上野の国立西洋美術館で開催中の「北斎とジャポニスム」展に行ってきました。すいていそうな時間帯を狙って行きましたが結構混んでました。
19世紀後半、日本の美術が、西洋美術に影響を与えて“ジャポニスム”という現象が生まれました。なかでも天才浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)が多くの芸術家を魅了したことはよく知られています。
この展覧会は、西洋近代芸術の展開を“北斎とジャポニスム”という観点から見直す試みです。同時に北斎の魅力を再発見できるかもしれません。
展覧会の主旨から、国立西洋美術館なのにモネやドガ、そしてセザンヌ、ゴーガンなどの西洋画と併せて、北斎の錦絵や版本が展示されているのが特徴的でした。北斎の絵は小さいので近づかないとよく見えないのはちょっと勝手がちがいました。
たしかに元ネタお北斎と並べて鑑賞すると分かりやすいですね。なるほどと面白く見れると思います。
音声ガイドを利用したらナビゲーターが松重豊でした。「え、孤独のグルメ?」と思いましたが、意外に味のあるナレーションでよかったです。
これまでこのテーマに関連して次の展覧会に足を運んできましたが、今回が集大成として見応えがありました。