「週刊少年サンデー」に連載中の二階堂ヒカルによる漫画「あおざくら 防衛大学校物語」がテレビドラマ化されて放送されています。主演は本郷奏多。幹部自衛官を養成する防衛大学校を舞台した青春物語です。まさかドラマ化されるとは驚きました。
あおざくら 防衛大学校物語 (1) (少年サンデーコミックス)
- 作者:二階堂 ヒカル
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: コミック
このテレビドラマは、毎日放送で製作・放送されていていて、在京キー局ではネットされていません。東京では独立局での放送で放送されていて、わたしはtvkで見ています。うっかりして出遅れましたが、少し遅れて放送されるテレ玉の放送で第1話から見れました。
原作漫画では、主人公の高校時代から物語が始まり、防大進学を決心する場面も描かれますが、このドラマではいきなり防大入校から始まっています。
ドラマ特区「あおざくら」30秒番宣スポットOP曲版/I Don’t Like Mondays.「DIAMOND」
またヒロイン不在の男だらけのドラマもいまどき珍しいかもしれません。ドラマの性格上仕方ないですが、華のないドラマです。この先、女子の防大生などが登場するのでしょうか。
防大入校後、案の定「お客様の時間は終わりだ」と上級生から怒涛のシゴキが始まります。空気椅子や腕立て伏せは当たり前、さらにはベッドを校庭に投げ捨てられ始末。この理不尽なシゴキを受けた主人公は不満を爆発させますが、上級生に諭されて納得できないまでも、もう少し防大でがんばってみようと踏みとどまります。
この手のシゴキはまったくクダラナイので、私ならすぐに防大を辞めると思います。原作を読んだときも、主人公がうまく丸め込まれてしまうのが気に入らなかったのですが、ドラマを見たときも同じことを思いました。このあたりの流れに共感できるかどうかが、ドラマを楽しめるかどうかのカギかもしれません。
ドラマ自体は原作を刈り込みすぎだろう思うところもありますが、なかなか面白くできています。何話まであるのかわかりませんが、最後まで見てみようと思います。