7日深夜、毎年恒例のAppleの開発者会議WWDCでキーノートスピーチがあり、次期OSの発表と同時にM2チップを搭載するMacBook Airと13インチMacBook Proが発表された。7月発売予定。
やはり注目したいのは、新しいデザインを採用したMacBook Air。
ついに長年採用してきた「くさび型」の筐体デザインから、ボックス型のデザインに変更された。これが新しいMacBook共通のデザインとなるようだ。
紹介ビデオでは画面に羽根が舞っていたが、重量は1.24 kgと特筆するほど軽くはない。13インチのノートパソコンとしては標準的。ただし厚みは1.13 cmとかなり薄い。
またMagSafe 3充電ポートが新たに採用され、充電時にThunderbolt / USB 4ポートをフルに使えるのはうれしい。
4種類のカラバリがあるのもポップでいいが、個人的にはiPhoneみたいな「赤」がほしかった。うわさではベゼルやキーボードが白色になるという情報があり心配していたが、黒白のままで一安心。
M1チップ搭載モデルと比較して気がついたことだが、ヘッドフォンジャックの記述が変更されている。M2チップ搭載モデルでは、「ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャック」となっている。これはMac Studioと同じ記述であるが電気的特性は不明である。
私が現在使っているM1チップ搭載のMac miniのヘッドフォンジャックは接続するヘッドフォンによっては、いまいちパワーがないなと不満に思っている。今回はM2チップ搭載Mac miniの発表はなかったが、気になる変更点である。
M2チップ搭載MacBook Airは、新しいMacBookのエントリーモデルとなるはずだが、価格は164,800円(税込)からと意外に高い。これは円安の影響によるものだろうが、日本市場ではきびしい価格となった。