国立西洋美術館でルーベンス展を見てきました。むちゃくちゃな混雑ぶりで疲れました。
ルーベンス(Peter Paul Rubens, 1577-1640)は17世紀を中心に活躍したバロック期を代表するフランドルの画家です。アニメ『フランダースの犬』の最終回で、ノートルダム大聖堂のルーベンスの祭壇画の前でネロとパトラッシュが力尽きる場面はあまりにも有名。
この展示会は、イタリアとの関係に注目した構成でした。フランドルで育ったルーベンスは当時の文化の中心だったイタリアに憧れてを抱き、1600年からおよそ8年間にわたりイタリアで過ごします。そこで古代美術やルネサンスの作品を研究することで、自らの芸術を開花させていく様子がよくわかります。
展示品はなるほどルーベンスの作品で満足しましたが、やはりルーベンスの真骨頂は大作にあると思います。教会の祭壇画や天井画を美術館に持ってくることはできないので、現地に行って見るしかありません。そうした意味では美術展向きの画家ではないかもしれません。
今回苦言を呈したいのは展示品そのものより、展示会の運営です。展示期間の終了まじかということもあり、すさまじい混雑で疲れ果てました。
もっと早い持期に行けばいいのにという声もあるでしょうが、金曜日を除く平日の開館時間は午後5時までというお役所仕事は頂けません。勤め人は平日は来るなといわんばかりの運営なのが残念です。金曜日は午後8時まで開館していましたが、週末はいろいろ用事がある人も多いでしょう。せめて金曜日以外の平日も8時まで開館してほしいものです。
もっと言えば、午後8時までというのも中途半端。終電まで開けておけとはいいませんが、午後10時までは開いていたもいいでしょう。東京は24時間眠らない不夜城を目指してほしいものです。