退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画感想】『青空娘』(1957) / 若尾文子主演のアイドル映画

新文芸坐の《大映女優祭 in 新文芸坐》で映画『青空娘』(1957年)を鑑賞。原作は源氏鶏太の小説。当日の併映作は『祇園囃子』で、フライヤーには「溌剌! 若尾文子」とあった。先日見た『くちづけ』に続く増村保造の監督2作目。増村が若尾文子と初めて出会っ…

【映画感想】『祇園囃子』(1953) / 浪花千栄子がいいね

新文芸坐の《大映女優祭 in 新文芸坐》で映画『祇園囃子』(1953年、監督:溝口健二)を鑑賞。原作は川口松太郎の小説。当日の併映作は『青空娘』で、フライヤーには「溌剌! 若尾文子」とあった。祇園囃子 [DVD]発売日: 2007/08/20メディア: DVD巨匠・溝口健…

AbemaTVの大相撲中継がよかった(千秋楽)

大相撲初場所が終了した。AbemaTVが生中継を開始したこともあり、今年の初場所はひさしぶりに大相撲を真剣に見た。これほど大相撲を長時間見たのは子どものとき以来だ。AbemaTV 相撲ライブ幕内の取り組みは、午後4時から6時ぐらいに行われるので、さすがにリ…

B&O Playのワイヤレススピーカー「Beoplay M3」が良かった

日本では今月リリースされたB&O Playのワイヤレススピーカー「Beoplay M3」を試してみました。一応、Bluetoothスピーカーに分類されるのでしょうが、本モデルはWi-Fiを搭載しており、AirPlayをサポートしている高さ15cmほどの比較的小さなワイヤレススピーカ…

【映画感想】『星くず兄弟の新たな伝説』(2018) / 伝説のカルト映画の続編

テアトル新宿で映画『星くず兄弟の新たな伝説』(2018年、監督:手塚眞)を見てきた。近田春夫がリリースした架空の映画サウンドトラック盤を、1985年に手塚眞監督が映画化したカルト映画『星くず兄弟の伝説』の事実上の続編。1月20日公開『星くず兄弟の新たな…

松本零士作品展 @伊勢丹新宿店本館

伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリーで「松本零士作品展」を見てきました。松本零士先生の生誕80周年×銀河鉄道999誕生40周年を記念したイベントです。なんと無料!松本零士作品展:星野鉄郎松本零士先生の直筆のイラストを中心に、現代の版画とも…

里見浩太朗主演の時代劇スペシャル「田原坂」で見る西郷隆盛の半生

まだまだ年末年始に録画したテレビ番組を消化中。週末、年始に放送されていた時代劇スペシャル「田原坂」を見た。西郷隆盛の半生を描いた作品。1987年に日本テレビで放送された日本テレビ年末時代劇スペシャル。「忠臣蔵」「白虎隊」に続く第3弾。田原坂 [DV…

大雪の東京で不思議に思ったこと3つ

今週、東京が大雪に襲われて交通機関などに大きな影響がありました。今回は事前に大雪になると注意喚起されていたにもかかわらず、会社からの帰宅困難者が出るなど、リーマンたちの社畜ぶりが遺憾なく発揮されていました。これは社会構造に起因することでも…

【読書感想】中谷彰宏『孤独が人生を豊かにする』(あさ出版、2017年)

冒頭で「一流の孤独」と「二流の孤独」があるといい、カバーで「一流の孤独を目指そう」と謳います。さらに、一流の孤独の素晴らしさを本一冊を割いて語っていきます。よくネタが尽きないものだと感心します。孤独が人生を豊かにする作者:中谷 彰宏発売日: 2…

【映画感想】『野獣狩り』(1975) / 藤岡弘と伴淳三郎の親子刑事の活躍

《新文芸坐セレクション Vol.4 絶対に観てほしい活劇 電光石火の24本!》で映画『野獣狩り』(1975年、監督:須川栄三)を鑑賞。主演は藤岡弘。併映は『野獣死すべし 復讐のメカニック』だったので藤岡弘主演作の二本立て。本作は”野獣”じゃなくて刑事役。野獣…

【映画感想】『野獣死すべし 復讐のメカニック』(1974) / 藤岡弘版「野獣死すべし」は復讐鬼!

