退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【悲報】Macが大幅値上げされる!

先日のWWDCの基調講演で、M2チップを搭載するMacBook Airと13インチMacBook Proが発表された。魅力的な新製品に心躍ったが価格は高めに感じた。この新製品発表の裏では既存のMac製品について価格改定が行われ、大幅値上げされている。

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これはAppleが暴利を食んでいるわけではなく、昨今の円安を反映した価格改定であり、為替レートの問題である。

ふと気になったので、私がいま使っている最小構成のMac mini (M1, 2020)はいくらになったのか調べてみた。なんとApple Storeでは92,800円(税込)になっていた。値上げ前は、79,800円(税込)だった。

半年ほど前にAppleから「認定整備済製品」で購入したときは、およそ68,000円(税込)だったのに……。あまりに高くなっていて驚いた。

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一般にデジタルデバイスは、発売日から時間が経てば価格が下がっていくのだが、2020年発売のモデルがこれほど値上がりしているのは異常である。我ながら買い替えのタイミングがよかったと思うと同時に、これからどうなるのだろうと心配になる。

恒例のスケジュールならば9月にiPhoneの新製品発表がある。いまの円安が解消されないとiPhoneも大幅に値上がりするのはまちがいない。買い替えを考えている人は、いまのうちに適当な現行モデルを購入しておくのがいいかもしれない。

それにしても円安はおそろしい。明らかに「悪い円高」である。スーパーなどでも値上がりが続いているが、さすがにMacのような高額商品では値上がりが一目瞭然である。

これは金融政策を含めた政権与党の失政の結果であり、「岸田ショック」と言ってもよい。円安によりGDPなどのマクロの経済指標は改善するだろうが、いまのように国民への分配が十分なされないようでは生活が苦しくなるばかりである。