Appleが年内に発売するApple Watchの新モデル「Series 6」に血中酸素飽和度(SpO2)モニターが搭載されるらしい。
この噂は以前からあったが、今回は台湾のサプライヤーからの情報なので信憑性が高そうだ。SpO2とは、血液中にどれだけの酸素が含まれているかを示す値である。病院でパルスオキシメーターで測定してもらった人も多いのではないか。
人差し指を挟むだけで短時間で測定可能というスグレモノで、家庭向けにも広く販売されている。クリニックを受診すると測ってくれるのだが、素人ながらその時の一時的な測定値だけではあまり意味がないように思う。日常的に測定してトレンドを把握する方がいいのではないか。
そうした用途にはApple Watchのようなスマートウォッチは最適である。指を挟んで測定するデバイスを、手首にだけ接触しているセンサーで実現できるのはちょっと驚きだ。
ただし、Appleが日本国内で医療器認証を取得するつもりがあるのかとう点は気になる。やる気あるのかと……。「Series 6」でECG(心電図)機能が実装されたが、いまだに日本では医療機器としての認証を受けていないため使用できない。やれやれ。
個人的にはECGよりパルスオキシメーター機能のほうが関心がある。今度こそは日本でもApple Watch発売と同時に利用可能となってほしい。