《新文芸坐セレクション Vol.4 絶対に観てほしい活劇 電光石火の24本!》で映画『野獣死すべし 復讐のメカニック』(1974年、監督:須川栄三)を鑑賞。原作は大藪春彦の小説「野獣死すべし 復讐編」。主演は藤岡弘。フィルムが経年変化のために褪色していて残…

「北斎とジャポニスム」展 @国立西洋美術館

上野の国立西洋美術館で開催中の「北斎とジャポニスム」展に行ってきました。すいていそうな時間帯を狙って行きましたが結構混んでました。19世紀後半、日本の美術が、西洋美術に影響を与えて“ジャポニスム”という現象が生まれました。なかでも天才浮世絵師…

【読書感想】新井直之『世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術』(文響社、2017年)

手帳術やノート術についての本を見つけると、とりあえず手に取ってみます。この本はタイトルの「執事」という言葉に惹かれて読んでみました。世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術作者:新井 直之発売日: 2017/11/17メディア: 単行本(ソフトカバー)著…

【映画感想】『資金源強奪』(1975) / 深作欣二監督の痛快アクション映画

《新文芸坐セレクション Vol.4 絶対に観てほしい活劇 電光石火の24本!》で映画『資金源強奪』(1975年、監督:深作欣二)を鑑賞。主演は北大路欣也。深作監督はひらがなで「ふかさくきんじ」名義でテロップされている。資金源強奪 [DVD]北大路欣也Amazon8年ぶ…

【映画感想】『いつかギラギラする日』(1992) / カースタントと萩原健一を愛でるアクション映画

《新文芸坐セレクション Vol.4 絶対に観てほしい活劇 電光石火の24本!》で映画『いつかギラギラする日』(1992年)を鑑賞。深作欣二監督がひさしぶりに撮ったアクション映画。いつかギラギラする日 [DVD]発売日: 2001/06/25メディア: DVDベテランギャングの神…

AbemaTVで大相撲中継が始まった!

昨年からスキャンダルで大揺れの大相撲ですが、今年も初場所が始まりました。そのなかでちょっとうれしいニュースがありました。AbemaTVの大相撲中継です。なんと朝から夕方まで、序の口から幕の内までの完全生中継。しかも完全無料。AbemaTV 大相撲LIVEAbem…

「開館一周年記念 めでたい北斎~まるっとまるごと福づくし~」展 @すみだ北斎美術館

すみだ北斎美術館で開催中の「開館一周年記念 めでたい北斎~まるっとまるごと福づくし~」展 に行ってきました。すみだ北斎美術館(後方の高架はJR総武線)浮世絵師の葛飾北斎(1760-1849)は、90年におよぶ長い生涯のほとんどを「すみだ」で過ごし、当時の「…

NHK-BS「ニッポンアニメ100 あけおめ!声優大集合」がすごかった

まだまだ年末年始に録画したテレビ番組を消化中。週末、大みそかの午後11時45分から元日午前4時50分までNHK BSプレミアムで生放送された「「ニッポンアニメ100 あけおめ!声優大集合」を見た。およそ5時間にわたる年越し番組。公式サイトで投票を呼びかけ…

【映画感想】『くちづけ』(1957) / 増村保造の監督デビュー作

角川シネマ新宿の《大映創立75年記念企画 大映優祭》で、映画『くちづけ』(1961年)を鑑賞。増村保造の監督デビュー作。原作は川口松太郎。白黒映画。くちづけ [DVD]発売日: 2016/01/29メディア: DVDそれぞれの父が収監されている小菅の拘置所で偶然出会った…

iPad 9.7 (2017) はコスパ最高!

