件は以下のとおり。
- 利用客の滞在時間は「90分以内」
- 同一グループの入店は「2人まで」
- 23区など重点措置対象地域では午前11時～午後7時
これはどうやってチェックするのだろう。あいかわらずは意味がわからない。
