退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

電子書籍サイト「ebookjapan」でコミック「強殖装甲ガイバー」を読み終わりました

高屋良樹によるSFマンガ「強殖装甲ガイバー」の既刊分(32巻)を読み終わった。電子書籍サイト「ebookjapan」のチケット制で無料で読むことができたが、その分だけ時間がかかった。

この「強殖装甲ガイバー」は、1985年に雑誌「月刊少年キャプテン」で連載開始されたが、筆者が遅筆のためいまだに完結していない。単行本の最新刊第32巻が発売されたのは、2016年2月である。少年期に読み始めた初期の読者もすでに初老を迎えている。

メモ代わりに既刊分のラストを書いておく。未読のひとはスキップしてほしい。

ガイバーIIIこと巻島顎人はグリセルダらともに、カラコルムにあるクロノスの拠点を襲撃する。そこに居合わせたふたりのゾアロード(クルメグニクとジャービル)と戦闘になる。ゾアロードたちは獣神変して、ふたりは合体して「魔神」とよばれる巨体と、ガイバーIIIの「巨神殖装」であるギガンティックXD ダークネスが登場する。戦闘のさなか、ギガンティックXD ダークネスは右手で球状となったクルメグニクをむんずと掴むのだった……。

既刊はこれがすべてである。戦いの途中でぷっつりと切れていて続きを読めない。電子書籍サイト「ebookjapan」で配信している作品には、最初は無料で読ませておいて、途中から課金するパターンも多い。しかしさすがに途中で無残に途切れている本作品には課金できなかったのだろう。

ガイバーは大好きなマンガであるが、このまま未完で終わるのはすでに覚悟している。きちんと連載を終わらせるのはプロの漫画家の責任だと思うが、現実は未完で終わる漫画作品は少なくない。

未完で終わった、あるいは終わりそうな私の好きな漫画作品をいずれまとめてみたい。