Apple Storeの初売りで買ったiPad 9.7 (2017) を1週間ほど使ったので感想を書きます。現在、新品で買えるいちばん安いiPadです。長い間、どのタブレットを買おうか検討して選んだモデルなので、概ね満足しています。初売りでギフトカードをもらったこともあ…

水谷豊主演のドラマスペシャル「無用庵隠居修行」がまずまずだった

年末年始に録画したテレビ番組を消化中。テレビ朝日で放送された水谷豊主演のテレビ時代劇「無用庵隠居修行」を見た。もともとはBS朝日で放送された番組だが、年末に地上波でも放送された。海老沢泰久の短編時代小説の映像化作品。直参旗本の日向半兵衛(水…

伝説のボクシング漫画「あしたのジョー」を読みました

昨年秋からAbemaTVで配信されていたテレビアニメ「あしたのジョー」を見て、コミックを読み直してみようと思いたち、年末年始を利用して読了しました。あしたのジョー 豪華愛蔵版 コミック 1-16巻セット (第16巻)作者:朝雄, 高森発売日: 1989/09/01メディア:…

阪大入試ミスで思ったこと

今週末にセンター試験が迫り、いよいよ受験シーズンの到来だ。そうしたなか2017年2月に実施された大阪大の入試ミスが大きく報じられた。一般入試(前期日程)の物理で出題と採点にミスがあり、本来なら合格していた30人を不合格にしていたという。 国立大と…

【映画感想】『戦争のはらわた』(1977) / 巨匠サム・ペキンパー監督の傑作

新文芸坐の《新春名作劇場 銀幕の戦う男たち》という企画で映画『戦争のはらわた』(1978年、監督:サム・ペキンパー)を鑑賞。DCP上映だったので鮮明な映像を堪能できた。当日の併映作は『コンボイ』でペキンパー監督の2本立て。戦争のはらわた [Blu-ray]ジ…

【映画感想】『コンボイ』(1978) / アメリカ版「トラック野郎」だけどスケールがちがうぜ!

新文芸坐の《新春名作劇場 銀幕の戦う男たち》という企画で映画『コンボイ』(1978年、監督:サム・ペキンパー)を鑑賞。併映は『戦争のはらわた』だった。正月からペキンパー2本立てとは縁起がいいと言いたいところだが、2本選ぶなら『コンボイ』ではなく、…

iPad 9.7 (2017) がやってきました

Apple Storeの初売りで注文したiPadをリアル店舗で受け取ってきました。入り口で商品を受け取りにきた事を伝えると、レゲエ風のへスタイルのアフリカ系の店員のところに案内されました。さすが国際的です。Apple Walletの画面を見せると、画面をスキャンして…

東郷神社に初詣

近くまで行ったので原宿にある東郷神社に参拝してきました。日露戦争の日本海海戦で知られる東郷平八郎元帥が祀られています。緑の多い落ち着いた雰囲気の手入れの行き届いてて気持ちのよい境内でした。コンパクトなサイズなのも好ましい。近くの竹下通りに…

【映画感想】『女は二度生まれる』(1961) / 天才・川島雄三が大映で撮ったアイドル映画

角川シネマ新宿の《大映創立75年記念企画 大映優祭》で、映画『女は二度生まれる』(1961年、監督:川島雄三)を鑑賞。原作は富田常雄の「小えん日記」。女は二度生まれる [DVD]発売日: 2014/01/24メディア: DVD川島雄三監督が初めて大映で撮った映画。監督は…

Apple Storeの初売りでIPad 9.7 (2017)を買いました

2日の初売りでIPad 9.7 (2017) Wi-Fiモデルを買いました。現在新品で購入できるいちばん安いiPadです。Apple iPad Wi-Fi 32GB シルバー 2017年春モデル MP2G2J/Aメディア: Personal Computers例年、Apple Storeの初売りでギフトカードがプレゼントされること…

第68回(2017年)NHK紅白歌合戦:勝手にベスト3

大晦日はダラダラと朝青龍の番組を見ていたので、NHK紅白歌合戦は録画で見ました。ひととおり見たので、以下にオレ的「勝手にベスト3」を挙げます(順不同)。 「Hero」(安室奈美恵) 特別企画での出演。今年9月での引退を発表して大変な騒ぎになりました…