退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

CoCoのベスト盤「Singles」を聞いてみた

90年代前半に活躍した女性アイドルグループ・CoCoのベスト盤「Singles」を聞いてみました。先日聞いたribbonのベスト盤では、シングルの楽曲が欠けていたので、今回はタイトルどおりシングル曲を網羅したアルバムを選びました。

Singles

Singles

CoCoは、ribbonと同じく乙女塾から誕生した女性アイドルグループ。89年の発足時のメンバーは、宮前真樹羽田惠理香大野幹代三浦理恵子瀬能あづさの5人でしたが、92年にセンターで歌うことの多かった瀬能が脱退し、その後94年に解散するまで4人で活動を続けました。

瀬能の脱退後、メンバーを補充するしないで話題になりましたね。ribbonがいつのまにかフェードアウトしたのとは対照的に、CoCoはファイナル・コンサートツアーを全国で行い、ファンへの義理を果たしたというところでしょうか。

さて、このアルバムですが、後年やっつけ仕事で作られたものではなく、解散直後にリリースされたものです。そのためリーフレットにも力が入ってます。表紙をめくっていくと、最初にグループ誕生当時のメンバー5人の写真があり、そのあとに収録された楽曲の歌詞があり、最後には解散当時の写真(4人になってます)があるという構成がにくい。6年経つとみんな大人になりますね。また見開き2面にわたりメンバーの写真が載っているのもうれしい。

ひと通り聞いたあと、アニメ『らんま1/2 熱闘編』の主題歌だった「思い出がいっぱい」がないことに気が付きました。「夏の友達」とカップリングされて両A面だった気が……。うーむ。まあいいか。

そして94年解散といえば、今年で20周年。まさに光陰矢のごとし。メンバーがそれぞれ幸せになっていることを祈るばかりです。
未来はCoCoから―CoCo MEMORIAL PHOTO BOOK